『ガッテム』とは?
『ガッテム』
サーキットや公道レースを描いた漫画・アニメは多いものの、『ガッテム』はラリーレースを題材ににしており、かなり珍しい部類に入るコンテンツでした。当時は、まだ一般的にもメジャーではなかった分野に焦点を当てていることで、その内容はとても斬新なものとして評価されています。
OVA版『ガッテム』
原作ストーリーの序盤にあたる、サファリラリー編を映像化したOVA版『ガッテム』。
レースに関わる効果音は、実際に国内ラリーで活躍しているショップの協力を得て収録されました。今回の記事では、そんなOVA版『ガッテム』について、その内容を振り返っていきます。
OVA版『ガッテム』の本編動画・ストーリー
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Wikipedia - ガッテム
OVA版『ガッテム』の魅力とは?
やはりレースを舞台にしたアニメは胸が熱くなりますよね。熱いデッドヒートが繰り広げられる展開には、思わず手に汗握るものがあります。ミドルエッジ世代に響くタイトルとして、どんなものを思い浮かべますか?
『よろしくメカドック』
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』
『頭文字D』
さらに古いものを挙げるなら、
『チキチキマシン猛レース』
『マッハGoGoGo』
こちらのコンテンツも有名ですよね。OVA版『ガッテム』もそんなレースアニメに分類される作品ではありますが、その中でもラリーレースに焦点を当てていて、リアリティーのある内容に仕上げられています。
プロレーサーとしての意識、企業内における駆け引き、社会的な立場といったところにも言及されていて、モータースポーツの裏側まで描かれているのも魅力といえるでしょう。子供目線というよりは大人向けの内容で制作されており、視聴したことがないミドルエッジ世代がご覧になっても楽しめると思います。
さらには、出演している声優陣が豪華なところも見逃せないポイントです。主人公・轟源を演じているのは、
レース中、ナビゲーターとして源をサポートするロヴを演じるのは、
聖王グループの海外事業・総支配人として、源をプロドライバーに採用した六甲寺を演じていた声優は、
鈴置洋孝さんはすでにお亡くなりになっていますが、日本のアニメ史に残る存在として、多くの名作・名キャラクターを担当されてきましたね。新旧・レジェンドクラスの声優が揃って出演しているのもOVA版『ガッテム』の凄いところ。
この他にも、修道院のシスター姿で登場したヒロイン・コティ役を担当した渕崎ゆり子さんをはじめ、玄田哲章さん・関俊彦さんといった面々も出演されていますので、視聴するときは、その演技ぶりも注目なさってみてくださいね。
OVA版『ガッテム』のまとめ
レースを題材にした作品の中でも、ラリーというコアな分野を扱ったOVA版『ガッテム』。
記事の中でご紹介したレースアニメにも、部分的にはオフロードコースを描いたパートは存在しますが、ラリーレースを全面に押し出した内容というのは希少です。
ラリーカーならではのカッコ良さや車の挙動といったところも描かれていて、車好きには堪らないと思います。
出演されている声優の豪華さも見逃せません。個人的には、六甲寺を演じた鈴置洋孝さんのイケメンぶりが素晴らしいと思いました。『機動戦士ガンダム』シリーズのブライト役、『ドラゴンボール』シリーズの天津飯など、その声はミドルエッジ世代の記憶に刻まれていますよね。
記事内にはOVA版『ガッテム』の本編動画のリンク先も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、白熱したレース展開をお楽しみください。