井上あずみのプロフィール

まずは井上あずみさんのプロフィールからご紹介します。
生年月日:1965年2月10日
出身地:石川県金沢市
歌手としての経歴:14歳の時に「君こそスターだ!」に出演しますが、最終的に不合格となってしまいます。
その後に再度出演しますが、こちらも不合格。
そして「スター誕生!」にも出演し、こちらは決戦大会まで残りますが不合格となってしまいました。
それでも歌手になる夢は捨てずに高校では演劇部として活躍し、卒業後の1983年にとうとうアイドル歌手「井上杏美」としてデビューします。
事務所も力を入れて宣伝しましたが、売り上げは振るいませんでした。
井上あずみさんがデビューした1983年は、アイドルが不作と呼ばれた年だったのです。
前年の1982年デビューのアイドルは「花の82年組」と呼ばれ、中森明菜さんや小泉今日子さんなどビッグスターを輩出しました。
そちらに注目が集まったせいか、1983年デビュー組は全体的に地味な印象になってしまったのです。
そして井上あずみさんは、2年後には事務所との契約も切れてイベントの司会や2時間ドラマの脇役で出演するなど、歌手の仕事は激減してしまいました。

そんな井上あずみさんに転機が訪れます。
知人の紹介で映画「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマ「君をのせて」のオーディションを受けることになりました。
見事合格した井上あずみさんは、一躍知名度が全国的に上がったのです。
天空の城ラピュタは今でも毎年テレビで放送されるほどの人気作品となりました。
まだ幼いシータとバズーの純愛が良いですよね。
そんな2人にピッタリな名曲「君をのせて」は、井上あずみさんの声と歌唱力がなければこれほどのロングヒットにならなかったかもしれません。
1988年のジブリ映画「となりのトトロ」でも、主題歌の「となりのトトロ」とエンディングテーマの「さんぽ」を担当しています。
その後井上あずみさんは、1989年のジブリ映画「魔女の宅急便」ではメージソング「めぐる季節」「魔法のぬくもり」の2曲を歌唱します。
魔女の宅急便は松任谷由実さんの「ルージュの伝言」などの楽曲が使われていましたが、井上あずみさんも歌で貢献していました。
ジブリ作品への出演で全国的に知名度が上がりましたが、それでも歌手一本で暮らしていくのは難しく…アルバイトをしながら歌手活動を続けていました。
1993年に子供向けのファミリーコンサートである「井上あずみのファミリーコンサート」を開始し、ようやく歌手業に専念できるようになったのです。
ようやく子供の頃から大好きだった歌に専念できるようになり、2003年には「NHKみんなのうた」8月・9月の歌「しあわせのうた〜風とおさんぽ〜」を担当します。
2007年4月からは「NHKみんなのうた」のタイトルコールを担当し主題歌「フラカッパー」を含むアルバムやDVDを発売しました。
井上あずみの現在

プライベートでは1999年に当時ミュージシャンだった今尾公祐さんと結婚し、2004年に第一子となる長女をもうけています。
[歌手 井上あずみさん]39歳で授かった一人娘は白血病を発症…病を乗り越え、共にステージへ(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
39歳で出産した長女(芸名ゆーゆ)さんは、3歳で白血病の診断を受けて闘病生活が始まります。
「将来はママみたいな歌手になりたい」という夢を持っていたゆーゆさん。
7歳で「NHKみんなのうた」の「6さいのばらーど」で歌手デビューします。
そして3年連続で3曲発売したあと、中学生の時にはユニット「マグロニカン」で活動を始めました。
お寿司のマグロが好きで、二人組だったから「マグロ二カン」だったそうなのですが、メンバーが増えてもこのユニット名を使っているそうです。
親子でユニット、とても素敵ですね。
愛情が伝わってくる温かい曲です。
3歳から闘病を続けながら、ひたむきに音楽に取り組むゆーゆさん。
そして支える井上あずみさん。
これからもずっと、応援していきたいですね。
まとめ
今回は「天空の城ラピュタなどジブリのテーマ曲を担当した井上あずみさんの活躍と現在」についてご紹介しました。
「君をのせて」は何度聴いても、毎回ジーンとくるような名曲です。
そんな歌を聴かせ続けてくれる井上あずみさん。
これからの活躍にも期待したいです!