『アッセンブル・インサート』とは?
『アッセンブル・インサート』
1985年、みのり書房出版の隔月刊誌『アニパロコミックス』に連載された『アッセンブル・
います。
OVA版『アッセンブル・インサート』
もともと原作者のゆうきまさみさんは、原作そのままの内容をアニメ化することを断っていました。ゆうきまさみさんの代表作品には『機動警察パトレイバー』『究極超人あ~る』といったタイトルが挙げられますが、『機動警察パトレイバー』はヘッドギア名義の作品であること、『究極超人あ~る』は原作の続編にあたるオリジナルストーリーであるといった経緯でアニメ化されました。
『アッセンブル・インサート』はそれまでのゆうきまさみさんの意向と違い、原作の内容そのままのアニメ化となっています。その理由は、主人公の南風まろんを演じるにぴったりの声優・笠原弘子さんを見つけたためだそうです。笠原弘子さんといえば、『究極超人あ~る』のヒロイン・大戸島さんごも演じていますので、その仕事ぶりが『アッセンブル・インサート』のOVA化にも繋がったのだと考えられます。
今回の記事では、OVA版『アッセンブル・インサート』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『アッセンブル・インサート』の本編動画・ストーリー
OVA版『アッセンブル・インサート』の魅力とは?
ゆうきまさみさん作品の登場人物が共演
アニメファンには嬉しいポイントとして、それぞれの作品のキャラクターがOVA版『アッセンブル・インサート』の本編にも登場しているのも見逃せません。
『究極超人あ~る』の主人公R・田中一郎に関しては、アニメ版と同様に塩沢兼人さんが声優を担当しており、その豪勢なキャストぶりには驚かされます。その他、光学部の面々もさり気なく出演していて、『究極超人あ~る』のファンには堪らないです。
『機動警察パトレイバー』の主人公・泉野明も、アイドルとしての南風まろんのライバル役として出演していますね。ただし、読み方は”いずみ のあ”ではなく、”いずみ あき”となっています。
面白すぎる悪の組織デモンシード
その中でも特ににユーモアに溢れるのが、デモンシードを率いる博士の存在。

愛嬌があって憎めない悪役というところにも、『タイムボカン』シリーズの悪役にも通じるところがあって好感が持てますね。
可愛いヒロイン・南風まろんのインパクト
そのキャラクター性は、『究極超人あ~る』で活発なイメージをもつ大戸島さんご、天真爛漫さをウリにする西園寺えりか、超人的なパワーを発揮するR・田中一郎、それぞれ三人の個性を混ぜ合わせたような存在です。
公開当時、”萌え”という言葉は存在していなかったはずですが、その素養を充分に持ったキャラクターといえます。14歳という年齢設定から、ロリコン属性を好む男性にも堪りませんよね。
OVA版『アッセンブル・インサート』のまとめ
ゆうきまさみさんの作品のキャラクターが数多く共演していて、アニメファンにとっては堪らないOVA版『アッセンブル・インサート』。特に『究極超人あ~る』の登場率は多めで、R・田中一郎に至ってはアニメ版と同様に塩澤兼人さんが声優を担当されています。
泥棒集団デモンシードの存在もどこか憎めなくて、そのマヌケさには愛嬌がありますよね。一番の魅力はヒロイン・南風まろんの愛苦しさです。”萌え””ロリコン”といった属性を持たせているところに、ゆうきまさみさんの時代を先取りしたようなセンスを感じます。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、南風まろんの可愛らしさをご自身の目で確かめてみてくださいね。