『頭文字D』とは?
『頭文字D』
地上波アニメ・オリジナルビデオ・劇場版としても映像化が実現していますね。
走り屋アニメの頭文字D!テレビ放送されたFirst Stageの魅力! - Middle Edge(ミドルエッジ)
走り屋アニメ頭文字D Second Stage!本編のバトル3戦を振り返る! - Middle Edge(ミドルエッジ)
今回の記事では、この続編として公開された劇場版アニメ『頭文字D 3rd stage』の内容を主に振り返っていきたいと思います。
劇場版『頭文字D 3rd stage』
劇場版『頭文字D 3rd stage』の本編動画・ストーリー
高橋涼介(たかはしりょうすけ)から、以前より計画していた県外遠征チームに参加してほしいと誘われた主人公・藤原拓海(ふじわらたくみ)―――。
これまで多くの走り屋を天才的なテクニックで打ち破ってきた拓海ですが、須藤京一(すどうきょういち)や秋山渉(あきやまわたる)といった強敵とのバトルを通じ、自分自身の走りに限界のようなものを感じていて、涼介はそんな拓海に県外遠征活動を通じて、圧倒的に足りていないもの(知識)を埋められるのではないかと言います。
とりあえず涼介からの勧誘を保留にした拓海。かつてハチロクのエンジンブローで決着がつかないままだったバトルに区切りをつけるため、日光いろは坂に赴き、ランエボⅢに乗る京一に再戦を申し込むのでした。
一方、まだ交際までには発展しないまでも、拓海は同級生の茂木なつきと夏には二人きりで海に遊びに行くなど良い感じの雰囲気に。しかし、前シリーズまででの流れで、拓海はなつきと中年男性との密会を目撃してしまい、それを機にお互いの関係は急速に冷え切ってしまいます。
それでも拓海との関係をそれっきりにしたくないとの想いが強いなつきは、以前に増して、拓海に対して積極的なアプローチをするように。
白熱した走り屋たちのバトルを描きながら、高校生らしく、思春期を過ごす拓海・なつきの恋の行方はどのような結末を迎えるのでしょうか…
劇場版『頭文字D 3rd stage』の魅力とは?
まずは走り屋として、拓海が劇場版『頭文字D 3rd stage』で繰り広げる熱いバトルを振り返ってみると…
ストーリー紹介でも触れた、
ランエボⅢに乗る須藤京一
そして、
MR2(SW20)に乗る小柏カイ
といった強敵とのバトルを描いています。
どちらもレース上がりの走り屋で、峠道を走ってドライビングテクニックを磨いた拓海とは対極の存在といえますね。車両そのものの戦闘力という部分にも注目したいですね。
前シリーズでは拓海の乗るハチロクがエンジンブローしてしまい、劇場版『頭文字D 3rd stage』ではレース車向けのニューエンジンをハチロクに搭載しています。ニューエンジンの性能をフルに発揮できるよう、高回転エンジンに対応したタコメーターも取り付け、非力だったはずのハチロクが最新のスポーツカーと同等の戦闘力に。
それぞれのライバルとも勝敗を明確に分けるターニングポイントが存在し、バトルを盛り上げるとともに説得力のある内容になっていますね。
とくに、日光いろは坂のバトルで見せた空中に描く走行ラインといった描写は原作コミックの内容を忠実に再現したものですが、その衝撃的な展開の映像化はクオリティーも高く、多くの原作ファンを感動させましたね。
これって現実に再現可能なの!?
そんな素朴な疑問について、本当に実現可能なのかを考察した記事を発見しましたので、こちらでも紹介しておきたいと思います。
【掟破りの地元走り】インベタのさらにインは空中に描くラインって何?【場所・何話・実際・曲】 | T A C L O G
もともと、なつきは援助交際をしていて、中年男性といけない関係になっていました。
しかし、拓海に対する恋愛感情を自覚するうち、その援助交際にもケジメをつけようとしていました。別れ話をしていたとき、そんな二人の密会をタイミング悪く拓海に見られてしまい、拓海はなつきに裏切られたと思ってしまいます。
拓海となつきはお付き合いには発展していなかったものの、そんな関係になるのも時間の問題でした。しかし、その出来事を機に拓海は一方的になつきを避けるように。なつきの方も、拓海に中年男性との密会を目撃されたことを自覚していませんでしたが、拓海にそのことを指摘され、なにも言い返せず…
ここまでは前シリーズのお話です。
それでも拓海のことを諦めず、真剣に向き合おうとするなつきは…
それまではお小遣いと称して、中年男性から月に数十万円もの金銭を受け取っていたのに、拓海に明らかに避けられるような態度を取られるようになってからは、ファーストフード店でアルバイトを始めるようになります。
汚れてしまった自分を少しでも変えたいという想いや、純粋な拓海に真摯に向き合いたいと頑張るなつきの姿に胸を打たれますね。
ドライビングが上手だと何なの?
そういった考えをお持ちのユーザーも多いでしょう。
しかし、劇場版『頭文字D 3rd stage』のラストの展開においては、拓海が魅せるハチロクの運転技術に多くの女子をキュンキュンさせるはず。大好きな女の子を守るために、危険な峠の雪道でドリフトさせながら、ハチロクを運転する拓海は本当に格好良いですね。
劇場版『頭文字D 3rd stage』の続編について
テレビアニメ版
『頭文字D 4th stage』
『頭文字D 5th stage』
『頭文字D Final stage』
劇場版『頭文字D 3rd stage』のまとめ
走り屋の意地と恋愛といった二つの要素が交差するところが劇場版『頭文字D 3rd stage』の魅力だと思います。日光いろは坂と、実在する舞台で繰り広げられるバトルは多くの視聴者を本編に惹き込みますね。拓海・なつきの恋の行方も気になるところだと思います。
頭文字Dシリーズは5th+Finalと6ステージで構成されていますが、その中で3作目となる劇場版『頭文字D 3rd stage』は、拓海の高校生活の最後を彩るエピソードです。ご覧になっていただければ多くのミドルエッジ世代が共感できるようなポイントも多いと思います。記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にご覧になって、その魅力をご自身の目でお確かめになってくださいね。