「今日の日はさようなら」
「今日の日はさようなら」(きょうのひはさようなら)
作詞・作曲は、金子詔一。
昭和42年(1967年)に、森山良子の歌唱により日本ビクターからシングル
「恋はみずいろ」のB面としてリリースされ、ヒット曲となりました。
昭和49年(1974年)2月には、NHK「みんなのうた」でも放送されました。
この曲は、ボーイスカウト・ガールスカウトの活動において、団員や
リーダーたちによって歌われるスカウトソングになっていました。
また卒業ソングとしても広く歌われ親しまれていましたよね。
教科書への掲載は、昭和48年(1973年)に高等学校1年生の音楽の教科書に、
昭和51年(1976年)には、音楽教育図書出版の6年生の教科書に掲載されて
いたようです。
< 歌詞 >
いつまでも絶えることなく
友だちでいよう
明日の日を夢見て
希望の道を
空を飛ぶ鳥のように
自由に生きる
今日の日はさようなら
またあう日まで
「気球に乗ってどこまでも」
「気球にのってどこまでも」(ききゅうにのってどこまでも)
作詞は東龍男、作曲は平吉毅州。児童合唱曲として作られています。
数多くの合唱曲を世に送った平吉毅州の代表作であり、多くの教科書に
掲載されています。主に小学校で歌われ、曲中(1番のサビ部分)は手拍
子が付きます。
昭和49年(1974年)の第41回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部での
課題曲でありました。
今も、小学校の音楽の教科書に掲載され歌われています。
< 歌詞 >
時にはなぜか 大空に
旅してみたく なるものさ
気球にのって どこまで行こう
風にのって 野原を越えて
雲を飛び越え どこまでも行こう
そこになにかが待っているから
ラン ララン ラン ラン ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラン ララン ラン ラン ラン ラン
ラン ラン ララン ラン ラン ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラン ララン ラン ラン ラン ラン
「勇気一つを友にして」
「勇気一つを友にして」(ゆうきひとつをともにして)
作詞は片岡輝、作編曲は越部信義、歌は山田美也子です。
昭和50年(1975年)10月から11月に、NHK「みんなのうた」で紹介されました。
ギリシャ神話の「ダイダロスとイカロスの話」を題材にした歌で、
歌詞の1番から3番は、鳥の羽を着けたイカロスが、天まで登るも墜落死するまでを描き、
4番で、現代の子どもがイカロスの「鉄の勇気」を受け継ぐという内容になっていて、
元の神話とは逆の教訓となっています。
ちなみに歌い手の山田美也子は、NHK「ステージ101」に出演していましたね。
教科書には、昭和54年(1979年)に教育芸術出版の6年生の教科書に記載された
ようです。
< 歌詞 >
昔ギリシャのイカロスは
ロウでかためた鳥の羽根(はね)
両手に持って飛びたった
雲より高くまだ遠く
勇気一つを友にして
丘はぐんぐん遠ざかり
下に広がる青い海
両手の羽根をはばたかせ
太陽めざし飛んで行く
勇気一つを友にして
「どこまでも行こう」
「どこまでも行こう」(どこまでもゆこう)
作詞・作曲は小林亜星、オリジナルの歌い手は山﨑唯です。
昭和41年(1966年)のブリヂストンのCMソング及び愛唱歌です。
CMは、漫画「フクちゃん」で有名な横山隆一がキャラクターデザインを
手がけた「タイヤくん」が登場していました。
CMソングとしては珍しく、日本の音楽の教科書にも掲載され、
昭和50年(1975年)からは中学校の、昭和55年(1980年)からは小学校の
音楽教科書に複数回掲載されています。
< 歌詞 >
どこまでも行(ゆ)こう
道はきびしくとも
口笛を吹きながら
走って行こう
どこまでも行こう
道は険(けわ)しくとも
幸せが待っている
あの空の向こうに
「太陽がくれた季節」
「太陽がくれた季節」(たいようがくれたきせつ)
作詞は山川啓介、作曲はいずみたくです。
昭和46年(1971年)に結成されたフォークグループの青い三角定規の
シングルとして昭和47年(1972年)に発売された曲です。
村野武範主演の日本テレビ系列で放送された青春ドラマ「飛び出せ!青春」
の主題歌として採用され、100万枚を超えるヒット曲となりました。
この曲は昭和57年(1982年)に教育出版の教科書に掲載されたようです。
< 歌詞 >
君は何を今 見つめているの
若い悲しみに 濡れたひとみで
逃げてゆく 白い鳩 それとも愛
君も今日からは
ぼくらの仲間
とびだそう 青空の下へ
「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」
「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」(Ob-La-Di, Ob-La-Da)
レノン=マッカートニー名義となっていますが、ポール・マッカートニー
によって書かれた楽曲です。
昭和43年(1968年)イギリスのロックバンドであるビートルズの9作目の
アルバム「ザ・ビートルズ」に収録されています。
ポール・マッカートニーが、ジャマイカ発祥の音楽「スカ」に触発されて
作った曲だそうです。
