北上 顕定(きたがみ あきさだ)
フランスの老舗高級ジュエリー店「デュガリー」日本支店の外商。整った顔立ちと物腰の柔らかさで多くの女性客を虜にするイケメン。
公家から武家になって活躍した名家、北上家の跡取りだったが、幼いころに一家は離散し、祖母・章子によって倉田屋に質入れされた。通常、人間の質入れは当然受け付けていないが、当時の店主だった志のぶの祖父が、かつての憧れの存在であった章子のたっての希望とあり、名家の家系図に名を残したいという邪な願望に負け、期限の3年を過ぎたら孫の志のぶと婚約させるという条件で質入れを認めた。3年が経ち、質流れ品として倉田家で育つ。現在は店の裏手のアパートに一人暮らし。倉田屋に出ると客が殺到し、2日間店に出ただけで普段の倉田屋の1か月分の売り上げを凌ぐ。
幼い頃に見せられた鳥が舞う赤い宝石と、一家が没落した理由を探し求めている。
久世 鷹臣(くぜ たかおみ)
宝石店「HULALU」オーナー兼ジュエリーデザイナー。元プロスヌーカー選手。3年前に、ロンドンにいた時に顕定と知り合った。鷹臣が宝石に触れた時、志のぶの目には、淀んだ宝石が浄化されるように見える。
川村 虎徹(かわむら こてつ)
顕定が連絡を取り合っている人物。タイにて原石の仕入れを任されているが、人造石が混ざることもしばしば。大食い。児童養護施設出身。
乃和(のわ)
モデル。黒髪ショートカット。デュガリーの広告モデルに起用されたことをきっかけに顕定と知り合う。仕事の悩みを打ち明けるうちに顕定に惹かれるようになる。
青山 菖蒲(あおやま しょうぶ)
乃和の兄。フランス国籍。レストランオーナー。北上家の赤い宝石を狙っている。合成ダイアについて何か知っていそうな気配がある。
マンガ「七つ屋志のぶの宝石匣」の見どころ
既に17巻を数える長編ですが、まだ謎に包まれた事柄が多く、全貌が見えていません。ストーリーの核は、顕定の家が一家離散した謎を追うため、そのキーポイントとなる赤い鳥が飛ぶ形の内包物(インクルージョン)のある宝石を探す、というミッションなのですが、そこに「合成ダイア」という、志のぶにしか見分けられないダイヤモンドの謎が絡み、人物関係もさらに複雑になっています。とはいえ、質草をめぐる倉田屋のドタバタは相変わらずなので、そこでのギャグ場面と、底辺に流れるミステリーとのコラボを、まだしばらくの間楽しめそうです。
石や宝石にまつわるうんちくが得られるのも、この作品の見どころです。石やジュエリーが好きなひとなら間違いなくハマるマンガですよ。
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