中尾隆聖
「ソレイケ!アンパンマン」のばいきんまん役、「にこにこぷん」のポロリ役、「ドラゴンボールシリーズ」のフリーザ役などで知られる中尾隆聖さんは子役出身。
家庭の事情で祖父母に育てられた中尾さんは3歳の時に「劇団ひまわり」に所属。5歳の時にラジオドラマ「フクちゃん」で主役のフクちゃんを演じました。5歳のデビュー作にてしゅやくというのはすごいですよね。
その後東京俳優生活協同組合に所属し、「わが家はいっぱい」で吹き替えデビュー、1965年の「宇宙パトロールホッパ」の主人公ジョン役で声優デビューしています。1970年代半ばまでは俳優としてテレビドラマなどにも出演されていたので「声優」と呼ばれることに抵抗があったそうです。ですが声優界の草分け的存在の1人ですよね。
古谷徹
「機動戦士ガンダム」のアムロレイ、「ドラゴンボール」のヤムチャ、「名探偵コナン」の安室徹などで知られる古谷徹さんはアナウンサー、歌手志望だった母の影響で5歳で劇団ひまわりに入団。入団してすぐに『ウルトラQ』や『マグマ大使』などのドラマに出演しました。子供向けのドラマですので本人も出られてうれしかったそうです。
「ウルトラQ]の13話では中尾隆聖さんも出演しています。まさかこの回に出演していた子役から2人もレジェンド声優が生まれるなんて誰も思っていなかったでしょうね。
古谷さんは声優デビューも早く、10歳の時に『ローマに咲いた恋』で吹き替えデビュー。13歳の時に『海賊王子』でアニメ声優デビューしています。声優の仕事をするようになってからもしばらくは子役の活動も続けていました。
そして1968年(15歳)で「巨人の星」の星飛雄馬役に抜擢されます。しばらく学業を優先していた時期もありますがそこから現在まで声優として活躍し続けています。
鶴ひろみ
「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん、「ドラゴンボール」のブルマ、「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどかなどで知られる鶴ひろみさんも子役出身。小学校2年生の時に自らの希望で姉と一緒に劇団ひまわりに入団。
小学校3年生の時に「コメットさん」のオーディションを受け、第63話「妖怪の森」に出演してドラマデビューしました。日曜洋画劇場で吹き替えもしていたんですよ。
高校3年生の時に世界名作劇場『ペリーヌ物語』のオーディションを受け、主人公・ペリーヌ役に合格。声優デビューにして主演作となりました。その後2年間声優の仕事をしていなかったのですが1981年の『おはよう!スパンク』に出演。その後声の仕事に本腰を入れるために青二プロダクションに移籍しています。
三ツ矢雄二
「タッチ」の上杉達也、「キテレツ大百科」のトンガリなどで知られる三ツ矢雄二さんも子役出身。10歳の時、ちびっこのど自慢番組『どんぐり音楽会』に出演し、優勝します。そこからテレビの仕事に興味を持つようになり、中学入学と同時に愛知県の芸能プロダクションに入ります。
『名探偵カッチン』のエキストラがドラマデビュー作品でした。その後、オーディションで『海から来た平太』の主役を勝ち取ります。
最初は愛知県で活動していましたが徐々に近畿地方にも活動の場を増やします。「中学生日記い」前身番組である『中学生群像』に出演していました。(戸田恵子さんとはこの頃からの仲で「腐れ縁」といっています)
身長が低かったこともあり高校卒業後は俳優の仕事が激減。人形劇『プルルくん』で声の仕事に挑戦したのをきっかけに声優の道に進むことになります。
岩田光央
「ネクスト戦記EHRGEIZ」のジェイ・ストライカー、「頭文字D」の武内樹[などで知られる岩田光央さんも子役出身。
小学校4年生の時に通っている小学校の代表として教育映画『あすも夕やけ』のオーディションを受け、準主役として合格しました。教育映画とはいえ、演技は結構本格的だったんですよ。
その出演者の中に劇団コマドリに所属する子役がいて、自身もこまどりに入団します。「1年B組新八先生」などのドラマに出演し、1995年まで何本かのドラマに出演しました。新八先生の時はファンレターが月に1万通届くほど人気で、雑誌で特集が組まれたりもしました。
声優デビューしたのは1988年「AKIRA」の映画版で主人公金田正太郎を演じました。このことがきっかけで声の仕事に興味を持ち、のちにこまどりを退団し、声優事務所に入ります。
小野賢章
「黒子のバスケ」の黒子テツヤ、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョルノジョバーナ役で知られる小野賢章さんも子役出身。
4歳の時に『忍者戦隊カクレンジャー』にはまって「この世界に行きたい」といったことから母親が児童劇団に連れていきました。
小学校4年生の時に劇団四季の「ライオン・キング」でヤングシンバのオーディションに合格し、小学校5年生から中学1年生まで出演しています。舞台だけでなく、テレビドラマにも出演していましたよ。
さらに12歳から10年間映画「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語吹き替え版でハリー・ポッターを演じました。これをきっかけに声優の仕事をするようになります。アニメデビューは1999年の「少年H」でした。
ちなみに奥さんで声優の花澤香菜さんも子役出身。やっぱりさんま大先生』や、テレビドラマ『ガッコの先生』などに出演されていました。
 
     
     
          