タイトルに使用された「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」というフレーズは、
ナイジェリアのコンガ奏者、ジミー・スコットが口にしていた言葉を流用し
たもの。
昭和54年(1979年)に塔居書籍の教科書に載ったいたようです。
< 歌詞 >
Desmond has a barrow in the market place
Molly is the singer in a band
Desmond says to Molly, "Girl I like your face"
And Molly says this as she takes him by the hand
Ob-la-di, ob-la-da life goes on brah
La la how the life goes on
Ob-la-di, ob-la-da life goes on brah
La la how the life goes on
「夏の思い出」
「夏の思い出」(なつのおもいで)
作詞は江間章子、作曲は中田喜直。
NHKからの依頼で作った曲です。
作詞作曲を手掛けたお二人は、各界を代表する黄金コンビとあり、
昭和24年(1949年)6月のNHKラジオ番組「ラジオ歌謡」にて
石井好子の歌で放送されるや否や、瞬く間に多くの日本人の心を
捕え、その後、曲中に現れる尾瀬の人気は飛躍的に高まりました。
石井好子の歌は当時レコード発売されず、レコード発売された最
初の音源は、昭和29年(1954年)発売の藤山一郎が歌ったものです。
また昭和37年(1962年)8月から9月のNHK「みんなのうた」で紹介
されたときは、歌は高木淑子とヴォーチェ・アンジェリカ。
多く音楽の教科書にも掲載され、幅広い世代に親しまれている曲です。
< 歌詞 >
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径(こみち)
水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
「翼をください」
「翼をください」(つばさをください)
作詞は山上路夫、作曲・編曲は村井邦彦。
フォークグループの赤い鳥が、昭和46年(1971年)に「竹田の子守唄」の
B面曲として発表したものです。
もともとは昭和45年(1970年)に、現、志摩市の「合歓の郷」で開かれた
プロ作曲家コンテストのための曲として作られました。
昭和51年(1976年)以後、音楽教科書にもたびたび掲載されています。
教育芸術社の教科書に掲載して以来、合唱曲として有名となり、
1970年代後半から、学校でよく採り上げられるようになりました。
そのため、日本国内では老若男女誰もが歌える愛唱歌ですね。
< 歌詞 >
いま私の 願いごとが
かなうならば 翼(つばさ)がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼 つけてください
この大空に 翼をひろげ
飛ん(注)で行(ゆ)きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
「若者たち」
「若者たち」(わかものたち)
作詞は藤田敏雄、作曲は佐藤勝。
昭和41年(1966年)に、黒澤明の息子黒澤久雄が結成したフォークグループ
のザ・ブロードサイド・フォーが発表したシングル曲です。
この曲は、テレビドラマ「若者たち」の主題歌として制作されました。
発売当初の題名は「若者たち -空にまた陽が昇るとき」と、副題が付されていた。
1970年代になり、小学校・中学校向け音楽教科書やソングブックなどに掲載され、
学校の音楽で学ぶポピュラーソングとして定着しました。
< 歌詞 >
君の行(ゆ)く道は
果てしなく遠い
だのになぜ
歯をくいしばり
君は行くのか
そんなにしてまで
「銀色の道」
「銀色の道」(ぎんいろのみち)
作詞は塚田茂作、作曲は宮川泰。
ザ・ピーナッツとダークダックスとの競作です。
昭和41年(1966年)に、NHK「夢をあなたに」(「夢であいましょう」の後継番組)
から誕生しました。
最初に、ダークダックスがテレビ番組で発表しましたが、レコードはザ・ピーナッツ
が先行して発売しました。
やや童謡的な曲調で、落ち着いている歌ですが、作詞作曲を手掛けた二人は、
フォークソングを意識し、ギター、それもAマイナーで作成を行ったと語っています。
昭和54年(1979年)に音楽の友出版の教科書に掲載されているようです。
< 歌詞 >
遠い遠い はるかな道は
冬の嵐が 吹いてるが
谷間の春は 花が咲いてる
ひとりひとり 今日もひとり
銀色の はるかな道
「赤い花白い花」
「赤い花白い花」(あかいはなしろいはな)
作詞・作曲は、中林三恵。
昭和44年(1969年)結成のフォークグループの赤い鳥の曲です。
昭和45年(1970年)にシングル曲「人生」のカップリング曲として発表されました。
NHK「みんなのうた」では、昭和51年(1976年)12月から昭和52年(1977年)1月
まで放送されています。
昭和60年(1985年)に教育出版の教科書に掲載されています。
< 歌詞 >
赤い花つんで
あの人にあげよ
あの人の髪に
この花さしてあげよ
赤い花赤い花
あの人の髪に
咲いてゆれるだろう
お陽さまのように