『聖少女艦隊バージンフリート』とは?
OVA版『聖少女艦隊バージンフリート』
今回の記事では、OVA版『聖少女艦隊バージンフリート』の内容を中心にご紹介します。
OVA版『聖少女艦隊バージンフリート』の本編動画・ストーリー
舞台は、1923年の世界戦争の渦中にあった日本のような国(本編では明確に日本というような名称では呼ばれておらず、あくまで”我が国”と呼称されています)。
敵対関係にあった連合軍は、横浜への舞台上陸を仕掛け、本土決戦で戦争を終結させようとしていました。敗戦の危機に立たされた”我が国”は、この戦況で処女のみで構成されたバージンフリート隊を投入します。バージンフリート隊が戦場で発揮したバージンエネルギーは連合軍の部隊を瞬く間に殲滅させるほどの威力をみせました。
その力の前にすっかり戦意を失なった連合軍は”我が国”との間に休戦協定を結び、そこから15年の時間が経過します。
庶民は平和な暮らしを取り戻していましたが、あくまで休戦状態にあるだけといった状況。軍部は再び幕が開けるであろう戦争に備え、次世代のバージンエネルギーが使える処女を育成すべく海軍中野女子分校を設立し、その入学生を募っていました。
すっかり平和ボケをしていた主人公・海野潮風は花嫁修行のためにと海軍中野女子分校に入学します。しかし、彼女のもつバージンエネルギーは全生徒の中でも類を見ないほどに絶大なもので、その事実が学校に把握されてしまうと、上級生である雪見沢五月や下級生の草津月小町とともに新たに創設されるバージンフリート隊『36歌仙12官女』になるための入隊試験を受けさせられることに…
OVA版『聖少女艦隊バージンフリート』と『サクラ大戦』の比較
『聖少女艦隊バージンフリート』の内容は、この『サクラ大戦』と類似しているところが高いのも注目すべきポイントかと思います。その理由を探ってみると、『サクラ大戦』のWikipediaのページには次のような記載がありました。
この広井王子さんという方は、『聖少女艦隊バージンフリート』の原作者に名を連ねる一人であり、じつはどちらの作品も同じ人物によるコンテンツということが分かります。
大正という時代背景であることや、戦う女性キャラクターたちにスポットを当てる構成もそっくりですよね。
こうした事実を踏まえると、両者に類似するところが多いのにも納得です。
『サクラ大戦』は光武などのロボットを操る乙女を描いたコンテンツなのに対し、『聖少女艦隊バージンフリート』は訓練学校に所属する女子生徒の物語となっています。当然といえば当然ですが、ストーリー展開は全く違うものといえますね。
そのため、『聖少女艦隊バージンフリート』には”戦争”という重厚なテーマがその背景にあり、人間の生き死にや特攻というような描写まであります。『サクラ大戦』はロボットアニメとしてアクションや戦いを重視しているのに対し、『聖少女艦隊バージンフリート』は原作者の”戦争”に対する思いが伝わってくるような内容に仕上げられていますね。
両者はストーリー展開も違えば、そのテイストも全く異なる作品です。似ているようで、じつは全くの別モノといえます。個人的には、そこに『聖少女艦隊バージンフリート』の面白さがあるのだと思います。
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OVA版『聖少女艦隊バージンフリート』のまとめ
戦争といったテーマを背景に、奮起する美少女・美女たちの活躍を描いたOVA版『聖少女艦隊バージンフリート』。『サクラ大戦』と類似するところが多く、その理由は、どちらも同じ原案者によって生み出された作品だということも分かっていただけたと思います。
『サクラ大戦』が好きだというユーザーには特におすすめですよ。記事内には本編動画を掲載していますので、この機会にぜひご覧になってみてください。そして、ゲーム版ではこのストーリーの続きも描かれていますので、もし気になるようであればご購入を検討なさってみては如何でしょうか。