六三四の剣!大人になった今だからこそ読んで欲しい名作スポ根漫画!

六三四の剣!大人になった今だからこそ読んで欲しい名作スポ根漫画!

六三四の剣(むさしのけん)を知っているでしょうか。連載当時子どもだった人の中には、知ってはいるけど読んでなかったという方も居るのではないでしょうか。六三四の剣の魅力を熱く語ります!


六三四の剣はいつ頃の漫画なのか

六三四の剣は、1981年~1985年まで「週刊少年サンデー」で連載されていた漫画です。



作者は村上もとかさん。

代表作の一つでテレビドラマ化された「JIN-仁-」の作者として有名ですね。



六三四の剣を知らなくても、JINを書いた作者の漫画と聞くだけで「面白そう」と思えてきませんか?



そうなんです。六三四の剣は、本当に素晴らしい作品なんです。



しかし、残念ながら筆者の周囲では同年代なのに「知らない」という人が多いことに驚きと悲しさを感じます。



そこで今回は、六三四の剣を読まずに大人となった皆様へ向けて

あらすじと魅力的なポイントを紹介します!



大人になった今だからこそ、手に取ってほしい漫画「六三四の剣」。

この記事を通して少しでも読みたくなってくれたら嬉しいです。

六三四の剣は当時から大人に評価されていた!

六三四の剣は、1984年に第29回※小学館漫画賞を受賞しています。(※少年部門)



小学館から出版されていた当時の漫画と言えば、「ドラえもん」や「あぶさん」「ダッシュ勝平」などが有名です。



子供の教育や学習に力を入れている小学館が、六三四の剣を選んだということは、言い換えれば「子供に読ませたい漫画」という評価です。



つまり、大人が読んで「これは素晴らしい漫画だ!」と思える魅力が六三四の剣にはあるということ。



しかし当時の漫画事情を振り返ると、六三四の剣がドンピシャ世代でも「知らない」理由が判ります。



1984年のあの頃、他紙ではキン肉マンが人気で北斗の拳も連載中。

スポーツ漫画の分野でも、人気スポーツ野球をテーマにした「タッチ」が大人気でした。



そんな中、六三四の剣は「剣道」が題材で内容も「スポ根」と、当時の子供たちからのウケはイマイチ。

六三四の剣が魅力的だ!と語っている筆者自身も、実はリアルタイムでは読み飛ばしていました。



筆者が六三四の剣をちゃんと読んだのは高校生になってから。

父が全巻揃えて所有していたのを読んだのがきっかけです。



子供が読まずに、大人が買ってまで読む漫画。



筆者の思い出を振り返っても、六三四の剣は「大人に刺さる」漫画だということが判るのではないでしょうか。

六三四の剣のあらすじ

六三四の剣は、一体どんな漫画なのか?



ネタバレにならない程度に、ざっくりとしたあらすじを紹介します。



警察の機動隊に属する主人公の父親は剣道の達人。

父の背中を見ながら剣道に打ち込む主人公が六三四。



剣道全日本大会で二連覇をかけて父が出場。

実力はありながら大会に出ていなかったライバルと死闘を演じる。

父は2連覇を成し遂げるが、ライバルから受けた突きが原因で死亡。

父の死を招いたライバルに憎悪の念を抱きつつも、剣道に打ち込んでいく。



六三四のライバルとして登場するのが、父の命を奪った男の息子。

少年時代~高校時代まで互いに切磋琢磨しながら剣に打ち込む二人。



高校日本一を決める全国大会。

主人公とライバルの因縁に決着の時、果たしてその勝者とは?



駆け足で、あらすじを伝えるとこんな話です。

実際は、コミックスで全24巻と長編なので、様々なエピソードや出会いが物語を盛り上げています。



あらすじを見て感じた方もいるとおもいますが、六三四の剣はストーリーが意外に重く

人間模様や成長を中心に描かれた漫画となっています。



だからこそ大人となってから読み返すと、物語の面白さを味わえるとも言えますね。

六三四の剣の魅力!

六三四の剣に興味は沸いてきたでしょうか?



最後に、筆者の個人的な意見になってしまいますが「六三四の剣に感じる魅力」をいくつか紹介します。

スポ根だけど絵が綺麗

スポ根漫画の金字塔と言えば「巨人の星」などが有名ですが、画風が荒々しかったり泥臭い描写が多くて苦手という方もいるのではないでしょうか。



六三四の剣は人物描写が可愛らしく、剣道の防具や背景など細かい描写までとても美しく描かれています。



丁寧で綺麗な描写となっているためか、剣道に付きまとう「汗臭そう」とか「汚そう」というマイナスイメージを全く感じることなく読み進めることができます。



絵が綺麗なスポ根漫画である、という点は大きな魅力の一つです。

ヒューマンドラマ×熱血

六三四の剣最大の魅力は、何といってもストーリーにあります。



酸いも甘いも経験した大人になってから読むからこそ、主人公の苦悩や葛藤に共感できたり、ひたむきに何かを一生懸命やる姿に感動を覚えるものです。



少年漫画らしからぬ、細やかな感情の変化は大人だからこそ楽しめるはずです。

リアリティ重視!謎の力は一切出てこない

スポーツ漫画の中には、現実にはありえないだろ!と思わず突っ込みたくなる描写が数多くあります。



もちろんそれらが悪いとは言いませんが、六三四の剣は特殊能力や摩訶不思議な描写は0。

純粋に、生々しい剣道の試合が表現豊かに描かれています。



ストーリー描写が本格的なヒューマンドラマであるからこそ、リアルな試合描写が世界観にバッチリ当てはまり、大人が読んでも絶対に楽しめるスポーツ漫画となっています。

まとめ

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