『花のあすか組!』とは?
『花のあすか組!』
OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』
今回の記事では、こちらOVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』の本編動画・ストーリー
物語の主人公は、中学二年生の女の子・九楽あすか(くらくあすか)。
見た目にはキリッとした一重まぶたが印象的な小柄な美少女です。もともとは不良女子を束ねる組織・全中裏に所属し、統括・びばりの”左”と呼ばれる側近として活動していました。しかし、祖母から両親が心配していると諭されたことで、全中裏を抜け、その後は、ひばりとは対等の関係を築こうとします。
ある日、関東最大の暴走族・鬼組のレディースと全中連との抗争が勃発。
その背景には、全中連の幹部・十人衆の一人である紅の思惑が。あすかに恨みをもっていた紅は、あくまで事態の発端はあすかにあるよう仕組み、鬼組のレディースの怒りの矛先をあすかに向けるのでした。こうして、あすかは鬼組のレディースと全中裏の両グループから狙われる身になってしまいます。
そんななか、あすかのクラスメイトである暮林良江(くればやしよしえ)はいつも四人の友達と行動を共にしていて、”面白いこと”と称し、売春をして多額の金銭を手にしていました。しかし、四人の中で仲違いが起き、それを機に、良江は他の三人から一方的ないじめを受けるようになります。
夜の街で顔を合わすことが多くなっていた、あすかと良江。あすかは良江たちが売春をしていたことや、いじめについても勘付いていました。そんな良江に対し、あすかは無情な言葉をかけ、二人は取っ組み合いの喧嘩に。しかし、喧嘩慣れしているあすかに、良江が敵うわけはなく、いじめに負けまいと強くなる方法を教えてもらうことになるのでした…
OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』の魅力とは?
そして、ストーリーの記載にもあるように、『花のあすか組!』の主人公・あすかは中学二年生の女の子。スケバン・不良少女を扱うコンテンツは高校生にスポットを当てる設定が多いですが、あすかの年齢設定は、その中でもっとも若年のものといえますね。
内容の過激さや主人公などの年齢などを考えると、現在では有り得ない設定で、間違いなく問題作として注目されてしまうものですよね。そういった意味においても、当時の時代背景が伺えます。
こちらは、当初、原作のイメージを忠実に再現したハード路線の展開をする予定だったそうですが、結果的には少し違ったテイストのものになってしまいました。原作とテレビドラマ版の違いに、目を丸くしたファンも少なくないはずです。
しかし、OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』は原作のイメージをそのままアニメ化したような内容に仕上げられていて、テレビドラマ版とは一線を画すものといえるでしょう。原作ファンにOVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』はおすすめですよ。
声優という部分に着目すると、あすかを演じているのは…
『ドラゴンボール』では、長年に渡ってブルマ役を演じていたことで知られていますよね。
その他においても、『それいけ!アンパンパン』のドキンちゃん役、『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川まどか役など、数々のアニメ作品にご出演されたレジェンド的な存在といえます。
優等生キャラから強気な女性まで幅広いキャラクターを演じられていて、OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』の主人公・あすかのイメージにもぴったりです。
『花のあすか組!』の関連商品
漫画版
『新・花のあすか組!』
『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』
『花のあすか組! ∞インフィニティ』
小説版
『花のあすか組!外伝-ヨコハマ・ユカリ命-』
テレビドラマ版
OVA版
『花のあすか組!2 ロンリーキャッツ・バトルロイヤル』
OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』のまとめ
スケバン・コギャル・ガングロ・ヤマンバなど、女子中高生の流行は激しく移り変わっていきました。OVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』は、1980年代後半の女の子たちの生態が見られるといった面白さもあり、改めて、今になって見返してみるのも楽しいですね。
テレビドラマ版との違いを見比べてみたり、声優・鶴ひとみさんのツッパリぶりが堪能できるのもOVA版『花のあすか組!新歌舞伎町ストーリー』の魅力です。記事内には本編動画を掲載していますので、この機会にぜひご覧になってみてくださいね。