アメリカンクラッカー(カチカチボール)

よく駅前で実演販売していたのを憶えています
20cmくらいの紐の先に直径3~4cm程のプラスチック製のボールが2個付いています。
遊び方は紐の中心にあるリングを親指と人差し指でつまみ、上下に動かすことでボールどうしがぶつかりあい、ボールが「カチカチ」と音を立てるというもの。
指の動かし方にコツがあり、初心者では連続して音を立て続けることが難しいのです。
上級者になるとボールを上下に高速で動かして綺麗な輪を作り、連続音を作ることが出来ました。

手首を縦に振り、クラッカー(ボール)を上下で当てる
1971年、わずか一か月だけ大流行したそうです
71年当時の大流行は知りませんでしたが、80年代まで駅前などでは実演販売していました。
友人のアメリカンクラッカーで一生懸命練習したのですが、3~4回鳴らしただけで手の甲めがけて硬い玉が落ちて来るので凄く痛かったですね・・・
玉を結んだ紐がほどけてしまい、玉があらぬ方向に飛んで行って、ヒヤリとする事数知れず。
結局、トラブルが多い玩具という事でブームは長続きしなかったのかもしれませんね。
アメリカンクラッカーの進化形

カチカチクラッカー

ラッシュラップボール
アメリカンクラッカーのブームはあっという間に過ぎて行き、結局、上手になれないまま終わってしまいました。
玉を上下で激しく打ち合うだけの遊びですができるとかっこよく見えたものです。また今流行ったら。今の子供達は痛さに耐えて夢中になってくれるのでしょうか?
昭和玩具史・懐かしい昭和のおもちゃの歴史(1950年代半ばから80年代前半) - Middle Edge(ミドルエッジ)