生産台数1台?名車・珍車な日本の限定車たち

生産台数1台?名車・珍車な日本の限定車たち

限定モデル発売というニュースが飛び交うと、ついチェックしたくなるクルマ好きの方も多いのではないでしょうか。


その多くは夢の存在であったり、欲しいと思った瞬間に売り切れてしまうモデルもあります。今回はそんなレアな限定車たちをあつめてみました。

NSX-R GT

実はコレ,GT選手権のホモロゲ用に,ボディ拡張パーツを組み込んだNSX-Rなんですね。つまり,外観にゴテゴテ付いてはいますが,基本的に中身は変わらないと言うことです。

付いているパーツは,いずれもGT選手権で必要な物。ボディサイズを拡大して,より効果の大きな空力パーツをレース車両で可能にする前後バンパー。大型のエアスクープと,リヤディヒューザー。

5台限定。価格は5,000万円!

NSX−R GT

NISMO 400R

400R。それはスカイラインGT-Rをベースにモータースポーツ専門会社であるNISMOがレース経験・スポーツオプション開発経験をフルに注ぎ込んでGT-Rファンに捧げる回答である。

GT-Rの前には常にレースがあった。
レースに勝つために企画され、多くのレースで勝利を成し遂げ、更に進化して街にもどってきた数少ない名車である。
そのサラブレッドの血統にNISMOによる多くの調教をへて、今、世に問う時がきた。この調教には、2,800ccの心臓、NISMOらしさをセットアップしたサスペンション、ツインプレートクラッチ、カーボンプロペラシャフトで固めたパワートレイン、強力なブレーキ、18インチ10Jのがっちりした蹄とも言えるホイール、暗闇を突き通す強烈なH.I.Dライティングシステム等、数多くのアイテムとノウハウを投入。
「意のままに操る楽しさ」のコンセプトを充分体感できる、自信ある出来映えとした。加えて400Rには所有する誇り、駆る喜びを感じられる数多くの味付けを施した。じっくりと堪能して欲しい。

特別なGT-Rとして、当時注目を集めました。

NISMO R34GT-R Z-tune

1989年のR32型の登場以来、R33型、R34型にわたって約15年間のレースシーンで数々の勝利を重ねてきた2ndジェネレーションの「スカイラインGT-R」。RB26DETTエンジンとアテーサE-TSを組み合わせたその先進的なメカニズムは常にその時代をリードし、幾多もの勝利を手中に収めたくさんのGT-Rファンを魅了し続けました。
その2ndジェネレーションスカイラインGT-Rの完成形というべきR34型をベースに「Gr-A」、「N1」、「GT500」、「Nur仕様」等のレース車両を開発し、さらに自らもレース参加活動を続けてきたニスモが、15年にわたって蓄積した技術とノウハウを余すことなく投入。「世界最強のロードゴーイングカー」、そして「TOP OF THE GT-R」をキーワードに造り上げたコンプリートカーが「NISMO R34GT-R Z-tune」です。
「NISMO R34GT-R Z-tune」は、2000年にその基本コンセプトを決定。プロトタイプ車を用いての開発・テスト、そして各パーツの実戦投入・改良が続けられ、ニスモが創立20周年を迎えた今年、いよいよ20名の限られたお客様に届けられます。

第二世代GT-Rの集大成といえるモデルかもしれません。

M2 1001

子供の頃に、糸巻きに輪ゴムを通して戦車を作って遊んだ方もいらっしゃると思いますが、我々人間というのは、なにか自分のつくったものが動いた瞬間に、思いのほか、心がときめいたりするものです。
M2は、こうしたモノ作りの原点に立ち返って、人の心をうつ、心のときめくものを、この成熟、飽食の時代に提案してゆきたいと考えて居ります。

M2から最初に発表する1001は、「走るときめき」の提案です。飾らない風貌に潜在能力を感じ、わずか数メートル転がした瞬間に、別物であることがご理解いただけるものと思います。このM2 1001を御すためには、いささかの鍛えも必要かと思いますが、これもスポーツカーオーナーだけの悦楽であろうと考えて居ります。 

