OVA『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』とは?
『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』

『緑野原学園』シリーズ
Wikipedia - 星野架名
星野架名さんは少女漫画の分野で活躍し、数多くの名作を生み出した漫画家です。
しかし、2021年4月に病気のためにお亡くなりになり、多くのファンを悲しませたのは記憶にも新しいかと思います。
漫画家・星野架名さん死去【報告全文】『緑野原学園』シリーズなど(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
そんな星野架名さんが生んだ名作コミック『緑野原学園』シリーズの中で、唯一、アニメ化された作品『緑野原迷宮 〜Sparkling Phantom〜』。こちらに焦点を当てて、今回の記事では、その内容を振り返っていきます。
OVA作品『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』の本編動画・ストーリー
OVA作品『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』の魅力とは?
2人の個性的な主人公の存在
原作コミックは女性向け雑誌に連載されていた少女漫画ということもあって、そのような描写も意図的なものだと考えられます。そんな二人の間に、割り入るように登場する少女・ファレの存在も美しくて印象的でした。
恋愛ものではないものの、恋愛に近い感情の執着をみせるところが『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』の面白さだと思います。
声優キャストの仕事ぶりにも注目
弘樹の声を演じているのは、声優・関俊彦さん。近年は落ち着いた印象のキャラクターを担当しており、
こちらに代表されるようなクール系のイメージが強いと思います。しかし、そんな印象が定着する以前には、
このような勢いのあるキャラクターを演じていたこともあり、多くのミドルエッジ世代には関俊彦さんといえば、このような活発なイメージを抱くユーザーが多いのかもしれませんね。
『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』の弘樹も、勢いのまま突っ走る青年というような印象で、かつての関俊彦さんのイメージを踏襲するような配役といえるでしょう。
もう一人の主人公・彼方を演じる山口勝平さんにも注目したいです。近年の作品で、すぐにピンとくるのは、
こちらが思い浮かびますよね。
懐かしいところを挙げるなら、
といったコンテンツを思い浮かべるミドルエッジ世代も多いでしょう。しかし、『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』の彼方のような中性的なキャラクターというのは、山口勝平さんのキャリアの中でも珍しい部類に入ると思います。そんな山口勝平さんの仕事ぶりも注目なさってみてください。
死後を描いたファンタジーな世界観
その様子を空中から見守る弘樹の魂は、自分の魂ではないものが自身の肉体に宿っていることに違和感を覚えます。親友のはすの彼方も、魂は弘樹とは別モノに入れ替わっているのに、その事実に気づいている様子がありません。
そんな不思議なストーリー展開をみせるところに、
こちらの人気ドラマにも似たサスペンス・ホラー要素があって、思わず本編に惹き込まれてしまいますね。物語の結末にはどのような展開が待っているのか、視聴者にドキドキさせるようなところが面白いと思います。
OVA作品『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』のまとめ
2人の魅力的な主人公によるストーリー展開が魅力的な『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』。声優陣の熱演もあって、ミドルエッジ世代にとっては堪らないコンテンツに仕上がっています。人気ドラマ『世にも奇妙な物語』に通じるような独特なミステリーテイストも相まり、その不思議な世界観に思わず惹き込まれてしまうことでしょう。
独特の作風に仕上げられているOVA作品『緑野原迷宮~Sparking Phantom~』。記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にご覧になって、その面白さをご自身で確かめてもらえればと思います。この世界観をもっと堪能したいのなら、原作コミック『緑野原学園』シリーズを読んでみては如何でしょうか。