ぴんから兄弟とぴんからトリオ

ぴんから兄弟とぴんからトリオ

宮史郎率いるぴんからトリオとぴんから兄弟。「女のみち」の大ヒットで記憶に残っていませんか?


ぴんからの基は宮史郎

「ぴんから」の主軸は、宮史郎。

この宮史郎は、ぴんからトリオを結成する前は、姫路市のキャバレーで
働いていました。
彼は、1959年に自主制作「男の花道」を発表するくらい歌が上手い。

その後、拠点を大阪へ移し、当時流行していたボーイズ形態音曲漫才を始めるべく
4人組のスパローボーイズを1961年に結成します。
さらに、1963年には、彼の兄である宮五郎と大阪のキャバレー歌手だった並木ひろし
と共に音曲漫才ぴんからトリオを結成。

ということは、「女のみち」という歌で有名ですが、コーラスグループではなく
漫才スタートなので、芸人さんになりますね。

グループ名の由来は「ピン(始め)からトリ(終わり)を掴みたい」というところから
きているようですよ。

宮史郎

宮史郎 12CD-1086N - 宮史郎

ぴんからトリオの結成きっかけをつくった宮史郎。
本名は、宮崎芳郎。
1943年に、兵庫県加西市広原町生まれます。
趣味は、詞、曲を作る事、ゴルフ、魚つりだったそうです。
2012年11月19日69歳で死去。

ぴんから兄弟時代(右側:宮五郎)

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宮史郎の兄、宮五郎。
本名は、宮崎義正。
1936年生まれ。
1994年8月12日58歳で死去。

ぴんからトリオ結成前の職業はクリーニング店で働いていました。
元々楽器はベースしか弾けず、ぴんからトリオのときはギターを持って
舞台に立っていましたが、弾けないので実際はエアギター状態だったのです。
もし過去の宮五郎の映像を見ることがあれば、左手を観察してみてください。

並木ひろしとタッグマッチ時代(中央:並木ひろし)

並木が歌手として働く大阪のキャバレーで、アルバイト歌手として
働いていた宮史郎に声を掛けられぴんからトリオに加入した並木ひろし。

1942年兵庫県生まれ。
1998年11月13日56歳で死去。

ぴんからトリオのギター担当でもありました。
彼は、1973年に脱退します。
脱退後は、「並木ひろしとタッグマッチ」として活動していました。

ボーイズ形態音曲漫才?

ボーイズとは、演芸の一種で、楽器を使用した音楽ショウのことです。
「ボーイズ物」や「ボーイズ芸」とも言われています。

漫才師の行う音曲漫才や、コミックバンドが演ずる音楽コントとは異なり、
独特の形態を持つとWikipediaにありましたが、なんのことかさっぱり。

ということで、現在活動中のボーイズ達を挙げてみますと  
  灘康次とモダンカンカン
  玉川カルテット
  東京ボーイズ
  岡本圭司とバラクーダ
  アンクルベイビー
  ポカスカジャン
  横山ホットブラザーズ
  ザ・パンチャーズ
  放課後ボーイズ
などなど。

漫才師の音曲漫才でも、コミックバンドのコントでもない・・・
素人には、楽器を使ったりして笑わせてくれる芸人さんとしか
わかりませんが、次の動画を見ていただいて思い出してください。

ぴんからトリオ解散の裏事情

1962年にデビューしたぴんからトリオですが、10年間は音曲漫才トリオとして
下積み時代を経験しています。
しかし、1972年に発売した「女のみち」が大ヒットし、続く「女のねがい」、
「女のゆめ」もミリオンセラーとなりました。

多くの方が知っている「女のみち」、
 あなた~のために~ まもり~とおした おんな~のみさ~お~♪

そんな順風満帆見えたぴんからトリオ。
なんと1973年に解散してしまいます。
この解散をマスコミは、宮兄弟と並木ひろしとの「欲と欲の衝突」や「金で解散」
と金銭問題を書き立てたのです。

解散後は、宮兄弟で「ぴんから兄弟」として、並木ひろしは「タッグマッチ」として
芸能活動を続けました。

マスコミは、メンバーの対立だのなんだのと書き立てていますが、
対立というより方向性の違いだったのですね。

宮兄弟は歌手として活動したい、並木ひろしは演芸中心にして活動したいという
それぞれの気持ちがぶつかってしまったのです。
そこにぴんからトリオが契約していた東京と大阪にまたがるプロダクション間の
対立も相まってしまった。

東京のプロダクションは歌で契約。
大阪のプロダクションは演芸で契約。

二重契約にトラブルが起こらないはずがないのです。
案の定、大阪のプロダクションが計画したワンマンショーに、東京から待ったがかかる
などのトラブルが発生してしまいます。

並木ひろしは解散トラブルで精神疲労で倒れるは、ぴんからトリオの後援会が
「ぴんからトリオ葬別会」を開催する騒ぎはおきるは、
そんなさ中に宮史郎が東京へ活動拠点を移すなど、和解しないまま解散となったのです。

もともと歌手だった並木ひろしだったのに、演芸に引き込まれてしまったのでしょうか。

最後にやっぱり「女のみち」を

この映像は、ぴんから兄弟として活動中での歌唱です。
宮史郎と宮五郎。
残念ながらぴんからトリオの3人で舞台に立っている映像が入手
できませんでした。

でも、宮五郎がギターを弾けるようになっている映像でもあります。
動画の中頃に注目してみてくださいね。

それにしても宮史郎の歌唱はすばらしい。

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