コスモスのガチャガチャ憶えていますか?高級感のある箱のおもちゃから有名なビックリマンのパクリ「ロッチ」騒動まで。

コスモスのガチャガチャ憶えていますか?高級感のある箱のおもちゃから有名なビックリマンのパクリ「ロッチ」騒動まで。

1980年代、ガチャガチャは子供の楽しみでしたよね。100円のガチャガチャは高いので20円や50円のガチャガチャを探したもんです。そんなガチャガチャでよく見かけた「コスモス」の文字。ガチャガチャで広く知れ渡っていたコスモスですが、ビックリマンシールの「ロッチ騒動」では社会問題化してしまいました。


ガチャガチャ(カプセルトイ)

ガチャガチャ、ガチャポン、ガシャポン、ガチャ、ピーカップの総称をカプセルトイと呼びます

近年ではガチャガチャというと携帯ゲーム(スマホゲーム)内でのガチャガチャが有名ですが、今も昔もガチャガチャは子供心を捉えていますよね。

カプセルトイは、カプセル自動販売機によるミニ玩具の総称。ひとつの自販機には(同一シリーズの)数種類の商品が入れられており、その中のどれかが無作為に出てくるという場合が多い。

今や子供のみでなく、スマホで大人も夢中になるガチャガチャ

本体のコイン投入部に硬貨をセットしてレバーを回転させることで商品を取り出すものであり、使用する硬貨の種類や枚数によって10円用、50円用、100円用、200円用、500円用などの種類があり、封入されている商品の価格に合わせた機種が用いられる。なお、硬貨ではなく別売の専用メダルを用いるものも。
カプセル自動販売機自体はアメリカで考案されたもの。球体ガムの販売機がその主とされている。

アメリカで考案されたガチャガチャ

日本には1965年に輸入され、1970年代に全国各地に広まった。
1号機は浅草で、その後は当時ブームとなっていたボウリング場などを中心に全国的に普及した。
参入するメーカーも増えていき、オリジナル玩具に加えて版権キャラクターものも投入されるようになるとますます普及していった。駄菓子屋やスーパーマーケットなどによく設置されており、一箇所に複数台の機器が置かれている場合が多い。

日本上陸は1965年

スーパーカー消しゴムやキン消し、1970年代から80年代にかけてガチャガチャは大いに賑わったものでした。

【キン消し】キン肉マン消しゴムは高値!?まだ押入れに入ってる人は要チェックだ~!! - Middle Edge(ミドルエッジ)

そんなガチャガチャでも、「コスモス」マークのガチャガチャは1980年代にいたる所でみかけたものです。

コスモスのガチャガチャ

大きくて中身が見えないコスモスのガチャガチャ販売機

玩具メーカーとしては規模は小さかったものの、同年より始めた、自社で生産した小型の玩具をガチャガチャでを通じて販売するという独自の直販方式があたって急成長。

最盛期には栃木県佐野市、埼玉県浦和市、大宮市(現・さいたま市)、羽生市などに工場を所有し、設置自動販売機が6万カ所、50万台におよび、年商は180億円(1982年度)。しかし1988年2月に倒産。

1977年に株式会社コスモスが設立されました

最盛期には50万台、そして年商が180億円というから凄いですね。

単純計算で、一台あたり36,000円/年。
ということはほぼ毎日、全ての台で100円のガチャガチャが遊ばれていたということになります。

通常のカプセルトイよりも大きな箱に入ったおもちゃが手に入るため、ちょっと高い100円のガチャガチャをやるならコスモスでやったほうが得な気になった方も多いことでしょう。

当時異彩を放ったジュース型自販機のようなガチャガチャ

内容については後述しますが、コスモスのガチャガチャだと本格的なおもちゃがゲットできるという認識が、当時の子供たちにはありました。

このようにカプセルより大型の箱のおもちゃが手に入りました

当時の風潮もあったと思いますが、銃器類や爆弾といった表記の過激な景品も多々ありました。

過激な景品も多かった

コスモスは、当時認識が緩かった「パクリ」のモデル

設置店へのマージンは20%

とにかくパクってました!

一瞬「あれっ?」と感じる宇宙戦士ダンダム。

・・・機動戦士ガンダムですよね。
そしてパッケージには見たことのないモビルスーツらしきものが。

宇宙戦士ダンガム

これは手に取ってガッカリでした。
元ネタはチョロQでしたよね。。

チョロカー

頭部がミッキーのように見えますね。。

これはやはりキン肉マン・・・?