長期間にわたり入念に開発しましたM2 1001で、たとえほんの少しでも「走るときめき」を堪能していただければ幸甚に存じます。

当時300台限定生産の枠に注文が殺到。抽選でオーナーが決められました。

M2 1028

M2から提案する、その上の進化。オープン2シーターの解き放たれた世界と、クローズドクーペの緊張の世界を併せ持ち、その上で自分だけのクルマに創りあげる素材としての潜在能力。

ドライビングを愛するドライバーにとって、ひとつの理想といえる生活を提案したものである。
日常は意のままの俊敏ば挙動を楽しみ、そして休日は、仲間との走り、サンデーレースに興じる。

まさに、楽しみはここから。M2 1028とともにすごす一瞬一瞬が歓びに満ちた時間であることを願わずにいられない。

M2 1001とはまた違ったアプローチで造り上げられた、M2発の限定モデルです。

M2 1028のページ

ソアラ エアロキャビン

初代と2代目ソアラは、サイドウインドウとリヤクォーターウインドウの下辺の長さの比率を6:4としています。さらにA、B、Cピラーを上に延長していくと一点に交わるように角度を決めているのです。実はこの黄金比がソアラのアイデンティティを決定づけていて、ボディ同色のピラーがこの黄金比が強調するデザインとなっていました。これがソアラの哲学というわけです。

エアロキャビンはルーフ格納スペースを設けた関係でリヤクォーターウインドウが小さくなってしまったため、6:4の比率関係は崩れてしまいました。しかしCピラーの傾斜角度を立てて、各ピラーの延長線が一点に交わるスタイルは維持していました。たぶんピラーが残るデザインとしたのは、このソアラが持つアイデンティティをキープしたかったのではないのかなと思います。

マニアな視点で見ると、ノーマルのソアラとは異なるルールラインであることに気づきます。

MR-Sカセルタ

2000年に開催されてオートサロンにて出展されたMR-Sカセルタ。

モデリスタ企画、モディーによるデザインによって販売された150台限定車です。コンプリート価格ですが350万円以上となり全国のネッツトヨタ店にて販売が行われました。車両は100台を超える事なく生産は中止

街中でも滅多に見掛けない限定車です。今後、貴重な1台となりそうです。

コロナ スーパールーミー

ストレッチリムジンとなる「スーパールーミー」を設定。通常モデルより210mmホイールベース&全長を伸ばし、5ナンバー枠にいっぱいのサイズ。後席を重視した特別なモデルとなる。コロナの累計生産台数1,000万台を記念して500台の限定販売。

コロナの限定モデルとして、トヨタから本当に発売されたリムジンです。

トヨタ クラシック

今や世界一の自動車メーカーとなったトヨタの創業は1936年。創業と同時に初めて生産されたのが「トヨダAA型」だった。

それから60年。今からおよそ10年前の1996年、創業60周年を迎えたトヨタは、生産第1号車「トヨダAA型」をモチーフに、スペシャルモデルを造る事を発表した。その名は『トヨタ クラシック』。
製作は、トヨタの特装車を担当するトヨタテクノクラフト社。その社内でも、特に熟練の職人の手によるハンドメイドで造られたという。現代の車種をベースにしながらも、熟練工の技とデザインの巧みさで、トヨダAA型の「ストリームライン」と呼ばれるクラシカルなスタイルを蘇らせたものだった。そのためか、当時の販売価格は実に800万円にもなったという。

ベース車両となったクルマは、なんとハイラックスサーフ!

MUJI Car 1000

ムジ・カー 1000」は、簡素で実用的なデザイン、無駄のない機能的な仕様・装備をもつ生活者(ユーザー)にとって便利なベーシックカーいうコンセプトのもと開発したオリジナルカーであり、環境への優しさと高い安全性も合わせもっている。
今回の共同開発は、次の点から行うこととなった。
良品計画グループは、無印良品のコンセプトに基づくポータル&コミュニティーサイト※(muji.net)を利用して、生活者(ユーザー)の視点から無印良品ブランドのコンセプト(素材を活かし無駄を省いた生活者視点の商品)を具現化する商品を生活者から募る活動を行っている。この中のカーライフの分野において、日産自動車のマーチを支持する意見が多数あったためである。

