【1980年洋楽】ついにノーランズ登場!「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1980年洋楽】ついにノーランズ登場!「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1980年の日本" にフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1980年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1980年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。(本年は、6曲ランクインしているため、全曲トップ100からの選出です。)



ついに、日本で爆発的な人気を誇ったノーランズが登場します。

ダンシング・シスター / ノーランズ

『ダンシング・シスター』は、原題は『I'm In The Mood For Dancing』で、まだグループ名がノーラン・シスターズだった頃にリリースされた楽曲です。グループは、1980年の初めにノーランズに改名されました。



ノーランズは、アイルランド出身の姉妹グループで、本国以上に日本で人気になったのが大きな特徴です。本曲は、本国では最高位2位、イギリスでは3位でしたが、日本ではなんとオリコンシングルチャートでナンバーワンを獲得しました。年間チャートでも27位にランクインしています。



本曲のヒットを皮切りに、日本ではノーランズ旋風が巻き起こります。1980年秋には初来日を果たし、「夜のヒットスタジオ」、「8時だョ!全員集合」、「レッツ・ゴー・ヤング」など日本の人気番組に多数出演しました。



「パーティーを抜けて星が舞い降りる海辺〜♪」で始まる日本語版もあり、後年、Winkがカバーしています。

コール・ミー / ブロンディ

ブロンディ『コール・ミー』は、世界10カ国以上でトップ10ヒット入りした世界的大ヒット曲です。特に本国アメリカでは6週連続ナンバーワン1980年の年間1位に輝いています。リチャード・ギア主演の映画『アメリカン・ジゴロ』の主題歌で、日本のオリコンシングルチャートでも最高位12位、年間57位と大ヒットしました。その後は、『夢みるNo.1』『ラプチュアー』も全米ナンバーワンを獲得し、ブロンディ大躍進の一年となりました。



リードボーカルのデビー・ハリー(またはデボラ・ハリー)は、後にソロとしても活躍しています。

ギミー・ギミー・ギミー / ABBA

世界的なディスコブームに乗って、日本でも大ブレイクしたABBA。この年、日本で最もヒットした曲が本曲『ギミー・ギミー・ギミー』です。アメリカではリリースされなかったものの、ヨーロッパ各国でヒットし、全英3位、日本のオリコンシングルチャートでも最高位17位、年間66位を記録しました。



後年、多くのアーティストによってカバーされましたが、最も有名なのは、2018年のシェールのカバーでしょう。彼女は本曲だけでなく、ABBAの複数曲をカバーしたアルバム『ダンシング・クイーン』をリリースしています。

ユー・アー・ラヴ / ジャニス・イアン

ジャニス・イアンといえば、1976年のシングル『ラブ・イズ・ブラインド』がTBSドラマ『グッドバイ・ママ』の主題歌として、1977年のシングル『ウィル・ユー・ダンス』がTBSドラマ『岸辺のアルバム』の主題歌として有名で、この時期、日本ではすでにおなじみのアーティストでした。



そして、1980年にリリースしたのが、草刈正雄主演の角川映画『復活の日』の主題歌『ユー・アー・ラヴ』です。オリコンシングルチャートでは年間67位を記録しています。



その後、活動休止期間はあったものの、中島みゆきコンピレーション・アルバム『中島みゆきトリビュート Yourself...Myself』への参加や、アンジェラ・アキとの交流など、現在でも日本にゆかりのあるアーティストです。

夢のカリフォルニア / ママス&パパス

『夢のカリフォルニア』は言わずと知れた、ママス&パパス1966年のヒット曲(全米4位、年間10位)ですが、なぜ1980年のヒットチャートに登場したのでしょうか。実は、日本ではこの年、コダック・カラーフィルムのCMで本曲が起用され、"青春のフォトグラフィ。" というキャッチコピーと共にお茶の間に流れました。14年前の曲ながらCMソングとして話題を呼び、オリコンシングルチャートでは年間76位を記録。日本では、初回リリースの1966年以上にヒットしました。



因みに、コダックの同じCMで同年、モンキーズの『デイドリーム・ビリーバー』も起用されています。

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