『ベスト・キッド』とは

続編もつぎつぎ誕生!

『ベスト・キッド2』(1986年)、『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(1989年)まではラルフ・マッチオが主演し、シリーズ最終章となる『ベスト・キッド4』ではまだ新人だったヒラリー・スワンクがヒロインを務めました。そして2010年、ジャッキー・チェン、ジェイデン・スミスのコンビによりリメイク版『ベスト・キッド』が誕生しています。
続編ドラマ『コブラ会』(2018年)

『コブラ会』の主役はジョニー!
ラルフ・マッチオ
本作の主人公ダニエル・ラルーソーを演じたラルフ・マッチオ(Ralph Macchio)は、1961年11月4日生まれ、ニューヨーク州出身の俳優です。1983年公開の映画『アウトサイダー』に出演し、アイドル的な人気を獲得した80年代を代表する青春スター。翌1984年には主演を務めた『ベスト・キッド』の大ヒットによりさらなる飛躍を遂げ、一躍世界的な知名度を誇りました。
続く『ベスト・キッド2』(1986年)、『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(1989年)にも主演し、同シリーズ以降も映画やテレビドラマを中心に活躍。映画『いとこのビニー』や人気ドラマ『アグリー・ベティ』『アントラージュ★オレたちのハリウッド』など多くの作品に参加しました。
そして現在は、レギュラー出演中の『ベスト・キッド』公式続編ウェブドラマ『コブラ会』の大ヒットにより、再び大きな注目を集めています。私生活では、1987年に看護師の女性と結婚し2人の子供がいます。
ノリユキ・パット・モリタ
ダニエルの師匠で空手の達人「ミスター・ミヤギ」こと宮城成義を演じたパット・モリタ(Pat Morita, 森田則之)は、1932年6月28日、カリフォルニア州で日系アメリカ人の2世として生まれた俳優です。1967年に映画『モダン・ミリー』でスクリーンデビューすると、1975年からはコメディドラマ『ハッピーデイズ』に出演しお茶の間の人気者に!
そして1984年、大ヒットを記録した映画『ベスト・キッド』のミスター・ミヤギ役が当たり役となり、一躍世界的な知名度を獲得しました。同役でアカデミー助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受けたほか、全ての「ベスト・キッド」シリーズに参加しました。ちなみに「日本人らしい名前を」という製作サイドからのリクエストにより、同シリーズのみ「ノリユキ・“パット”・モリタ」名義でクレジットされています。
その後も多くのテレビドラマや映画に出演し、ディズニー映画「ムーラン」シリーズでは皇帝の声を担当しています。2005年11月24日、ネバダ州ラスベガスの自宅で死去。73歳でした。
『コブラ会』には物語の核となっている空手の師匠ミスター・ミヤギの教えを回想する多くのシーンが含まれています。懐かしさと共に、次世代の子供たちにも『ベスト・キッド』の素晴らしさが伝わっていくことが何より嬉しいですね。
エリザベス・シュー
お金持ちの女の子でダニエルのガールフレンド、アリ・ミルズを演じたエリザベス・シュー(Elisabeth Shue)は、1963年10月6日生まれ、デラウェア州ウィルミントン出身の女優です。『ベスト・キッド』で注目され、『カクテル』(1988年)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)などでも主人公のガールフレンド役に大抜擢!そして1995年公開の映画『リービング・ラスベガス』で演じた娼婦役が高い評価を受け、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。

以降、映画を中心に多くの作品に参加。2012年よりテレビドラマにも進出し『CSI:科学捜査班』にレギュラー出演したほか、2019年からはスーパーヒーローを題材としたドラマ『ザ・ボーイズ』にマデリン・スティルウェル役で出演しています。現在も映画界・テレビ界の両方で精力的に活躍している実力派!私生活では、映画監督のデイヴィス・グッゲンハイムと結婚し3人の子供がいます。
『コブラ会』にもシーズン3に登場し、往年の『ベスト・キッド』ファンを喜ばせました。
ウィリアム・ザブカ
空手教室「コブラ会」所属。アリの元彼。少年空手選手権のチャンピオンでもあったダニエルの敵、ジョニー・ロレンスを演じたウィリアム・ザブカ(William Zabka)は、1965年10月20日生まれ、ニューヨーク出身の俳優です。
『ベスト・キッド』で注目され、続く『ベスト・キッド2』にも出演。以降もアクション映画を中心に活躍しながら、映画制作にも携わり、2004年には短編映画『Most』でアカデミー賞短編映画賞にノミネートされました。
そして現在は、2018年から大ヒットを記録し続けている『ベスト・キッド』の公式続編ウェブドラマ『コブラ会』の主演として、再び華やかな注目を浴びています!
マーティン・コーヴ
ジョニーが所属する空手教室「コブラ会」の指導者で目的のためなら手段を選ばない男ジョン・クリースを演じたマーティン・コーヴ(Martin Kove)は、1946年3月6日生まれ、ニューヨークブルックリン出身の俳優です。『ベスト・キッド』で有名になり同シリーズには3作目まで出演。
以降も主に悪役やアクション映画などで活躍。1982年から1988年まで放送されたドラマ『女刑事キャグニー&レイシー』のヴィクター・イスベッキ役としても知られています。近年も多くの映画やテレビドラマで精力的に活躍し、2019年公開の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも参加しました。現在は『コブラ会』に往年の共演者たちと共にレギュラー出演中!
タムリン・トミタ
『ベスト・キッド2』に登場しダニエルと互いに惹かれあうクミコを演じたタムリン・トミタ(Tamlyn Tomita)は、1966年1月27日生まれ、沖縄県沖縄市・嘉手納基地出身、ロサンゼルス育ちの女優です。同作の出演で知られるようになり、日本映画『ハワイアン・ドリーム』では時任三郎さんやジョニー大倉さんらと共演。
以降も『デイ・アフター・トゥモロー』をはじめ、さまざまな映画やテレビドラマに参加しています。『コブラ会』のシーズン3にも登場していますよ!
ユウジ・オクモト
『ベスト・キッド2』で渡口チョウゼンを演じたユウジ・オクモト(Yuji Okumoto)は、1959年4月20日生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系アメリカ人俳優です。同作で一気に知名度を上げ、その後も脇役として『ゲーム』『トゥルーマン・ショー』『パール・ハーバー』など多くのメジャー作品に出演。2010年公開の映画『インセプション』では渡辺謙さんの部下を演じました。
近年も映画やテレビドラマなどでコンスタントに活躍しており、『コブラ会』のシーズン3にも登場しています。私生活では、2001年に結婚し2人の子供がいます。