恋の罪の登場人物
映画「恋の罪」の出演者からご紹介します。
吉田和子役の水野美紀

まずは「恋の罪」の吉田和子を演じた水野美紀さんからご紹介します。
役名:吉田和子(よしだかずこ)
年齢:38歳
職業:刑事
水野美紀さんが演じた吉田和子は、仕事の出来る女刑事で尚且つ、家庭もあり夫と子供にも恵まれています。
女性として理想の生き方をしているように見えますが、実は夫の後輩と不倫関係にありました。
平素は凛とした和子ですが、不倫相手から奴隷のようなサディスティックな調教を受けているという、昼と夜で別の顔を持つ女性です。
映画の冒頭から、不倫相手からバックから責められた後、携帯を取りにいくところでヘアを含むフルヌードを披露しました。
捜査の過程でエリートでありながら娼婦の顔も持つ尾沢美津子やベストセラー作家の夫に奴隷のように従う菊池いずみに出会い、惹かれていきます。
映画の最後では、和子も夜の仕事に堕ちていくことが示唆されていました。
水野美紀のプロフィール

水野美紀のプロフィール
生年月日:1974年6月28日
出身地:香川県高松市
身長:168センチ
1997年のドラマ「踊る大捜査線」でブレイクし、翌年の映画「踊る大捜査線THE_MOVIE」2001年の「女子アナ。」に主演するなど、1990年代後半から2000年代にかけて女優として大活躍しています。
プライベートでは俳優兼イラストレーターの唐橋充と2016年に結婚し、同年12月に子供も産まれました。
尾沢美津子役の富樫真
被害者がモデルと思われる尾沢美津子役を演じたのは富樫真さんでした。
役名:尾沢美津子
年齢:38歳
職業:大学助教授
大学の助教授という立派な職業を持ち、お金に困っている訳ではないのに夜は娼婦の顔を持つミステリアスで妖艶な女性です。
助教授というステータスを持ちながらなぜ売春をしているのか?
映画の核となる部分ですが母親を憎悪してして、反発心から売春を始めたようです。
父親を男として愛していたと告白しているので、母親とは父親を巡る女同士の確執があったことが示唆されています。
絞殺された後に、遺体を切断されて2体のマネキンと接合した猟奇的な姿となって発見されました。
富樫真のプロフィール

富樫真さんのプロフィールです。
名前:富樫真(とがしまこと)
生年月日:1973年6月5日
出身地:宮城県仙台市
舞台を中心に活躍している富樫真さんですが、ドラマや映画にも多数出演しています。
ヌードシーンも多く、1998年の映画「犬、走る DOG RACE」では主要キャストを演じました。
本映画の「恋の罪」でもヘアヌードを披露しています。
菊池いずみ役の神楽坂恵
主婦からAVに出演し、娼婦へと堕ちていく菊池いずみ役を演じたのは神楽坂恵さんです。
役名:菊池いずみ
年齢:38歳
職業:主婦
ベストセラー作家の夫を持ち、何不自由ない生活を送る奥様のように見えますが、実際は亭主関白な夫に奴隷のように従う生活が大きなストレスになっています。
騙されてAVに出演し、最初は嫌がっていましたが次第に快楽に耽るようになり、やがて美津子の誘いに引きずり込まれ、売春をするようになっていきました。
実は夫は美津子の常連客で、いずみの素性を知った上で近づいてきたことを告白され、美津子への嫉妬と憎しみを増幅させていきます。
そのことがやがて美津子の殺害へと向かわせたのでした。
AVの撮影シーンや、売春シーンなど他の2人に比べてとにかく脱ぎまくったのが神楽坂恵さんです
神楽坂恵さんなくして、この映画は成り立たなかったでしょう。
ドエロぶりが、主演の水野美紀さんを完全に食っています。
神楽坂恵さんのプロフィール

監督である園子温監督の妻である神楽坂恵さんのプロフィールです。
名前:神楽坂 恵(かぐらざか めぐみ)
生年月日:1981年9月28日
グラビアアイドル兼女優として活躍し、園子温監督の話題作「冷たい熱帯魚」(2010年)や「恋の罪」(2011年)に続けて出演しています。
2011年に園子温監督との結婚を発表しました。
その後は、多くの園子温作品に出演し映画「ひそひそ星」ではとうとう主演を演じ、プロデューサーも兼任しています。
その脱ぎっぷりときっぷの良さ(?)で、夫婦間では19歳年下ながら神楽坂恵さんが主導権を握っているようです!
東電OL殺人事件とは?
1997年3月9日に、東京電力の女性初の総合職となったキャリア女性(当時39歳)が東京のアパートの1室で殺害されました。
女性は昼はエリートOLとして勤務しながら、夜は東京円山町の路上で客を誘い売春をしていたのです。
犯人として逮捕されたのは、生前に売春をした客の1人である不法滞在のネパール人男性でした。
容疑者は一貫して無罪を主張し、2012年に無罪が確定した為、事件は迷宮入りとなってしまいました。
映画では、父親を巡って確執のあった母親と夫を常連客として寝取られたいずみなど、女性同士の確執が事件のキーとなっていますが、真犯人は現在もわからず未解決事件となっています。
高収入の仕事に就きながら、「1日4人の客を捕まえる」というノルマを自分に課していたという説や、「拒食症だったのでは?」という証言もあることから、精神的ストレスが売春に関係しているように思えます。
謎の多い事件ですが、被害者女性が苦しんでいたことは想像に難くありません。
被害者女性のご冥福を心よりお祈りします。
まとめ
今回は「東電OL殺人事件をモチーフにした映画「恋の罪」とは?」についてご紹介しました。
実在の事件がモデルとなっていますが、あくまで内容はフィクションとなっています。
女優たちが体当たりで臨んだ、一見の価値ありな映画です。