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『美女と野獣』は、フランスの民話『美女と野獣』に基づいて1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画『美女と野獣』の実写リメイク作品で、2017年に公開されました。ディズニーアニメの実写化作品としては初めて、ディズニー自らが制作・配給をしています。

出演はエマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスなど。

2017年4月21日に公開されると、初日2日間で72万9114人を動員、興行収入10億6536万2800円を記録。週末映画ランキングでは初登場1位となり、これについては『アナと雪の女王』を上回る記録になりました。その後も7週連続でランキング1位となり、最終的な興行収入は124億円で、2017年の映画興行成績で第1位となったほか、これまでに日本国内で公開されたミュージカル映画で歴代1位となっています。

魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されることー。だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがない。独り心を閉ざしていく中、心に孤独を抱えながらも自分の輝きを信じて生きる聡明で美しい女性、ベルと出会うが……。

なんといっても、映画『ハリー・ポッター』シリーズで聡明な女子生徒であるハーマイオニー・グレンジャー役を演じたエマ・ワトソンが、今度は可憐な大人の女性であるベルを演じているところが見ものです。1994年のミュージカル版（英語版）でベル役を演じるスーザン・イーガンは、ワトソンの起用について「完璧」とコメントしており、ベルらしさはお墨付き。また、アニメ版でベル役を演じたペイジ・オハラが、自らワトソンに歌のレッスンを行うことを提案したので、歌唱のクオリティも必聴です。

また、本作では同性愛者のキャラクターとしてル・フウ（ガストンの相棒）が登場するため、同性愛に否定的な地域（ロシア、マレーシア、アメリカ合衆国アラバマ州ヘナガーなど）では放映が年齢制限付きであったり、取りやめになったりしています。この作品を見られるのも日本が同性愛を扱う作品にさほど厳しくないため。この機にワトソン演じるベルを鑑賞してはいかがでしょうか。

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