『あいつとララバイ』とは?
『あいつとララバイ』
アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』
今回の記事では、こちらアニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』の内容を中心に振り返っていきます。
アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』の本編動画・ストーリー
物語の主人公は、バイク好きの高校生・菱木研二(ひしきけんじ)。
研二は高校をサボって、愛車のカワサキZⅡを転がし、後ろにガールフレンドの佐藤友美を乗せて箱根へのツーリングを楽しんでいました。箱根まで道中の楽しむ二人ですが、箱根の峠道に差し掛かったとき、そこには峠道を攻めるライダーたちの姿がありました。
ライダーたちは峠道の走りを楽しんでいるだけではなく、明らかに何かを待っている様子。
研二はその場にいたライダーの一人、SRXに乗る大学生・早瀬順一(はやせじゅんいち)と仲良くなり、ここに集まっているライダーがなぜ集まっているのかを聞くと、”水曜日のシンデレラ”の通称で呼ばれる白いポルシェがくるのを待っているのだと言います。
そんなとき、研二たちの目の前に華麗なドライビングで峠道を攻める白いポルシェが現れました。水曜日のシンデレラは必要以上に前方を走るバイクを煽り、わざと転ばせるような運転をしていて、その光景は研二のライダー魂に火をつけます。
研二は水曜日のシンデレラに挑戦しようと思い立ち、早瀬から紹介されたバイクショップ・ボンバーを訪れ、そこの店主に愛車ZⅡのチューンナップを依頼。しかし、店主は頭を縦に振らず、その態度は何かしら事情があることを伺わせます。
じつは店主の息子こそ、白いポルシェをチューンナップしたメカニックで、その天才的な手腕によって世界最高の車に仕上げられていました。しかし、テスト運転のときにドライビングを誤り、店主の息子は還らぬ人に。そんな亡くなったチューナーの意思を受け継ぐように、水曜日のシンデレラは週に一度だけ、水曜日に峠道を走り、ライダーたちに自分の速さを魅せつけるかのようなドライビングをしていたのです。
いまだ息子の亡霊に憑りつかれているかのように白いポルシェを狩る水曜日のシンデレラ。
改めて、研二の底抜けの能天気さや明るさは、水曜日のシンデレラに良い影響を与えると考えたボンバーの店主は、研二の愛車ZⅡのチューニングを引き受けます。
そして、両者のバトルは、ボンバーの店主や早瀬が見守るなか、いよいよ幕を開けるのでした…
アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』の魅力とは?
こちらもライダーたちによるレースを描いた物語ですよね。バイクという一つのテーマをもって上映された映画だったようですね。アニメ本編を振り返ってみると、愛車ZⅡに乗る研二の視点で描かれた描写が多くて、本当にバイクに乗っているかのような気分を味わえますよ。
気持ち良さそうにライディングする主人公たちの姿に少し憧れてしまいますね。
アニメーションにもかなりこだわっていて、派手に動く画面は視聴者を本編に惹き込んでしまう魅力を秘めています。
原作の『あいつとララバイ』は、つっぱり編もあり…
『特攻の拓』
こちらのテイストに似た展開をみせるパートもあります。
しかし、アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』ではそのような要素は微塵もなく、単にバイク好きやレースといった展開を全面に押し出しています。不良・ヤンキーものは嫌いというユーザーもいると思いますが、その点は安心してご覧になれますよ。
女性にも関わらず、男顔負けのドライビングテクニックをもつ存在というところに萌えてしまいますね。両者のキャラクター性を比較してみると、見た目にはおとなしそうなのに、その内に走り屋としての激しい闘争本能をもっているところが似ています。
テクニックも去ることながら、そもそも生まれ持った感性がすば抜けていて、そのドライビングスタイルも近いものを感じますね。
年上のお姉さんといった雰囲気も両者に共通していて、異なる作品のキャラクターではありますが、どちらにも共通するポイントは意外に多いですね。
安定性という部分では、どうしても二輪は不利です。
四輪は車体も大きいことから、コーナーを攻めるときのブロッキングでも有利に働きます。研二も前を走るポルシェを抜くのに苦労していましたね。そんな二人の駆け引きが面白くて、とくにパッシングする場面は画面から目が離せなくなりますね。
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アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』のまとめ
バイク・レース好きには堪らないアニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』。
ポルシェやアウディといった外車が登場するのも、車好きの興味をそそるところですよね。アニメーションもかなり凝っていて、研二の視点で描かれるライディングは凄く迫力がありますよ。ライバルである水曜日のシンデレラは、『頭文字D』の佐藤真子を思わせるものがあって、不思議な雰囲気をまとっているところが魅力的です。
二輪VS四輪といった構図のレースも斬新で、二輪同士や四輪同士のバトルとは違った緊張感があります。それぞれの有利不利といった要素が勝敗を分ける駆け引きになっているところが面白いと思います。記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になってみてください。