男女7人夏物語のあらすじと出演者

男女7人夏物語の出演者をご紹介します。
「男女7人夏物語」は、適齢期を迎えた30歳の3人の男と、27歳~28歳の4人の女が繰り広げるひと夏のラブストーリーをコミカルに描いた作品です。
酔っぱらって意気投合した今井良介(明石家さんま)と神崎桃子(大竹しのぶ)が朝同じベッドで寝ていた所から物語は始まります。
桃子を泊めたけれど、2人とも酔っぱらっていたため、記憶がありませんでした。
その後桃子は、報われない恋に悩む沢田香里(賀来千香子)に新しい恋を迎えようと、友達の朝倉千明(池上季実子)と、椎名美和子(小川みどり)と合コンを計画します。
そして取材相手の大沢貞九郎(片岡鶴太郎)に友達を連れてきてと持ち掛けました。
そして貞九郎は、学生時代の友人の良介と野上君章(奥田英二)を誘い待ち合わせの場所に出かけたのです。
香里は真剣に女性を愛せない君章にのめりこんでいきました。
千明と一夜を共にした良介でしたが、やがて会えば漫才のような掛け合いでケンカばかりの桃子に惹かれている事に気付いたのです。
大人の男女の恋愛を描いた男女7人夏物語は、最高視聴率31.7パーセントの大ヒットを記録しています。
主題歌だった石井明美の「cha cha cha」も翌年の春の高校野球選抜大会の行進曲に選ばれ、1986年を代表するヒットとなりました。
今井良介役の明石家さんま

1974年に笑福亭松之助に弟子入り後に、お笑い芸人の道に進んだ明石家さんまでしたが、1981年に放送を開始した「オレたちひょうきん族」で人気を博し、1986年には既に人気お笑い芸人として第一線で活躍していました。
「男女7人夏物語」は関西弁で等身大のキャラクターから大人気となり、続編の「男女7人秋物語」でも主演しています。
共演した大竹しのぶと交際を続け、1988年に結婚し翌年長女(IMARU)を儲けました。
1989年に「オレたちひょうきん族」が放送終了すると、しばらく育児に専念したため、仕事も激減します。
1992年に大竹しのぶと離婚、その後は再婚することはなく、大竹しのぶとは現在も友人関係を築いています。
2021年の東京オリンピック閉会式に、大竹しのぶが出演した時も本人から「出ちゃった」と報告があった事を明かしていました。
数々のドラマでも主演を務め、お笑い芸人としてもビートたけし・タモリと並びBIG3と称され、還暦を過ぎた現在も活躍を続けています!
神崎桃子役の大竹しのぶ

大竹しのぶは1973年の「ボクは女学生」の一般公募で合格し、16歳で芸能界入りしています。
「ああ野麦峠」など映画やドラマで活躍していましたが、1982年にTBSのディレクター服部晴治と結婚し、長男をもうけました。
夫の服部晴治は1987年に癌で亡くなっています。
そして1988年には「男女7人夏物語」で共演した明石家さんまと再婚し、長女を儲けました。
女優として活動しながら1987年の「ひらけポンキッキ!」の挿入歌「かまっておんど」が幼児向けにとどまらず、大人にもヒットしています。
1992年に明石家さんまと離婚し、長女IMARUの親権を持ちました。
1993年には篠山紀信撮影で、ヌード写真集「闇の光」を発売しています。
2016年には紅白歌合戦に初出場し、女優として歌手として活躍を続けています。
2021年の東京オリンピックの閉会式では、合唱団の子供たちと一緒に「星めぐりの歌」を披露しました。
酷評も受けた閉会式ですが、大竹しのぶは何も悪くなく、女優に歌手にバラエティーに才能を存分に活かしていますよね。

