昭和時代の「興行」を取り仕切った伝説の虚業家・康芳夫の半生が舞台化!!
東京・新宿シアターブラッツにて、昭和時代の「興行」を取り仕切った伝説の「呼び屋(プロモーター)」康芳夫の半生を舞台化した『都市伝説・康芳夫』が、劇団羊風舎の旗揚げ公演として開催されます。開催スケジュールは11月3日~6日。
康芳夫は、モハメド・アリの東洋初招聘成功をきっかけにブレイクした「虚業家」と呼ばれる人物。2022年急逝した石原慎太郎、アントニオ猪木らとも深い関係を持ち、荒木飛呂彦著書『変人偏屈列伝』にて唯一の日本人にして、存命の人物としてピックアップされています。
『都市伝説・康芳夫』とは?
ネット配信などを手掛けるペルソナシート合同会社が、株式会社モンステラプランニングとの共同企画で、演劇部門として旗揚げした「劇団羊風舎」。11月3日から6日まで、新宿シアターブラッツにて昭和時代の「興行」を取り仕切った伝説の「呼び屋(プロモーター)」康芳夫の半生を舞台化した『都市伝説・康芳夫』を上演します。
「康芳夫」は、モハメド・アリの東洋初招聘成功をきっかけにブレイク。2022年に急逝した石原慎太郎、アントニオ猪木らとも深い関係を持ち、ネス湖・ネッシー探索、ヒューマンジー・オリバー君、アントニオ猪木VSモハメド・アリ、家畜人ヤプーの出版プロデュースなどを実現させました。荒木飛呂彦著書『変人偏屈列伝』にて唯一の日本人にして、存命の人物としてピックアップされています。
出演は女優「睡蓮みどり」が性別を超えて主演「康芳夫」役を演じ、元WKAムエタイ世界ライト級王者・小林聡(現:小林さとし)、西口プロレス・アントニオ小猪木ら、多彩な客演が康芳夫の人生を彩ります。また、舞台美術を漫画家・加藤伸吉(代表作『バカとゴッホ』『惑星スタコラ』作画『国民クイズ』など)が担当し、書き下ろしイラストを贅沢に多用したプレミアムな舞台装置を用いています。そして音楽を島村秀男が担当し、劇中ライブを行うなどの、ギミック・エンターテインメント色の強い作品を目指しました。
公演概要
●公演タイトル
劇団羊風舎旗揚げ公演
都市伝説・康芳夫
~ モハメド・アリに魅せられた国際暗黒プロデューサー
●場所
新宿シアターブラッツ
〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目34−16 清水ビルディング B1F
03-3353-1868
●出演
睡蓮みどり(康芳夫役)
小林さとし、アントニオ小猪木、水上ゆか、小林幹、一期崎礼雄、高橋秋人、牛越秀人(銀河と牛)、テリー加藤、ブイヤベース、日名子蓮(S.R.O.)、池田玲奈(S.R.O.)、西澤佳就、ツマミ具依、ほか
●スタッフ
舞台装置:加藤伸吉
フライヤーアートワーク:桃吐マキル、カズモトトモミ、加藤伸吉
音楽:島村秀男
脚本・演出:佐藤賢治
●公演スケジュール
11/3(木・祝)開場15:00 / 開演15:30
11/3(木・祝)開場18:30 / 開演19:00
11/4(金)開場18:30 / 開演19:00
11/5(土)開場15:00 / 開演15:30
11/5(土)開場18:30 / 開演19:00
11/6(日)開場15:00 / 開演15:30
●企画
株式会社モンステラプランニング、ペルソナシート合同会社
●チケット料金
前売:4,400円
前売学割:3,300円
当日:5,000円
当日学割:4,000円
●スペシャルサンクス
野良犬道場
西口エンタテインメント㈱
大川興業㈱
㈱サムライ・ロック・オーケストラ
㈱アクションプランニング
マメゾウピクチャーズ㈱
公演チケット | Persona Sheet LLC.
『都市伝説・康芳夫』あらすじ
1955年、舞台は東京・新宿御苑から始まる。
そこには草原に寝転び、ぼんやり空を見上げている高校生がいる。
彼の名は康芳夫。後に「国際暗黒プロデューサー」を名乗り、
世界中の人々を「人生の暇つぶし相手」として、
数々の珍妙なイベントを仕掛ける人物だ。
「呼び屋」神彰の元でノウハウを学んだ後、
「モハメド・アリ」の東洋初招聘に成功し、
ネス湖・ネッシー探索
ヒューマンジー・オリバー君
アントニオ猪木VSモハメド・アリ
家畜人ヤプーの出版プロデュース などを実現させた。
それらの出来事はまるでフィクションのようで、
彼自身が「実在する人物なのかと良く言われる」と、
自虐的に語るほどである。
そんな彼の人生を多ジャンルのキャストで表現する
エンターテインメントショウ。
* 2022年。現在85歳を数え、まだまだ「康芳夫」は健在である。
キャストによる告知動画が公開中!!
「虚業家」康芳夫の仕事を振り返る!!
ミドル世代が子供の頃に行われた、伝説的な興行やテレビでの企画。そこにはいつも「虚業家」康芳夫の姿がありました。ここでは、彼が携わっていた企画についていくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
石原慎太郎を隊長とした「国際ネッシー探検隊」
1973年に結成された「国際ネッシー探検隊」。当時のネッシーブームに乗って企画されたもので、石原慎太郎を総隊長として「ネッシーを生け捕りにする」と現地に赴き、ネス湖に高圧電流を流すなどの企画を実施しました。その結果、巨大ウナギを捕獲には成功したものの、ネッシーの捕獲には失敗した模様です。
アントニオ猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦
康芳夫のキャリアを語る上で外せないのが1976年6月26日に開催された「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」の異種格闘技戦。八百長無しのガチンコ勝負であり、数十億に及ぶファイトマネーが飛び交うなど、全てが規格外の戦いとなりました。

幻に終わった「猪木vsアミン大統領」の異種格闘技戦!
いまや伝説となった「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」の一方で、幻に終わった企画として「アントニオ猪木vsウガンダのイディ・アミン大統領」の異種格闘技戦の構想も存在しました。アミン大統領はボクシングの東アフリカヘビー級チャンピオンという経歴の持ち主であり、また「人食いアミン」などと呼ばれたウガンダの独裁者であったことから、アリ戦と並ぶ好カードとなることが期待されたのですが、ウガンダで内戦が勃発しアミンが失脚したことから、幻に終わってしまいました。
謎の怪奇人間オリバー
「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」が開催された1か月後の1976年7月に放送された「木曜スペシャル」に登場した「謎の怪奇人間オリバー」。これも康芳夫の企画であり、「人間とチンパンジーとの混血」という触れ込みで登場したオリバー君(チンパンジーの一種・ボノボであったという説も)を特集し、人間の花嫁候補まで現れるなど、当時のオカルトブームも手伝い大きな反響を呼びました。

このように、昭和期における伝説的な興行の数々に携わっていた「虚業家」康芳夫。舞台ではどのように描かれているのでしょうか?その出来栄えに期待が高まっています!
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