嵐(あらし)

嵐は1999年にリーダー大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人で結成されデビューしました。クルーズ船で登場しハワイから日本全国に生中継されたあの伝説のド派手デビュー会見は今でも私たちの心に大きなインパクトを持って記憶されています。デビューシングル「A・RA・SHI」は初動売上557430枚、累計売上97万枚を記録する大ヒット。そして2005年、松本が道明寺司役を演じ大ヒットした『花より男子』を皮切りに二宮がジャニーズでは初めてとなるハリウッド映画に出演した『硫黄島からの手紙』、櫻井が現在も月曜キャスターを務める『news zero』、相葉出演の動物バラエティ『天才!志村どうぶつ園(現:I LOVE みんなのどうぶつ園)』、大野のアート写真集や個展『FREESTYLE』など個々の才能が同時期に開花し始め、またグループとしても『ひみつの嵐ちゃん!』『VS嵐』『嵐にしやがれ』などの冠番組を通じて個性が大爆発!音楽面においても活動休止前最後のCDシングルとなった「カイト」までヒット曲に恵まれ続け大きな成功を収めました。そして嵐の代名詞ともいえるコンサートは日本トップレベルのクオリティーを誇り、彼らを国民的アイドルグループへと成長させました。2020年12月31日をもってグループ活動をいったん休止しています。
Vの嵐とは

嵐初期の大きな仕事と言えばやはりワールドカップバレーのイメージキャラクターが思い出されます。そして大会を盛り上げるために制作されたタイアップドラマが『Vの嵐』でした。また試合前には会場でオープニングアクトを務めたり、応援団として実況席で観戦していたりとドラマの本編以外でも大活躍でしたよね。当時の学生たちは試合翌日の話題といえば嵐の話で持ちきりでした。まさに彼らは私たちの青春です!
『Vの嵐』登場人物 ※嵐のメンバーは全員本名で出演
二宮和也(にのみやかずなり)役 - 二宮和也(嵐)

北海道からの転校生で聖華学院高校2年。転校初日にバレーボール部キャプテンの相葉美和にひと目惚れしてしまう。性格はお調子者で、すぐに熱くなる部分も持ち合わせている。
松本潤(まつもとじゅん)役 - 松本潤(嵐)

聖華学院高校2年で女子バレーボール部のマネージャーを務めてる。『りぼん』に掲載されていた佐々木潤子の「エース!」を読みバレーへ強い憧れを抱いているが、やや運動神経に問題あり。
大野智(おおのさとし)役 - 大野智(嵐)

聖華学院高校2年で女子バレーボール部マネージャー。部に在籍している真の目的は「早稲田大学」への推薦入学を得るためであり、部活中に勉強していることもしばしば。養護教諭の橘先生に想いを寄せている。
櫻井翔(さくらいしょう)役 - 櫻井翔(嵐)

聖華学院高校2年。人気のあるバレーボールの名選手で、以前はウェブサイトに「桜井ファンクラブ」という名の愛好会が存在していたほど。しかし訳あって男子バレーボール部がない同校を選んで入学してきた。
相葉雅紀(あいばまさき)役 - 相葉雅紀(嵐)

聖華学院高校3年。普段は明るく素直な性格だが、バレーボールのことになると熱が入り人格が変わる。試合中の事故により手首を骨折し、それが原因で選手生活にピリオドを打つこととなった。「早稲田大学」への推薦入学が決まっている。
その他のキャストメンバー
藤本豊(ふじもとゆたか)役 - 阿部寛
聖華学院高校の体育教師でありバレーボール部のコーチも務めている。熱血指導型で良い先生ではあるが、人の話を聞かない所が多々見受けられる。
相葉美和(あいばみわ)役 - 北川弘美
聖華学院高校2年で女子バレーボール部のキャプテン。二宮がひと目惚れした女の子であり、相葉雅紀の妹。
田端卓(たばたすぐる)役 - 高杉亘
元バンドマンで5人が何かと立ち寄るコンビニエンスストアの店長。店内の床に寝転がったり、レジカウンターの中に座ったりと自由な彼らの話し相手になっているお兄さん的存在。実は情報通な一面も。
橘由美子(たちばなゆみこ)役 - 野島千佳
聖華学院高校の養護教諭で学校一の美人。大野の片思い相手でもある。思春期の男の子にはやや刺激が強い露出度高めな服装が特徴的。
松本昌三(まつもとしょうぞう)役 - 下塚誠
「松本総合病院」の院長で松本潤の父である。
ドラマのあらすじ
二宮和也は聖華学院へ転校してきた初日に女子バレー部のキャプテン相葉美和にひと目ぼれしてしまう。単純な性格の彼はバレー部へ向かおうと櫻井翔に案内を頼むも同校はバレーボールの強豪校でありながら男子部はなく、存在する男子部員といえば女子部のマネージャーを務める松本潤と大野智の2人だけ。しかしひょんなことから二宮も体育の単位が足りない櫻井も女子バレー部のマネージャーとなってしまう。次第に部活に顔を出さなくなる櫻井だが、実は中学時代は名の通ったバレーボール選手で美和のチームメイトでもあった。一方女子部の練習に参加するようになっていた二宮・松本・大野の3人は美和の兄で元選手の相葉雅紀から指導を受けるようになる。相葉は試合中の接触事故により選手生命を絶たれてしまったが、その時の相手が何と櫻井だった。相葉は3人へのバレー指導を通じて負い目を感じバレーボールから遠ざかっている櫻井を選手として再び復帰させたいと考えている。目標は男子バレーボール部の創設!様々な感情が交差する中、5人の男子高校生が織り成す「青春バレーボールドラマ」である。
みどころ
ドラマと共にバレーボールの知識が学べるところが何と言っても最大の見どころです。松本さん演じるバレー好きな男の子が物語の要所要所で語るその歴史や豆知識はワールドカップバレーを応援するうえで大いに役立ちました。クスッと笑えるのは天然でグループ内では中間管理職的な年齢の相葉さんが先輩役だという点です。また現在の櫻井さんからは想像もつかないちょっとヤンチャな少年時代の姿が垣間見れる部分も注目すべきポイントなのではないでしょうか。デビュー前は舞台畑だった大野さんのドラマに出ている新鮮さと二宮さんの演技の上手さはこの頃からピカイチ。そして主演俳優のイメージが強い阿部寛さんの脇役姿は今となっては大変貴重な映像ですよね。
まとめ
初々しい嵐5人がキラキラとまぶしく輝いています。活動休止中の今だからこそ彼らの初期作品をもう一度見返し成長を確かめてみても面白いかもしれません。