第一位は1963年12月31日

紅白歌合戦の視聴率歴代1位は、1963年(昭和38年)の第14回大会でした。
最高視聴率は驚異の81.4%です。
8人に1人が観ていたことになるのですから、どれだけ注目度が高かったのかわかりますね。
この第14回大会は、NHKに全編の映像が残っている最古の回になります。
出演者は誰だったのか気になりますよね。
紅組の大トリは美空ひばりさんで、曲は哀愁出船でした。
対する白組大トリは、三波春夫さんで曲は佐渡の恋唄です。
なんと豪華な大トリ…
他の出演者も恋のバカンスを歌唱したザ・ピーナッツさんや、見上げてごらん夜の星をの坂本九さんなど、今では考えられないほどのスーパースター揃い踏みでした。
いまは亡き坂本九さんや美空ひばりさんの歌声が心に響きますね。
1963年の大晦日は、多くの国民が聞き惚れたことでしょう。
第二位は1972年12月31日

第二位は隣のまりちゃんこと、天地真理さんが初出場した1972年の第23回大会でした。
最高視聴率は80.6%で、1位と同じく80%を超えています。
紅組の大トリは美空ひばりさんで、ある女の誌を歌唱しました。
白組の大トリは北島三郎さんで、冬の宿を歌唱しています。
初出場組は、天地真理さんの他、沢田研二さんや野口五郎さんなど今では大御所の、錚々たるメンバーでした。
さすがはジュリー…
表情や声など、とにかくセクシーで初出場とは思えません。
美空ひばりさんの大トリはテッパンですし、1972年もとにかく豪華なメンバーでしたね。
第三位は1962年の12月31日

第三位は、視聴率の記録が残った最初の年である1962年の第13回大会で80.4%でした。
紅組大トリは、われらがお千代さん!島倉千代子さんでさよならとさよならを歌唱しています。
白組大トリは三橋美智也さんで星屑の街を歌唱しました。
なんと村田英雄さんが王将で2回目の出場を果たしています。
村田英雄さんが若手として王将を歌っている姿、見てみたかったですよね。
若き日の村田英雄さんですが、すでに風格がありますよね。
また初出場組も可愛いベイビーの中尾ミエさんや、寒い朝の吉永小百合さんなどフレッシュな顔ぶれが揃っています。
今では女優のイメージの強い吉永小百合さんの歌声も貴重です。
吉永小百合さん…神々しいほど美しさですね。
第四位は1965年12月31日

第四位は1965年12月31日の第16回大会で78.1%です。
この年の紅組大トリは、美空ひばりさんの柔でした。
対する白組大トリは、橋幸夫さんのあの娘と僕です。
やはり美空ひばりは強いですね。
この年は倍賞千恵子さんは、さよならはダンスの後にで出場していました。
この曲は亡き母が嫁入り道具として持ってきたレコードの1つで、私にとっては思い入れのある名曲です。
フジテレビの昼ドラ「ラストダンス」の主題歌にも使用されていました。
初出場組も都はるみさんの涙の連絡船や、井沢八郎さんの北海の満月など豪華なメンバーです。
ちなみに井沢八郎さんの娘さんは、女優の工藤夕貴さんですね。
1980年代に「お湯をかける少女」のCMでの美少女ぶりが話題になりました。
同率第四位は1971年12月31日

同率での第4位は1971年12月31日の第22回大会で78.1%です。
80%はキリましたが、それでもかなり高い数字ですよね。
テレビ離れしている昨今では考えられず、2度とみられない数字でしょう。
この年の紅組の大トリは美空ひばりさんで、この道を行くを歌唱しました。
一方白組の大トリは森進一さんで、おふくろさんを歌唱しています。
それにしても美空ひばりさんの大トリ率がめちゃめちゃ高いですね。
白組は色々な人が務めていますが、紅組は美空ひばりさんが圧倒的に強かったことがわかります。
初出場組も南沙織さんの17才や小柳ルミ子さんの私の城下町など、このころになるとアイドル系も増えてきました。
圧倒的に演歌が強かった1960年代から、アイドルが増えてきた1970年代。
時代の移り変わりで、出演者の層も変わっていきますね。
まとめ
今回は「【紅白歌合戦】国民的な人気番組だった紅白歌合戦の視聴率歴代ランキング」についてご紹介しました。
驚異の80%超えをしていた時代もあった紅白歌合戦。
テレビ離れや価値観の多様化で、紅白歌合戦も様変わりしてきましたが、今でも注目を集める番組であることは変わりません。
今年は誰が出場するのでしょうか?今から楽しみですね!