壬氏(ジンシ)
後宮を管理する宦官。猫猫に「無駄に美形」と言わせるほどの美麗な容貌の男性で、目立つ容姿で活動することで後宮内の不穏な動きをあぶり出す役割を担っている。実は「病弱で滅多に人前に出ない」という皇帝の弟「華瑞月(カズイゲツ)」の仮の姿で、宦官も薬で装っているだけであり、それを知るものは少ない。猫猫のことは、自分の容貌になびかない点も含めて気に入っているが、それはそれで不満に思っており、なにかと猫猫にちょっかいを出し、自分以外を頼ったと知るとへそを曲げる厄介な性格をしている。
漢羅門(カン・ルォメン)
花街の医者。猫猫の養父であり薬の師匠でもある。温和な人相で穏やかな性格。元は後宮医官の宦官だが、生後間もない皇子を死なせたことから肉刑を受け片膝の骨をとられて追放された過去を持つ。猫猫は「おやじどの」と呼び慕っている。実は羅漢の叔父であり、猫猫にとっては大叔父にあたる。西方の国に留学した経験もあり、現皇帝が誕生する際には帝王切開で出産させるなど医師としての腕もある。玉葉妃出産の際に後宮に呼ばれ、そのまま再度後宮の医官となる。
漢羅漢(カン・ラカン)
狐目に片眼鏡を付けた軍師で位は将軍。奇異な言動を繰り返すため「変人軍師」とも呼ばれる。
他人の顔が識別できない障害を持っているが、碁と将棋が強く、人の能力や地位で顔を将棋の駒として認識することで人を認知し、戦の時にその人員配置法を適用して軍を運用するスキルを持つ。勘がいいが、人のために動くことはしない。基本的に他人に興味がない。
羅門の甥であり、また緑青館の妓女である鳳仙に猫猫を生ませた、猫猫の父親であるが、猫猫は彼を父親と認めておらず嫌っている。羅漢本人は、猫猫のことを盲愛しているが、行動がすべて裏目に出るため周囲がドン引きしている。酒が全く飲めず下戸である。
マンガ「薬屋のひとりごと」の見どころ
まず、猫猫のキャラ設定が秀逸です。彼女の立ち居振る舞いは、花街育ちというバックボーンも含めてきちんと理由があり、存在そのものが理路整然としているので、魑魅魍魎の跋扈するような後宮の中での謎解きが、彼女の目を通すと明解になって、とてもすっきりします。そしてもともとが人嫌い系の彼女。言わずもがなな事情は黙して語らずのところも、とてもキャラに添っていてシンプル。対する壬氏は、猫猫のことをめっちゃ気に入っているのに、というかほぼ好きなのに全くその手の視野に入れてもらえないという、あんな美麗な容姿にもかかわらずかわいそうな設定なのもいいですね。冷静な猫猫が唯一タガを外す薬種で釣って、猫猫に言うことを聞いてもらおうとする壬氏の情けない姿も、ある意味見どころですよ。
あと、花街緑青館の三姫は眼福で素敵なお姐さまたち。ちょっと硬派な本作に華を添えてくれます。
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