ヴォルフレード・スカルファロット
伯爵家の四男。親しい友人には「ヴォルフ」と呼ばれる。長身痩躯に黒髪、金色の瞳をもち、「見ただけで魅了される」と言われる程の美青年だが、水の伯爵家であるスカルファロットの魔力はなく、自身の容姿と肩書に嫌気が指し、王国騎士団魔物討伐部隊で先陣に立つ赤鎧(スカーレットアーマー)に入る。討伐部隊ではその戦いぶりから「死神」「魔王」「死にたがり」という渾名を持っている。魔剣が大好きで、語りだすと止まらない。大海蛇(シーサーペント)級の酒飲み。
ワイバーン討伐の末に負傷し、目を傷め道に迷っていたところをダリヤに助けられた。
幼いころから自身の目立つ容姿で人間関係が破綻することが度々あり、自身の容姿を嫌悪していたが、ダリヤに瞳の見た目の認識を阻害する魔導具(色付きメガネ)を作ってもらい、自分の容姿や身分にさほど頓着しないダリヤに好感を抱き、魔導具や魔剣について語り合う友人となる。ダリヤの作った魔導具を人に説明する際にTVショッピング並のプレゼン力を発揮する。
カルロ・ロセッティ
ダリヤの父。数々の魔導具を世に送り出し、名誉男爵に叙され「給湯器男爵」と呼ばれた優秀な魔導具師。幼いダリヤに魔導具のことを教え、親バカも手伝って魔導具師としての薫陶を施す。仕事で係わった相手に貸しを作っては将来ダリヤが関わった際の便宜を言い残すのが趣味。これはダリヤが関わらなければ一生黙っていろという口止めも含んでいたが、ダリヤの役に立つことを確信していたのは間違いない。酒好き。靴の中に脱いだ靴下を突っ込んで放置するという悪癖がある。ダリヤの婚約直後、商業ギルドで急に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
トビアス・オルランド
ダリヤの元婚約者で婚約破棄を宣言した張本人。オルランド商会の次男。自身も魔導具師でダリヤの父カルロ・ロセッティの弟子でもあったため、ダリヤからみて兄弟子となる。自身にはない独創的発想をするダリヤに魔導具師としてコンプレックスを抱いており、自分を男として慕ってくれるエミリヤに情が移り、婚約解消に至る。
イヴァーノ・パドエル(→イヴァーノ・メルカダンテ)
ロセッティ商会の商会員。もとは商業ギルドに所属していたが、ダリヤが商会を立ち上げた際に自ら売り込んで商会員になった。商会員から副会長になるにあたり、パドエルからメルカダンテに改姓する。かつてメルカダンテの実家はかなり大規模な商会だったが、お人好しの父が商会長を継いだ結果全てを失った過去があり、商会長としてはなにかと「甘い」ダリヤを陰日向にサポートする。
マンガ「魔導具師ダリヤはうつむかない~Dahliya Wilts No More~」の見どころ
前世の記憶をもとに異世界では特異なものを発明する、というのは「異世界転生もの」の王道パターンですが、今作はその制作過程が面白く、特に魔物の素材を使うプロセスがかなり細かく設定されていて楽しいです。ひとつの発明品が世に出るためにどういったことが必要で、その経済効果や影響はどうなるのか、そんなことまでしっかり設定されて描かれているのがわかります。主人公ダリヤが立ち上げた商会が大成功することは冒頭で宣言されているので、どのようにして成功していくのか、そのビルドゥングスロマンのストーリーはとてもワクワクする展開です。
そしてダリヤとヴォルフの仲も。二人とも「恋愛はこりごり」の状態で知り合ったので、自覚もないうえにどちらかというと自制しており、はた目から見たらもう「そうでしょ」という仲に見えるのにもかかわらず少しも進展しません。この二人の仲が今後どうなっていくのかも、楽しみな作品ですよ。
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