三作目は、説明不要の名作です。アニメファンでなくとも、その存在を知らない人は居ないのではないかと思われる「機動戦士ガンダム」です。
「機動戦士ガンダム」は、ロボットものとしては最初のジュブナイルアニメといわれています。ジュブナイルとは、子供と大人の間の世代という意味で、そう、ヤングアダルトの事です。つまり「機動戦士ガンダム」は、従来より対象年齢を引き上げた作品となっているのです。
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム|作品紹介|サンライズ
富野異色ロボットアニメ三部作というものの、ご存じのように「ガンダム」はロボットではありません。モビルスーツと呼ばれる架空の兵器の分類のひとつです。スーツなんですね。
とはいえ、このスーツ (SUIT)は、サラリーマンがよく着ている一着買うと替えパンツが付いてくるといった例の服ではありません。"Space Utility Instruments Tactical"の略とされていて、「戦術汎用宇宙機器」というわけです。
ご存じのように「機動戦士ガンダム」は大ヒットし、日本中で大ブームとなります。要因は、リアル志向であるとか、作品のクオリティが高いとか、キャラクターが素晴らしいとか色々と分析されていますが、一説によると、これは「ガンダム」ブームではなく、「ガンプラ」ブームだったとも言われています。
なるほどぉ。言われてみれば確かにと思ったりしますね。
異色ロボットアニメ三部作のスポンサーには「超合金」で有名な玩具メーカーのクローバーがメインですし、「ガンプラ」においてはバンダイが頑張りましたね。
玩具メーカーにとってアニメは飯のタネであると同時に、アニメにとっても玩具メーカーなくしては成り立たないんですね。
今後も二人三脚で良い作品を作り続けて頂きたいものです。