牧瀬先生
純多の中学時代の保健室の先生。結晶のようにフェロモンが見える純多には、透明に輝いていて、刺激が少なく体調を崩しにく上、結晶の色から本当に信頼できる数少ない存在。5年後、男に襲われている純多から助けを求められ、偶然再会する。
マンガ「ルビーレッドを噛み砕く」の見どころ
純多の特異体質からはじまる牧瀬との恋の行方に注目です。
人のフェロモンが結晶のように見えるという特殊な体質を持つ純多は、透明な結晶をまとう、つまり純度が高く信頼できる人物である牧瀬先生に恋をします。始まりはとてもピュア。その後再会したところからは深い恋愛に変化していき、純多も変わり、牧瀬の結晶も変わっていく、そのプロセスも興味深い。
この作品の冒頭には、BL作品で大きく作用する「オメガバース」という概念が説明されていて、この作品では、その概念が大きく関わります。本作では、性別が細分化すると6種類に分かれたり、男性だけど妊娠できたり、特に人に襲われやすい性別があるなど、他の作品にはない独自の世界観を形成していて、より楽しめるのではないかと思います。オメガバースという特異な性を持つ純多と牧瀬先生との関係はどうなっていくのか、今後の展開に乞うご期待です。
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