「ONE PIECE」麦わらの一味の声優まとめ!20年の歴史で交代はある?

「ONE PIECE」麦わらの一味の声優まとめ!20年の歴史で交代はある?

1997年から週刊少年ジャンプで連載され、1999年からアニメ放送されている「ワンピース」。20年以上続く長寿アニメとなりつつありますが、声優の交代などはあったのでしょうか?今回は麦わらの一味の声優をまとめてみました。


モンキー・D・ルフィ

主人公・ルフィの声優は田中真弓さんです。

田中さんは当時、すでに同じジャンプ作品で爆発的なヒット漫画となった「ドラゴンボール」のクリリンを演じていました。田中さんといえばクリリンという人も多いでしょう。

だから同じジャンプ作品で、主役というのは難しいかもしれないなという気持ちでオーディションを受けたそうなのですが見事合格。

今やルフィは田中さん以外考えられないですね。そして、20年以上放送されているわけですから最も長く演じた役はルフィになっています。(クリリンも今でも担当されていますが、「ドラゴンボール」のアニメはブランクがあるため)

ちなみに、アニメ放送開始前に「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98」でワンピースのアニメが放送されたのですが、その時は現在のキャストとは異なりました。ルフィ役は高乃麗さんが担当されていたんですよ。

ロロノア・ゾロ

ロロノア・ゾロ役は中井和哉さん。

中井さんはゾロ役を希望していてワンピースのオーディションを受け、見事ゾロ役に決まったそうです。

中井さんはゾロのことを「麦わらの一味の中では、唯一ルフィを立てることを意識している人物」、「かっこいいところと方向音痴なところの両方があってのゾロ、だけどかっこよさが買っていないとダメ、と話しているそうです。キャラへの愛着が感じられますね。

ちなみに、ゾロやくをやってから剣士役のオファーが多くなった中井さんですが、実際は先端恐怖症だそうです。

ゾロの幼少期は浦和めぐみさん。前述のアニメ放送前のOVAでは高木渉さんがゾロを演じていました。

ナミ

ナミ役は岡村朋美さん。オーディションはゾロ役の中井さんと同じ組だったそうです。同じ組にゾロとナミがいたなんてすごいですよね。オーディションで読んだ原稿は「アーロンパーク編」でナミがルフィに助けを求めるシーン。「助けて」と言ったらその人が死んでしまうと思っているナミが「助けて」と言えるほど信頼できる人に出会った大事なシーンだと語っています。一番思い入れのあるシーンだそうですよ。

ナミ役は2021年現在も岡村さんですが、2001年(第70話から78話)は産休のため休んでいます。その時は山崎 和佳奈さんが代役を務めました。長いアニメですと女性声優さんはそういうこともありますよね。

OVA版は豊口めぐみさんでした。

ウソップ

ウソップは山口勝平さん。山口さんは元々原作のファンで、ルフィを演じたくてオーディションを受けたそうです。ですがルフィ役には落ちてしまいウソップのオファーが来て、それを受けた形で決まりました。

原作のファンですから当然嬉しかったのですが、とまどいもあったそうです。原作を読んでいてウソップの声だけイメージがわかなかったのだとか。ですが、ウソップといったら山口さんの声しか考えられないですよね。

山口さんは「らんま1/2」の早乙女らんま、「犬夜叉」の犬夜叉、「名探偵コナン」の工藤新一と怪盗キッドなど主人公キャラが多いですが、マスコットキャラクターなどを演じることもありますし、演技が幅広いですよね。ですから、ウソップにもぴったりだったのではないでしょうか。

サンジ

サンジ役は平田 広明さん。ジョニー・ディップやユアン・マクレガーなどの吹き替えを担当することが多い声優さんです。

サンジは仲間と別行動することが多いので、原作者の尾田先生になぜなのか聞いたことがあるそうです。答えは「たくさんキャラクターが出てくる時、サンジがしゃしゃり出ると収集がつかなくなるから」と言われたそうです。どこまで本当かわからないけどこの回答には納得したのだとか。

麦わらの一味はいくつかグループに分かれて行動することが多く、だいたいルフィとウソップは一緒で楽しそうです。そんな中、にぎやかさに負けない面白さを出すにはどうしたらいいかと考えられているそうですよ。

平田さんはサンジ以外の役でワンピースに出演する時「粗忽屋」という名前で登場しています。これにならって、麦わらの一味の声優が他の役をやる時は「粗忽屋〇〇」という名前になっています。

トニートニー・チョッパー

チョッパーの声優は大谷育江さんです。大谷さんはピカチュウの声優として知られていますよね。世界各国で放送されている「ポケットモンスター」ですが、ピカチュウの声は吹き替えなしで世界共通で大谷さんなんですよ。マスコットキャラや子どもの役も多いのでぴったりですよね。

大谷さんは2021年現在もチョッパー役を担当されていますが、2006年に一度体調不良で休まれています。その時の代役は伊倉一恵さんがつとめました。

ニコ・ロビン

ニコ・ロビン役は山口由里子さんです。こちらはオーディションではなく、指名で決まったそうです。すごいですよね。

ロビンがその後麦わらの一味に加わるということは知っていたものの、「つかみどころのない人」のように演じてほしいといわれていたのだとか。山口さんはロビンの母も担当。母を演じたことでロビンを深く理解することができたと語っています。「声優という職業に対して、まっすぐな気持ちで向かせてくれた作品」だとも話していますよ。

山口さんも産休のため2007年にお休みをしています。その際は小林優子さんが担当しました。幼少期のロビンは永井杏さんです。

フランキー

フランキー役は矢尾一樹さん。ワンピースにははじめジャンゴ役で出演しました。その時原作者の尾田先生と仲良くなったそうです。フランキーのモデルは八尾さん自身だそうですよ。ドラマなら分かりますが、アニメ(というか漫画)で当て書き(特定の役者をイメージして役をつくる)されるというのは珍しいですよね。

フランキーはコーラが大好物で燃料。ですが八尾さんは甘いものが苦手だそうです。以前、ワンピースの企画で作ったレストランで食事をしていた時に、別の飲み物を頼んだら、八尾さんに気づいていた子供たちに「ああ、コーラじゃないんだ」とがっかりされたのだとか。それ以来子供の前ではコーラしか頼まないそうです。徹底されていますね!

ブルック

ブルックの声優はチョーさんです。チョーさんは2006年に改名していてそれ以前は長島雄一の名前で活動されていました。

ブルックは死んでも一度だけ復活できる「ヨミヨミの実」を食べた能力者。白骨化した体でよみがえっているのでガイコツにアフロという姿。ですから表情がないのです。表情がないキャラを演じるのは難しそうな感じがしますがチョーさんは「表情がないのでいかようにも演じられる。自由の幅が広い」と話しています。時には「違いますよ」と言われることもあるようですが、自由に演じられているんですね。

ブルックはアニメで1~2年出番がないときもありますが、その間もずっとやっているような感覚があるそうです。まさに仲間ですね。

ジンベエ

ジンベエは最後に麦わらの一味になった仲間ですね。425話、430話に登場した時は郷里大輔さんが担当されていました。ですがその後郷里さんが急死したため、宝亀克寿が後任を務めています。麦藁の一味の中で唯一声優が交代しているのがジンベエです。

宝亀さんは元々、王下七武海のゲッコー・モリア役として出演していて二役になりました。ジンベエも元々は王下七武海の一人でしたが麦わらの一味に加わったため、メインキャラクターを担当することになったのです。

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