日本ゴルフ界の悲願が成就!!松山英樹がマスターズで優勝!!
ついに日本の男子ゴルフにとって悲願が成就されました。
アメリカ・ジョージア州オーガスタで開催されていたゴルフのマスターズ・トーナメント。日本の松山英樹が単独首位で迎えた最終日。4バーディ・5ボギーの「73」でラウンドし、トータル10アンダーで、初の優勝を飾りました。
日本人だけでなく、アジア人にとって初の快挙となり、祝福の声が数多く挙がっています。
4月12日、日本時間の午前8時頃に松山の優勝が決定。試合後のインタビューで「朝からずっと緊張していて、最後まで緊張しっぱなしで終わりました」と語った松山でしたが、この優勝に日本ゴルフツアー機構の青木功会長も「私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者が待ち望んだ瞬間でした」と即座にお祝いのメッセージを送っています。
松山にとって10度目の挑戦での初優勝。1930年代から始まる日本人ゴルファーによる4大大会挑戦。あまりにも高く厚い壁に阻まれてきた挑戦がついに実を結びました。
放送で解説を務めていた中嶋常幸も思わず男泣き。前日に関口宏の「サンデーモーニング」に出演した際は、松山が単独首位で最終日を迎えるも優位性はないと厳しい言葉を語っていた中嶋。その後の偉業達成に「おめでとう」と感無量の様子で、クールな印象もある中嶋も感情が爆発したようでした。
名だたる日本人ゴルファーが挑戦してきた4大メジャー大会
多くの日本人ゴルファーが4大メジャー大会へと挑戦してきた歴史があります。マスターズではグリーンジャケットに袖を通すことを夢見て、ファンも見守り続けてきました。また、マスターズへの参戦は主催者の招待制という時代もあり、日本ツアーの賞金王が慣例として招かれていました。
これまでに日本を代表するゴルファー達が挑戦してきた訳ですが、それでも届かなかった優勝。その点でもいかに今回の松山の優勝が偉大なことであるかも実感できます。
かつて「AON」と呼ばれた青木功、尾崎将司、中嶋常幸。彼らもそれぞれの大会でインパクトを与えています。
マスターズでは1973年に東洋人として初めて8位入賞した尾崎、同じく最高成績8位を持つ中嶋。中でも4大メジャー大会で優勝に最も肉薄したのは青木でした。
1980年の全米オープンでの青木と”帝王”ニクラウスによる一騎打ちは今も語り草となっています。4日間同組で戦い、2位に終わりますが、最後まで勝敗が分からず「バルタスロールの死闘」と呼ばれています。
また、これまでマスターズの日本勢最高成績は伊沢利光と片山晋呉による4位でした。
「ゴルフ」に関連したオススメ記事
青木功!全米オープンでニクラスと名勝負!ジャンボ尾崎とは一時犬猿の仲に - Middle Edge(ミドルエッジ)
【世界ゴルフ殿堂入り】岡本綾子1987年全米ツアー賞金女王はやっぱり凄かった! - Middle Edge(ミドルエッジ)