アウトサイダーとは

C・トーマス・ハウエル出演作品
『アウトサイダー』で主人公のポニーボーイ・カーティスを演じたC・トーマス・ハウエル(C. Thomas Howell)は、1966年12月7日生まれ、ロサンゼルス出身の俳優です。1980年代を代表する青春アイドルの総称であった「ブラット・パック」の一員。
若き勇者たち

1984年に製作された戦争映画です。この作品にはチャーリー・シーン、ジェニファー・グレイ、リー・トンプソンといった当時の若手俳優が一堂に会し、C・トーマス・ハウエルとパトリック・スウェイジは『アウトサイダー』に続いての再共演となりました。またスウェイジとグレイにとって同作が『ダーティ・ダンシング』出演のきっかけになったと言われています。
ミスター・ソウルマン

C・トーマス・ハウエルが1986年に主演した青春コメディです。当時は主人公が黒人に成りすますという内容に抗議や批判が巻き起こるなど物議をかもしました。しかし興行面では成功するなど賛否が分かれた作品です。
マット・ディロン出演作品
『アウトサイダー』でダラスを演じたマット・ディロン(Matt Dillon)は、1964年2月18日生まれ、ニューヨーク州出身の俳優です。1983年、フランシス・フォード・コッポラ監督による青春映画『アウトサイダー』と『ランブルフィッシュ』に続けて出演したことで、一躍アイドル的な人気を獲得。その後はジャンキー役を演じた『ドラッグストア・カウボーイ』からコメディ映画『メリーに首ったけ』の怪しげな探偵パット・ヒーリーに至るまで幅広い役柄を演じ分ける演技派へと成長し、2004年公開の作品『クラッシュ』では見事アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
マイ・ボディーガード

『マイ・ボディガード』はマット・ディロンがまだ『アウトサイダー』に出演する前の1980年に公開された青春映画です。ディロンは同作でリーダー格の不良メルヴィン・ムーディを演じました。また端役で『フラッシュダンス』前のジェニファー・ビールスも参加していますよ。
グレイス・オブ・マイ・ハート

『グレイス・オブ・マイ・ハート』(1996年)は、1960年代初期から1970年代初期までのポップ・ミュージックの世界を描いた音楽ドラマ映画。(かなり脚色が加えられているため伝記映画ではありませんが、シンガー・ソングライター、キャロル・キングの半生がモデルと言われています)。ディロンは同作で主人公デニース・ウェバリー(エドナ・バクストン)のプロデューサーで、のちに結婚するジェイ・フィリップスを演じました。
ラルフ・マッチオ出演作品
『アウトサイダー』でジョニーを演じたラルフ・マッチオ(Ralph Macchio)は、1961年11月4日生まれ、ニューヨーク出身の俳優です。80年代アイドル的な人気を誇り、1984年に主演した『ベスト・キッド』の大ヒットにより世界的な知名度を獲得しました。現在は2018年から出演中の配信ドラマ『コブラ会』が話題を呼び、再び注目を集めています。
りんご白書

『ベスト・キッド』と同じ年に公開された映画『りんご白書』は荒廃を極めた高校を舞台に、そこへ通う生徒・教師・そして保護者たちの葛藤を描いたヒューマン・ドラマです。マッチオは同作で両親の離婚問題に悩む生徒、エディ・ピリキアンを演じました。
パトリック・スウェイジ出演作品
『アウトサイダー』でダレル(ダリー)・カーティスを演じたパトリック・スウェイジ(Patrick Swayze)は、1952年8月18日生まれ、テキサス州ヒューストン出身の俳優・ダンサーです。幼い頃から母親の影響でバレエの英才教育を受けて育ち、キャリアの初期はブロードウェイの舞台で活躍。その後『アウトサイダー』でアイドル的な人気を獲得し、『ダーティ・ダンシング』では得意なダンスを披露。そして『ゴースト/ニューヨークの幻』の世界的な大ヒットによりトップ・スターの地位を不動のものとしました。しかし2009年9月14日に膵臓癌で死去。57歳でした。
3人のエンジェル

