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『トイ・ストーリー』は、ピクサー・アニメーション・スタジオが制作し、1995年に公開したコンピュータアニメーション、ファンタジー映画。劇場用長編映画としては世界初のフルCGアニメーション作品で、全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げました。日本での公開は1996年3月23日です。日本でのセルビデオ出荷本数はじつに190万本となっています。

長編フルCGの作品を生み出した制作チーム統括の業績に対して、ラセター監督はアカデミー特別業績賞を受賞しました。2011年にアメリカのTotal Film誌で行われた「史上最高のアニメ映画50」では第1位に選ばれています。

日本語版吹き替えは、唐沢寿明（ウッディ役）、所ジョージ（バズ役）、戸田恵子（ボー役）らが担当していることでも有名です。

カウボーイ人形のウッディは、アンディ少年の大のお気に入りで、おもちゃたちのリーダー。そして、実はおもちゃたちは生きていて、人間の見ていないところでは、話したり自由に行動したりできるのです。それを人間に知られてはいけないというのが「おもちゃのルール」です。ある日、アンディの誕生日プレゼントとして宇宙飛行士人形バズ・ライトイヤーが現れて、ウッディはバズにその座を追われてしまいます。ウッディは嫉妬してバズに嫌がらせしてしまい、その結果、ふたり揃って隣家の悪ガキであるシドに捕まってしまうことに……。

まずは、当時の技術としては非常にレベルの高いフルCGアニメーションの映像が魅力です。おもちゃたちが生き生きと動いてしゃべるところを見れば、誰でもすぐに画面に没頭してしまいます。人間などはCGで描かれるといささか違和感を感じますが、おもちゃのツルツルした感じはCGの映像だとぴったり。リアルにさわれそうな感じすらします。

そして、なんといっても大人も子供も感動できるストーリー。例えばウッディは宇宙飛行士だと信じきっているバズに「おもちゃは飛べない」と現実を突きつけます。ウッディのこうした嫉妬からの意地悪は、誰にでも経験のあるもの。見ている大人も子供も、ハッとさせられることでしょう。その意地悪してしまった相手とどう仲良くやっていくか？そしてふたりは「おもちゃ殺し」の異名をもつ悪ガキのシドの家からどうやって帰るのか？そんなところが見どころとなっています。

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