『吸血鬼ハンターD』とは?
『吸血鬼ハンターD』
OVA『吸血鬼ハンターD』
今回の記事では、このOVA版『吸血鬼ハンターD』を中心に、ストーリーや魅力について振り返り、最後に関連商品も紹介していきたいと思います。
OVA『吸血鬼ハンターD』のストーリー
人類が、”貴族”と呼ばれる吸血鬼に支配されるようになった遠い未来の物語。
ある日、辺境の土地に住む少女ドリスは、一帯を支配する貴族のリィ伯爵の毒牙にかかり、生き血を吸われてしまいます。そして、偶然にも旅をしていた吸血鬼ハンターDと出会い、助けを求めるように用心棒として雇い入れるのでした。
余興として、ドリスを妻に迎え入れようとするリィ伯爵。その娘であるラミーカは、それに強く反発した態度を示します。不老不死を得るために、リィ伯爵の命令に従う盗賊団も吸血鬼ハンターDの行く手を阻むのでした。
こうして、吸血鬼ハンターDの”貴族”を打倒するための戦いは幕を開けます…
OVA版『吸血鬼ハンターD』の本編動画
OVA版『吸血鬼ハンターD』の魅力とは?
アニメといえば、子供向けコンテンツといった印象が強かった1980年代。
吸血鬼のように、化物・妖怪などの要素を扱ったアニメ作品といえば…
『うる星やつら』
『怪物くん』(第2期)
『ときめきトゥナイト』
『悪魔くん』
上記のようなタイトルが挙げられますが、いずれにしても子供向けの内容といった印象は拭えないですよね。OVA版『吸血鬼ハンターD』も子供向けといった意見はあるのかもしれませんが、ダークファンタジーといった世界観に加え、種族・人間同士の争いを描いた内容は、大人でも充分に楽しめるものだと思います。
以降、吸血鬼を題材にしたコンテンツは次々に制作されていますが、いずれも『吸血鬼ハンターD』の影響を受けているかのような印象はありますよね。こういった作風のコンテンツにおいて、その起源といえるような草分け的な存在であるのは間違いないでしょう。
さらに、主人公Dの声優を塩沢兼人さんが担当しているというのも魅力的です。塩沢兼人さんは1980年・1990年代に活躍した声優で、数多くのアニメのキャラクターを担当されました。
その中でも、今回の『吸血鬼ハンターD』の印象と重なるといった意味で…
『北斗の拳』
を挙げたいと思います。『吸血鬼ハンターD』と南斗水鳥拳の使い手・レイの印象が見事に重なるのです。それは声が同じというだけではなく、敵を切り刻むような攻撃方法も似ているし、クールでニヒルな性格といった部分も酷似しています。”義”を重んじているところも両者に共通するポイントだと思います。
南斗水鳥拳のレイといえば、脇役ながらも主役に匹敵するほどの人気キャラクターです。
そんなレイが『吸血鬼ハンターD』では主役となって活躍しているところに、アニメファンとしての夢が叶ったかのような感覚を覚えます。
『吸血鬼ハンターD』の関連商品
オーディオドラマ
『吸血鬼ハンターD』シリーズ
映画
『バンパイアハンターD』
内容&あらすじ
ゲーム
『VAMPIRE HUNTER D』
OVA版『吸血鬼ハンターD』まとめ
スタイリッシュにして、重厚なストーリーが繰り広げられる『吸血鬼ハンターD』。
現在ではバンパイアを題材にしたアニメ作品は多く存在しますが、『吸血鬼ハンターD』はその草分け的な存在といえます。元々は西洋に伝わるバンパイア伝説をモチーフにしたものですが、当時の日本国内では子供向けの妖怪・悪魔といったジャンルに分類されていました。『吸血鬼ハンターD』は、そんなバンパイア伝説を大人も楽しめるようなコンテンツにまで昇華させています。
塩沢兼人さんが主人公の声優を担当していることで、『北斗の拳』に登場する南斗水鳥拳のレイに重ねてご覧にもなれます。レイや塩沢兼人さんのファンには堪らないコンテンツのはずです。
ぜひ本編動画をご覧になり、その独創的な世界観に浸ってみてくださいね。