※ ポータル&コミュニティーサイト:「無印良品」のコンセプトに基づき、ユーザーや提携パートナーと共に開発・創造する、店舗だけでは表現できない生活空間の提案サイト

日産自動車にとって今回の共同開発は、機能性重視の無印良品ユーザーが持つ多数のアイデアや情報をクルマの商品開発に活かす活動を通して、マーケティング力を高めるメリットがある。具体的に「ムジ・カー 1000」では、セカンドシート素材だけをビニール表皮として価格を抑えるといった実用性重視のアイデアを採用している。また、インターネットを利用した情報収集や販売のノウハウ蓄積にも寄与するものである。
一方、良品計画グループにとっては、同社の強みとする衣服・雑貨・生活雑貨・食品などに加えてクルマの分野にも無印良品ブランドを設定することで、商品のラインナップ充実を図るメリットがある。また、MUJI.netにて寄せられた生活者のご意見を具体的に商品化することを通して、生活者との更なるコミュニケーション強化を図ることができる。

「マーチ」をベースとしたオリジナルカー「ムジ・カー1000」

オーテックザガート ステルビオ

1986年、様々なスペシャリティーカーの製造・販売を目的とする日産の子会社「オーテック・ジャパン」が設立され、その翌年、イタリアの名門カロッツェリア「ザガート」と高級スポーツカーの開発と限定生産に関する契約を結び、ステルビオが誕生しました。

ベースとなっているのは日産 レパード(F31型)の最上級グレード。オーテック・ジャパンが大幅なフレーム補強と改修、および足回りとエンジンのチューニングをしました。ベース(ボディパネルを持たず“骨格”のまま)が完成した後、イタリア・ミラノ郊外のザガート工房で内外装を仕上げたんです。ボディは職人によるアルミ合金叩き出しで、金型プレスでは表現できない丸みを帯びたサイドのエッジが特徴です。

実は、あぶない刑事で使用されていたF31型レパードがベース車両となっています。

【オンリーワンを探せ】新車時価格約1900万円のオーテックザガート ステルビオを発見:旬ネタ|日刊カーセンサー

ザガート・ガビア

先に車両発売されたオーテックザガート・ステルビオと同じくベースモデルとなったのはF31レパードとなります。

次にステルビオが1989年に発表されたのに対して、ガビアは1991年に発表された車両モデルとなります。ステルビオと比べてガビアはボディサイドのフォルム形状の変更。フェンダー内臓ミラーの廃止。ボンネットデザイン変更などによりステルビオと比べて落ち着いた雰囲気を感じます。

オーテック・ザガート・ステルピオの姉妹車。こちらもF31型レパードがベースとなっています。

ステルビオ姉妹車!?限定30台!F31レパードベース!希少車両ザガート・ガビア

ハリアーザガート

2006年、ここに新たなる作品が誕生した。都市とフィールドを結ぶ独創のプレミアムSUV「ハリアー」と「ザガート」の出会いから生まれた「八リアーザガート」である。ザガートを刺激する、すべてが高次元な「ハリアー」のパフォーマンスが、本物の価値を知る大人にふさわしい深みのあるボディを完成させた。

”逞しさ”と”優美さ”。ザガートの血筋に流れる誇りとクリエイティビティが、トヨタの先進技術と見事なコラボレートを果たした「ハリアーザガート」。
この走りは、自分だけのスタイルを求める人にこそ味わって欲しい。ART OF DESIRE その作品は、感性を、欲望を限りなく刺激する

こんなレアな限定車があったことをご存知でしょうか?

HARRIER ZAGATO 0609-0703

伊東美咲プロデュース Cozy“ピンクのデミオ”

●伊東美咲プロデュース Cozy“ピンクのデミオ”特注車 1台(1.3リッター、AT/フレンドパッケージB装着車両/キャンバストップ無し)

●Casual-Stylish 1台(1.3リッターエンジン搭載車)

生産台数1台のみ。いまも現存するのでしょうか?

すべての限定車をご紹介するにはとてもスペースが足りませんが、こうして集めるだけでもさまざまなモデルが誕生していたことに気づかされます。

現在、市販されているモデルのなかから、さまざまな限定モデルが発売されることと思いますが、メーカー側も冒険を避ける傾向にあるようです。いわゆる「珍車」の誕生は難しいかもしれませんね。

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