バックストリート・ボーイズとは

バックストリート・ボーイズは1993年アメリカ・フロリダ州を拠点にAJ・マクリーン、ハウイー・D、ケヴィン・リチャードソン、ブライアン・リトレル、ニック・カーターの5人で結成された男性アイドルグループです。日本でも「ビーエスビー」や「バックス」と称され多くのファンを抱える人気者。1994年Jive Recordsと契約を結び、1995年にシングル「ゴーイン・オン」でデビューしました。しかし意外にもデビュー当初は不遇の時代も経験しています。実は彼らの人気に最初に火が付いたのは本国ではなくヨーロッパ!そのため1996年より活動の重点をヨーロッパに置き、デビューアルバム『バックストリート・ボーイズ』はヨーロッパをはじめオーストラリア、アジア圏などでアメリカよりも先にリリースされました。ファーストアルバムは全世界売り上げ850万枚を超える大ヒットを記録。1997年8月にはセカンド・アルバム『バックストリーツ・バック』発表。こうした国外での大成功をひっさげた形でようやく本国凱旋デビューとなりました。
世界で最も売れたボーイバンドへ

ファースト、セカンド両アルバムの大ヒットにより遂に本国でもブレイクしたバックストリート・ボーイズ。既に世界的な成功を収めていた彼らの人気を決定づけたのが1999年に発売されたアルバム『ミレニアム』です!同作は全世界で3500万枚を超えるモンスターアルバムとなり、日本だけでも150万枚を売り上げる大ヒットを記録。そして彼らにとって初となる全米アルバムチャートNo.1にも輝きました。
大ヒット曲「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」
そして何と言ってもバックストリート・ボーイズ史上最大のヒット曲「「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」が世界中の音楽ファンを魅了しましたよね。また楽曲の力強さと彼らのアイドル性が見事にマッチしたことで、世界で一番売れたボーイバンドへと成長しました。今でも彼らを代表するスーパーヒットチューンとして長く愛され続ける名曲中の名曲です。
華麗なるヒット曲の数々

ファーストアルバム『バックストリート・ボーイズ』から『バックストリーツ・バック』『ミレニアム』とヒットアルバムが続き、収録曲からシングルカットされた「君が僕を愛するかぎり (As Long As You Love Me)」や「エヴリバディ」「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」「ショウ・ミー・ザ・ミーニング・オブ・ビーイング・ロンリー」「ラージャー・ザン・ライフ」など多くのシングル曲もヒットチャートを賑わせました。また2000年に発売された4枚目のアルバム『ブラック&ブルー』も大成功し、シングル曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」も高い評価を受けました。
さらには2001年に発売された初のベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ-チャプター・ワン』が空前の大ヒットを記録し、初の来日公演となった東京ドーム公演はチケットが即日完売するという大フィーバーぶり。世界中がバックストリート・ボーイズで溢れていましたよね。現在までのCD総売り上げは1億4000万枚超え!
4人時代

2001年頃よりニックを皮切りにソロ活動にも挑戦していたバックストリート・ボーイズの5人。そんな中、2006年にケヴィンがグループからの脱退を発表し、新生バックストリート・ボーイズはニック、A.J.、ブライアン、ハウイー・Dの4人で活動していくこととなります。脱退の理由はメンバーでいる限り叶えられない夢を叶えるためでした。2007年には6枚目のオリジナルアルバム『アンブレイカブル』を発売。収録曲「インコンソーラブル」は力強さと切なさ漂う大人のロックバラードとして知られ、4人になっても変わらぬクオリティーの高さを見せつけた秀作です。
NKOTBSBとは

NKOTBSBとは、バックストリート・ボーイズと「Step by Step」の大ヒットにより人気を博した男性ボーカルグループ、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのコラボレーション名です。2011年にコンピレーションアルバム『NKOTBSB』を発売。さらにはジョイントコンサート「NKOTBSB ツアー」を開催するなど、今までになかった新たな試みで両グループのファンを大いに喜ばせました。
紆余曲折を経たBSBの今!

2012年、脱退後も友好的な関係を築いていたケヴィンがグループへ復帰し5人体制に戻ったバックストリート・ボーイズ。2013年には結成20周年を迎え、「ウォーク・オブ・フェイム」には彼らの名前が刻まれました。また同年7月、オリジナルメンバーでは約8年振りとなるアルバム『イン・ア・ワールド・ライク・ディス』を発表。2014年には最年少のニックが女優のローレン・キットと結婚し、メンバー全員が既婚者となりました。また2017年からはブリトニースピアーズの大成功で話題となったラスベガス公演にもチャレンジ。過去最も最速でチケットが売れた公演として記録されるなど、その人気の高さはまだまだ健在です!
最新アルバムは『DNA』

2018年には結成25周年を迎えたバックストリート・ボーイズ。そんな彼らの最新作は、2019年に発売されたグループ通算10枚目となるオリジナルアルバム『DNA』です。収録曲「ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート」は第61回グラミー賞の「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門にノミネートされた他、約18年ぶりにアルバムが全米1位を獲得するなど、ふたたび再ブレイクを果たしています。ちなみにグループとしてグラミー賞にノミネートされるのは、17年ぶり8回目のこと。同年10月には7度目となる来日公演を成功させました。
BSB×ブリトニー
2020年ついに最強コラボが実現しました。そのお相手は90年代を代表するスーパーアイドル、ブリトニー・スピアーズ!このトップスター同士のコラボレーションは両者がバリバリの現役アイドルだった90年代当時からたびたび噂され、多くのファンが待ち望んでいた夢の組み合わせ。それが時を経て、ブリトニーのアルバム『グローリー(デラックス・ヴァージョン)』アナログ盤限定で収録され、現実のものに!コラボ曲はその名も「Matches(マッチズ)」です。
まとめ
私たちの青春ソングだったバックストリート・ボーイズの名曲達。アイドル時代を経て、今やレジェンドの域にまで達した彼らの今後からもまだまだ目が離せませんね。