懐かしファミコンの周辺機器たち
今ではマウントヘッドホンを使って、目の前に仮想世界が出てくるまでに発展したゲーム。たかだか数十年前のファミコン初期時代は、技術の発展がまだまだだった分、各メーカーが試行錯誤して、様々な面白周辺機器を出していました。今では、笑ってしまうようなものもあるのが、ファミコンの魅力の一つかもしれません。
ファミリーコンピュータ ロボット
今では話し相手にまでなるロボットが登場していますが、その祖先とも言うべき存在ではないでしょうか?
テレビから発する光信号で、動くスタイル。ファミコンのコントローラーで、指示するとおりに動くはずだったが、下記のCMのように上手く動かすまで至る前に諦めてしまう少年、少女が続出だった。
そんな事もあり、あまり売れなかったようです。
ファミリートレーナー
バンダイから発売されたwii fitの原型とも言うべき周辺機器。
マット上で、飛んだり、走ったりするため、一軒家の2階でやれば親から怒られ、マンションやアパートだと下の階の人からクレームが来てしまう場合も。
「アスレチックワールド」「ランニングワールド」など10種類も専用ソフトが出ていたことからヒット作と言えるが、今くらい健康志向ブームだったらもっと売れたかもしれません。
ハイパーオリンピック
コナミの「ハイパーオリンピック」専用周辺機器。このコントローラーで連打ブームを巻き起こした。指を酷使しすぎる為、爪が割れてしまう悲劇も度々。そのため、電池でこすると早くなる、定規で…なんて工夫する人も。
0.01秒を競って、各家庭では、友達が集まって、それぞれのオリンピックが開かれていた。
カラオケスタジオ
ファミコンソフトにマイクが付いているという奇抜な周辺機器。
内蔵曲も結構多彩で、童謡やアニメソングのような子ども向けだけでなく、演歌やJ-POPなども網羅していた。
小学生なのに妙に「男と女のラブゲーム」が上手く歌えちゃったり(笑)
今、聴くとファミコン音のカラオケサウンドが笑えてしまいます。
光線銃シリーズ「ガン
おもちゃにしては見た目も結構リアルで、今の時代だったら発売できるのかな?と思われる周辺機器。前述のロボット同様、光信号を利用したシューティングゲーム。ただ、性能はイマイチで、イライラする人続出だった。
ガンベルトやホルダーまで発売されて、気分は古き良きアメリカのガンマン気分!
トップライダー
内輪などに使う空気入れまで入っていて、内輪のように膨らんだバイク?にまたがりハンドルを装着して遊ぶ、当時では驚きほど本格的なバイクゲーム。とにかく場所を取るため、親からは不評、ただ持っている人は皆無だったため、持っていればヒーローだった。
ドレミッコ
コナミから発売された鍵盤キーボード型の周辺機器。
もちろん本当に弾くことができ、当時大ブームだった「ドラクエ」や「スーパーマリオ」のBGMを自分で弾いて楽しんでいた。
同時に4和音まで出せるなど、当時だと画期的な商品だと思う。
ファミリーベーシック
簡単なものながら自分で、BASICの文法に基づいた簡単なゲームプログラムを自作できる周辺機器。改めて、ファミコンが「ファミリーコンピューター」とコンピューターであることが分かる商品。
これで遊んでプログラマーを目指した人もいるのでは!?
データレコーダ
上記のファミリーベーシックで自作したものを記録する周辺機器。驚くなかれ記録媒体はなんとテープレコーダー。テープに入るくらいの容量であれだけ夢中になれたあの時代はやはり良かったなぁなんて思います。
ディスクシステム
やはり究極のファミコン周辺機器と言えば、コレでしょう!フロッピー型のソフトはおもちゃ屋などで(確か?)500円で他のゲームに書き換えができるという(今風に言うと)エコな商品。
その後のCD-ROMなどでも書き換えシステムが定着すれば良かったのに…と思いますが、それだと儲からないからダメなんですからねぇ。
以上となります。今、見てみると、どれも個性が溢れていて、今やっても夢中になれそうですね。あの時代は、個性的で楽しかった…とノスタルジックになってしまうのは、おじさん・おばさんになった証拠なのでしょうか?
今のゲーム業界もこれくらい個性を爆発して欲しいです。