青木 海(あおき うみ)
ルリの母親。働きながらひとりでルリを育てている。大阪弁を使う。ルリにツノが生えたときには驚かなかったが、そのあと父親であるドラゴンに会うために山奥に行っていた。ルリがクラスに馴染むよう、裏では様々な努力をしていた。
ルリの父親
ドラゴン。山奥に住んでいる。娘ルリの成長を喜ぶなど、人間らしい心を持っている。
萩原 裕香(はぎわら ゆか)
作中では「ユカ」と呼ばれている。ルリのクラスメイト。人との交流が苦手でクラスメイトの名前も覚えていないルリに、もっと話した方がいいと言う。ルリがクラスメイトの男の子たちにツノを触らせているのを注意したり、面倒を見ている。
神代(かしろ)
ルリのクラスメイト。ルリの右隣りの席。ツインテールで黒髪の一部を染めている。成績は優秀。ルリは「陽キャ」だと苦手意識をもっていたが、学校を休んでいたために授業がわからなくなっていたルリに勉強を教える。神代もまたルリに苦手意識をもっていたのだが、「苦手なままなの嫌なんだよね」と言い友人になった。
吉岡(よしおか)
ルリのクラスメイト。ルリの前の席に座っている。ルリが授業中に火を吐いてしまったとき、後頭部の髪が焼けてしまった。しかし火傷はせず、ルリの謝罪を受け入れた。
担任の先生
1年3組の担任を務める男性教師。「ゆるい」のでルリからは「めっちゃやる気ないだけらしい」と思われていたが、ルリがドラゴンとの混血だということも前から聞かされており、気にかけていた。ルリが再び学校に通うようになった時、「まあ普通の人間社会でもよくあることです。普通とは違う特性を持った人がいることなんて」とクラスメイトたちに言い、「火吐いたくらい気にすることないよ」とルリを気遣った。
マンガ「ルリドラゴン」の見どころ
日常、しかもたいていは女子高生たちの日常をゆるく描いている漫画のジャンルを「日常系」と呼びます。
「ゆるく描く」のが基本ですから、特別なストーリーは存在しません。ただ毎日起こる普通のことを、面白いキャラクターたちのやり取りで読ませるという形式です。
一方、週刊少年ジャンプの漫画はストーリーが重要です。仲間と協力し敵と戦うというのがよくあるパターンです。
そしてこの『ルリドラゴン』は、ついにあの週刊少年ジャンプにも「日常系」が掲載された!という意味で画期的なのです。漫画史的にもかなり重要です。
ここで描かれるのは「人とドラゴンの混血」だけど、あくまでも女子高生の日常の話。これで襲ってくる敵と戦うわけでもありません。あくまでも日常を描いているのです。
では「人とドラゴンの混血」という設定がどう生きているかというと、これは男性教師の言葉に現れています。「まあ普通の人間社会でもよくあることです。普通とは違う特性を持った人がいることなんて」。
この人間社会にはいろんな人がいます。その特性との共存を描いていることもまた、本作は画期的なのです。
全体のテイストはゆるーく、かつユーモアにあふれています。登場人物もみなごく普通の高校生として描かれています。
新しい時代のジャンプ漫画、そして新しい「日常系」の形として、要注目の作品です!
もちろんAmazonでも「ルリドラゴン」コミックを全巻大人買いが出来ます!
電子書籍もいいけど、紙のコミック派の方は、是非Amazonからのご購入をオススメします!Amazonなら配送サービスもあり、早ければ次の日にはお手元に届くことも!コミックで「ルリドラゴン」を全巻読みたい方はAmazonをチェックしてみては??