『3人のエンジェル』(1995年)は、3人のドラッグ・クィーンを描いたロードムービー・コメディで、パトリック・スウェイジはウェズリー・スナイプス、ジョン・レグイザモと共に、ドラッグ・クィーンを熱演。またスウェイジは同作で演じたヴィーダ・ボエーム役で「ゴールデングローブ賞」主演男優賞にノミネートされ、高い評価を受けました。
ダンシング・ハバナ

2004年公開の『ダンシング・ハバナ』は『ダーティ・ダンシング』を下敷きにしたラブストーリー。パトリック・スウェイジは同作にダンス講師役で出演しています。
ロブ・ロウ出演作品
『アウトサイダー』でソーダポップ・カーティスを演じたロブ・ロウ(Rob Lowe)は、1964年3月17日生まれ、バージニア州出身の俳優です。デビュー当時はテレビドラマの主演を多く務めていましたが、『アウトサイダー』でアイドル的な人気を獲得し、一躍トップスターの仲間入りを果たしました。しかし人気絶頂の最中、一大スキャンダルを巻き起こし低迷。近年は以前のような派手さはないものの、地道な活動を続けています。
ザ・ホワイトハウス

そんなロブ・ロウが再び注目されたのは、日本でもNHKで放送された名作政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』ではないでしょうか。同作はホワイトハウスを舞台にマーティン・シーン演じるアメリカ大統領とその側近達を中心に描いた物語。ロウはこの作品で、広報部次長兼大統領特別補佐官サム・シーボーンを演じ、再びお茶の間の人気を得ました。近年はドラマ『ブラザーズ&シスターズ』のロバート・マキャリスター役としても知られています。
エミリオ・エステベス出演作品
『アウトサイダー』でツー・ビットを演じたエミリオ・エステベス(Emilio Estevez)は、1962年5月12日生まれ、ニューヨーク州スタテンアイランド出身の俳優・映画監督です。父親は俳優のマーティン・シーン。俳優のチャーリー・シーンは弟。青春映画『ブレックファスト・クラブ』や『セント・エルモス・ファイアー』にも出演した80年代を代表する人気アイドルであり、ブラット・パックの一員です。
メン・アット・ワーク

『メン・アット・ワーク』(1990年)は、『ヤングガン』(1988年)に続きエミリオ・エステベス、チャーリー・シーン兄弟による共演作。物語はジェームズとカールのズッコケ・ゴミ収集員コンビが市会議員の死体を見つけてしまい、右往左往するドタバタ・コメディです。また監督・脚本をエステベスが兼任しました。
フリージャック

1992年に公開された映画『フリージャック』は、レース中の事故の瞬間に18年後の2009年へとタイムスリップさせられた若きF1レーサー・アレックスの肉体を狙い、さまざま人たちが絡み合うSFサスペンスです。同作では名優アンソニー・ホプキンスやロックバンド、ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーらと共演。エステベスは主人公のF1レーサー、アレックス・ファーロングを演じました。
トム・クルーズ出演作品
『アウトサイダー』でスティーヴを演じたトム・クルーズ(Tom Cruise)は、1962年7月3日生まれ、ニューヨーク州シラキュース出身の俳優・プロデューサーです。出世作『卒業白書』(1983年)で注目され、1986年に公開された『トップガン』の世界的な大ヒットにより一躍トップスターの仲間入りを果たしました。以降、『レインマン』「ミッション:インポッシブル」シリーズ、『ザ・エージェント』『マグノリア』『マイノリティ・リポート』『ラスト サムライ』ほか現在に至るまで数多くのヒット作を生み出し続けているハリウッドを代表する一流映画スターです。
タップス

ここではトム・クルーズ、キャリア初期の作品をご紹介しましょう。映画『タップス』は1981年に『エンドレス・ラブ』にてわずか数秒の出演で映画デビューを飾ったトムの第2作目の作品です。同作は140年の歴史を持つ名門校・バンカーヒル陸軍幼年学校が土地開発のため閉校の危機に陥り、それに反対した生徒たちが存続のために立ち上がる物語。トムは生徒役のデヴィッド・ショーンを演じ、ティモシー・ハットンやショーン・ペンらと共演しています。
あとがき
今回ご紹介した作品のチョイスは、独断と偏見で選びました。『アウトサイダー』メンバーの今後の活躍にもぜひ注目していきたいですね。