MSX愛に溢れていたゲームメーカー「コナミ」のMSX向け最終作品でした
当時のMSX2ユーザーなら誰もが「メタルギア2 ソリッドスネーク」のクオリティーに拍手喝采を贈ったことでしょう。そのくらい本作は素晴らしいゲームでした。
本作の出来が、やがて「ソリッドスネーク」シリーズへと受け継がれていったのです。
MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
メタルギア2 ソリッドスネーク
『メタルギア2 ソリッドスネーク』(1990年7月20日)
極めてクールなオープニング、何度でも観てしまいました。
BGMは当時コナミがMSXゲームに適用していたカスタム音源チップSCCによるもの。
当時高価なパソコン、ゲームマシンに搭載されていたFM音源にも負けていません。
コナミがMSX向けに開発したSCC音源はFM音源にも負けない!PSG音源に甘んじていたMSXユーザーに希望を与えてくれました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
コナミによるMSXオリジナルラストゲームは圧巻の意欲作でした
キャッチコピーは「潜入と破壊の美学」
通信時のドット絵ながらリアルなキャラクターの表情や、緊迫感溢れるサウンド、画面切り替え時の演出すらドラマティックな本作は、当時のゲームソフトで最高レベルの世界観を表現していたと思われます。
後にPlayStation版『メタルギアソリッド』に繋がるアイデアが多数盛り込まれました
「メタルギア2 ソリッドスネーク」ストーリー
舞台設定はザンジバーランド
1990年代後半、核の脅威の時代は終焉を告げた。米中ソ等の大国間を始め、各地の地域紛争も和解・緩和に向かい、世界は安定の世紀を迎えようとしていた。
そんな折、中東のソ連、中国、中近東に隣接するザンジバーランドに新たな軍事政権が樹立。ザンジバーランドは世界各地の廃棄用核兵器貯蔵庫を襲撃し、世界唯一の核武装を遂げた後、隣国への無差別侵攻を開始、世界に再び核の脅威が訪れようとしていた。
一方、30年は持つとされていた世界の石油だが、代替エネルギーが得られぬまま石油資源の枯渇が到来し、世界は深刻なエネルギー危機に直面していた。そんな中、チェコの生物学者キオ・マルフ(Kio Marv)博士により、高純度の石油を精製する微生物(微細藻類)「OILIX」が発明され、世界はOILIXを巡り再び緊張と混沌の状態へ移行した。
博士はアメリカの学会に出席する為に渡米するが、途中ザンジバーランドによって拉致される。ザンジバーランドは核とOILIXによる軍事優位の確保を試みたのである。わずか数ミクロンの微生物が世界を動かそうとしている。武装要塞ザンジバーランドに単独潜入、キオ・マルフ博士を救出し、世界を核の脅威から守るため、再びソリッド・スネークに極秘任務が下る。
個性溢れる登場人物たち
「メタルギア2 ソリッドスネーク」ゲームルール
ミッションは「極秘潜入」
初代メタルギア同様「極秘潜入」がミッション
ゲーム全体を通し、一貫してスリリングと緊迫感に包まれていました。
各種のボスキャラや巨大メカとのド迫力の戦いも
「メタルギア2ソリッドスネーク」ゲーム動画より
素晴らしい表現力「メタルギア2ソリッドスネーク」BGM動画
いつかまた再び、こんなにアツくなれるゲームに巡り合いたいです。
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