パクリ、というかなんというかその。。。

あらまっ、ファミコンカセットのロボット

「プラスチックモデル」とかかれていますが。。。

これはなんでしょう、イデオンですかね。。。

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パクリもありましたが、いろんな景品がありました。
「値段500円」なんて記載されているおもちゃも多く、子供心に得した気になっていたものです。

コスモスのガチャガチャ景品

そしてとうとう、社会問題にまで発展した「ロッチ」が。

ビックリマンシールのパクリ「ドッキリマンシール」

そして販売元表記はロッテでなく「ロッチ」

5枚一組にしてガチャガチャで1個100円で販売、1987年の発売から半年あまりで1,000万枚を売上げ、およそ3億5,000万円を稼ぐ大ヒット商品となったのです。

1,000万枚を売上げ3億5,000万円を稼いだドッキリマンシール

一時期は強烈にプッシュしていました

小学生のころ、つい買ってしまったものです。

新シール登場!

誤植!?いえいえ、別モノです

観たことのないビックリマンシール。
その正体は、、、そうドッキリマンシールだったのです。

「ロッチ」のドッキリマンシール

本家は本家で、シール目的での購入、チョコを捨てることなどが問題となりました。

こちらが本家「ロッテ」のビックリマンシール

ところが、これは所詮「ニセモノ」であることから、交換の際に「インチキ」だとして子供同士の喧嘩を誘発したりいじめに発展するなど社会問題にまで発展しました。

消費者からの苦情を受けたロッテ側は1987年に起訴、翌1988年6月には著作権法違反容疑で当時の社長、専務、印刷部長ら同社役職員7名が書類送検されました。

しかし、同社は同年2月に倒産しており、ロッテは充分な賠償金を得られず、事件も有耶無耶のうちに終わってしまいました。

書類送検が行われた月に総合商社のイトマンから出資を受けて「コスモス新社」が設立され、当時のイトマン常務が社長に就任。なお、このニセシール騒動は、『月刊コロコロコミック』連載の「少年ビックリマンクラブ」(なかのともひこ)でも取り上げられました。

いまとなっては本家ビックリマンよりプレミア価格がついているというドッキリマン

家にあるかも・プレミア品がたくさん、ビックリマンチョコシールの驚きの価格! お宝発見? - Middle Edge(ミドルエッジ)

そういえば若干微妙だった「ひょうきんマンラムネ」なんてのもありました

『ひょうきんマンラムネ(オリオン製菓)』 沼田健のノスタルジーX(エックス) ~昭和あるあるマンガはじめました~vol.17 - Middle Edge(ミドルエッジ)

コスモスのガチャガチャに見られた特徴

自動販売機では手動式の20円タイプ、50円タイプ、そして100円タイプがあった。コスモス社の大きな特徴として、それまでのガチャガチャ(一部地域ではピーカップとも呼ばれた)がすべてインカプセルでの販売だったのに対し、カプセルに入らない大きな景品(例えばヌンチャク、モデルガン、カイト等)を「当り玉と交換」という手法を取り入れ、一気に当時の子供たちの心を掴んだ事にあり、それが同社の全国展開への大きな要因となった。

100円タイプはほぼ当りだけであったが50円や20円のタイプは専らスーパーカー消しゴムやキャラクタースタンプ、キャラクター消しゴムなどをそれぞれの単価によって「ハズレ」として使用していた。しかし、中には高価な景品に射幸心を煽られ、「当たり」を得ようとして親の財布から金銭を盗んだり、身の回りの物品で機械を騙そうとする・果ては機械を壊して中身を奪おうとする者まで出て、PTAをはじめ保護者層から問題視する声も度々上がっており、しつけに厳格な家の子供ともなると、これで遊んでいるだけで叱られることすらあった。

同社は人気商品の安価なコピーを作って流行に便乗して収益を伸ばし、最盛期の1983年には従来の手動式カプセル自動販売機と平行して紙箱式自動販売機を投入している。これは幅64cm、奥行き40cm、高さ180cmと、当時の清涼飲料水の自動販売機と同じくらいの大きさであり、その販売を行なう機構は米国のタバコ自販機を模した物で、所定コインが機構内に入ることで可能となるレバー操作によって、内部にランダムにストックされた商品が一個ずつ受け取り口に落下するように作られていた半手動式とでも呼べる構造であったほか、大きな押しボタン(これも押し込むことでレバー操作に相当する機構が動作する)のものも登場している。

引用:wikipedia

大型のガチャガチャ自動販売機が目立ちましたね

最盛期には50を数えた販売子会社は、コスモス本社倒産後もその一部は各地で存続しています。

栃木県と群馬県東部には購入可能なコスモス自動販売機がいくつか残っているようです。

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