「探偵物語」などで有名なスクーター・ベスパが創業75周年を迎える!!
イタリアの二輪メーカー・ピアッジオが製造販売するスクーター「ベスパ」が、創業75周年を迎えたことが発表されました。
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1946年4月23日に誕生したベスパ。気軽な移動手段として開発された「モータースクーター」であり、1946年以来1900万台以上が生産され、全世界83か国で販売されています。排気量が少なく小型なベスパは、自動車の普及に伴う交通渋滞の影響を受けづらく、また駐車スペースも手軽に確保できるなど、小回りの利くスクーターとして長年愛されてきました。
「ベスパ」が劇中に登場した映像作品の数々!!
このたび75周年を迎えたベスパの特筆すべき点として挙げられるのが、「映像作品などへの登場」です。特に「ローマの休日」「探偵物語」といった作品は、ベスパの一大ブームを巻き起こしました。ここでは、ベスパが登場した主要な作品について振り返ってみましょう。
ローマの休日
まずご紹介するのは、1953年に公開された映画「ローマの休日」。オードリー・ヘプバーン演じるアン王女と、グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョー・ブラッドレーが二人乗りでローマ市内をベスパ(125cc)で廻るシーンがあり、日本国内でも注目を浴びました。


探偵物語
1979年から1980年にかけて放送されたテレビドラマ「探偵物語」。松田優作が演じた主人公・工藤俊作の愛車がベスパのP150Xであり、ソフト帽とサングラス、キャメルの煙草、火力のやたら強いライターなどとともに、工藤俊作のトレードマークとして一躍人気が再燃しました。


さらば青春の光
60年代のイギリスで流行した「モッズ」を描いた、1979年公開の映画「さらば青春の光」においては、ウインドシールド、多数のミラー、ヘッドライトなどのカスタムが施されたモッズ仕様のベスパが登場しました。

フリクリ
2000年から2001年にかけて制作されたOVAシリーズ「フリクリ」。作中の主要人物である“ベスパ女”ハルハラ・ハル子の愛車として、60年代に少数生産された180ss(Super Sport)が登場しました。

このように、75年の長きにわたり愛され続けている「ベスパ」。これからも、人々の移動手段として愛されていくことは間違いないでしょう。
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