駅の伝言板

私が高校生のころは、スマホどころか携帯電話もなかった時代でしたが、駅で待ち合わせをする人のために伝言板が設置されていました。
便利なのですが、高校生だと伝言板を使うのは恥ずかしいという気持ちが先行してしまい、実際使ったことは無かったです。
でも伝言板を見ると、毎日何かしら書かれていて、使用している人も多かったですね。

伝言板は黒板とチョークというポピュラーなアイテムとして、各駅に設置されていて、駅単位で管理していたため、一定の時間が過ぎると駅員によって消去されています。
伝言板の歴史は古く、1904年(明治37年)に東海道線新橋駅を始めとする8駅に告知板という名称で設置されました。
伝言板という名称を始めて使ったのは東武鉄道で、1906年(明治39年)に設置されています。
そして戦後は国鉄でも伝言板という名称が使用されるようになっていきました。
伝言板の歴史は意外に古かったですが、1996年に携帯電話の普及やいたずら書きの多発をを理由に、撤去する駅が相次いでいったのです。

個人的に使ったことはありませんでしたが、撤去は寂しいですね。
伝言板の消滅は、1990年代の爆発的な携帯普及を示すエピソードです。
確かに(笑)レアな姓ならともかく、野口がいっぱいいる可能性は大いにありますね。
とにかく待つ

スマホの無い時代の待ち合わせとしては、とにかく待つ!これに尽きました。
何時にどこどこでと細かく打ち合わせをして、とにかく遅れないで待ち合わせ場所に行く…これしかありませんでしたね。
とはいえ当日になって体調不良や寝坊など、何かしらトラブルに見舞われることも少なくありません。
家を出る前であれば、家の電話にかけて伝えることも出来ますが、既に家を出てる場合には誰にも手の打ちようがありません。
そこで来るかもしれない、来ないかもしれない相手を来ると信じて何時間も待った想い出がある方も少なくないと思います。
便利ではありませんが、今よりもゆったりとした時間が流れていました。
そして遅刻した人を許す、懐の広さや寛容さもあり、古き良き?時代だったのかもしれません。
ポケベル

1990年代に入ると、携帯電話はボチボチと使用されるようになって行きますが、まだまだ高価で特定のお金持ちしか持っていなかった頃、先にポケベルが普及しました。
最初はただ、発信者が携帯者をベルで呼び出しをするだけの機能でしたが、数字を打ち込める機能が不随するようになっていきます。
「14106」=「アイシテル(愛してる)」など数字の語呂合わせで簡単なメッセージを送り合えるようになり、短文で急用を告げることも出来るようになりました。
ポケベルは待ち合わせの連絡にも、随分貢献しましたね。
携帯電話の普及によって、ポケベルは衰退していき2019年9月に一般向けのサービスが終了しています。
ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」で使用されたことでも有名ですが、全てが懐かしいです。
誰かの家に集合
外で待ち合わせすると、会えるかどうかわからず「どうぶつの森」みたいになってしまうため、誰かの家で待ち合わせをしたという人も多かったです。
誰かの家ならば待っている間にトイレにもなど自宅に電話することで連絡も取れますので、確かに良い方法ですね。
まとめ
今回は「今では考えられない!スマホの無い時代の待ち合わせ方法は?」についてご紹介しました。」
不便な時代でしたが、全てが懐かしくそんな寛容な時代も良かったと思いますね。
今後待ち合わせの方法もどう変わっていくのか、楽しみにしていきたいです!