浅倉千明役の池上季実子

歌舞伎役者の坂東三津五郎を祖父に持ち、商社勤務の父のもとニューヨークで出生し、3歳まで育ちます。
1975年の「はだしの青春」で映画デビューし1984年の「陽暉楼」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
男女7人夏物語は、そんな女優としての絶頂期のドラマです。
1990年代からは2時間ドラマに活躍の舞台を移し、火曜サスペンスや土曜ワイド劇場など数々のドラマに出演していました。
年末時代劇スペシャル「白虎隊」や大河ドラマ「武田信玄」など時代劇にも数多く出演し、楚々とした美女役を好演しています。
私生活では1985年に古美術商を営む10歳年上の一般男性と結婚し、長女を儲けますが3年ほどで離婚しました。
短い結婚生活ですが、1986年の男女7人夏物語の放送当時は、人妻だったのですね。
近年は「科捜研の女シリーズ」や、「戸津川警部シリーズ」などに出演し、活躍を続けています。
色っぽくて、カッコいい女優さんですよね。
大沢貞九郎役の片岡鶴太郎

片岡鶴太郎は、マッチこと近藤真彦のモノマネや、九官鳥の「キューちゃん」のモノマネで人気を博したお笑いタレントですが、歌も上手でシングルもリリースしています。
俳優としても大河ドラマや、NHKの朝ドラでも活躍し、1988年にはプロボクシングのテストにも合格し、マルチな活躍をしていました。
年齢制限でプロテストは受けられない規則でしたが、公式戦には出場できない事を条件に合格し、鬼塚勝也や畑山孝則のマネージャーとしてセコンドに付き、世界王者獲得に貢献しています。
芸術家としても挿絵や、水墨画で活躍し、群馬県草津温泉や福島県福島市で美術館も開いていました。
テレビではあまり見かけなくなり寂しさがありますが、多くの方面で才能を発揮して凄いです。
沢田香里役の賀来千香子

賀来千香子は「男女7人夏物語」以前は「少女に何が起こったか?」で小泉今日子を虐めるお嬢様役が印象に残っています。
そして1993年には冬彦さんブームを起こした「ずっとあなたが好きだった」で冬彦さんの狂気に翻弄される美しい妻を好演して印象深いですよね。
1994年には宅麻伸と結婚し、美男美女カップルとして話題になりましたが2012年に離婚しています。
現在も映画やドラマや舞台などでも活躍を続けています。

野上君章役の奥田英二
1976年に『円盤戦争バンキッド』で俳優デビューした奥田瑛二は1980年代後半に「金曜日の妻たちへ」や「男女7人夏物語」のちょっと危険な香りのするイケメンとして大ブレイクしています。
「不倫してみたい俳優ナンバーワン」という名誉(?)な称号も手に入れました。
俳優を天職として、数々の映画やドラマに出演していますが、48歳で助監督に挑戦し、50歳を迎えた2001年には『少女〜AN ADOLESCENT』で念願の監督デビューもしています。
監督として3作目の2006年の「長い散歩」ではモントリオール映画祭でグランプリを受賞していました。
2016年には俳優として、女子高生との倒錯したエロスの世界を描いた「赤い玉」にも主演しています。
いくつになってもエロティシズムを感じる俳優さんですよね。

椎名美和子役の小川みどり
1975年に雑誌モデルとしてデビューした小川みどりは、1982年よりTBS『モーニングジャンボ奥さま8時半です』のリポーターを務めていました。
その後1985年からはTBS『モーニングEye』のリポーターを務めています。
男女7人夏物語の後は1992年に土曜ワイド劇場に出演。
近年では2015年に「冥府のメイドにも出演し、同年TBSテレビ60周年特別企画『TBSもさんまも60歳 伝説のドラマ&バラエティー全部見せます!夢共演も大連発SP』に、『男女7人夏物語』での共演者たちと共に出演しました。
まとめ
今回は明石家さんまと大竹しのぶの結婚のきっかけとなった「男女7人夏物語」の出演者の現在は?についてご紹介しました。
30数年経ってもそれぞれの活躍を続けていて凄いですよね。
明石家さんまと大竹しのぶも離婚しても仲良くて、素敵な関係でうらやましいです。