初のオリジナルソング「NANA」は、藤井郁弥・尚之兄弟で作詞作曲された曲ですが、歌詞が過激すぎるという理由から、NHKでは放送禁止になりました。(郁弥さん曰く)「これも勲章ですね。」
バンドがオリジナルソングへ移行していくと、メンバーのソロ活動も盛んになっていきます。
| リリース | 作詞 | 作曲 | |
|---|---|---|---|
| I Love you,SAYONARA | 1987年3月5日 | 藤井郁弥 | 大土井裕二 |
| WANDERER | 1987年7月8日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| Blue Rain | 1987年11月6日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| 7つの海の地球儀(Cute Beat Club Band) | 1987年11月6日 | 秋元康 | Special Turuku |
| ONE NIGHT GIGORO | 1988年3月21日 | 藤井郁弥 | 武内享 |
| Jim&Janeの伝説 | 1988年6月29日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| 素直にI'm Sorry | 1988年10月21日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| Room | 1989年3月21日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| Cherie | 1989年7月5日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| Friends and Dream | 1989年12月6日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| 運命(SADAME) | 1990年3月21日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| 夜明けのブレス | 1990年6月21日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| さよならをもう一度 | 1990年11月21日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| Love '91 | 1991年3月21日 | 藤井郁弥 | 大土井裕二 |
| ミセス マーメイド | 1991年9月4日 | 藤井郁弥 | 鶴久政治 |
| ふれてごらん | 1991年12月4日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| 今夜の涙は最高 | 1992年3月21日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| Blue Moon Stone | 1992年5月21日 | 藤井郁弥 | 藤井尚之 |
| Present for You | 1992年11月20日 | 藤井郁弥 | 武内享 |
1990年6月 藤井郁弥が幼なじみと結婚
中学生時代にダンスパーティーで出会い、10年間おつき合いされていた最愛の「まち子」さんと結婚されました。
チェッカーズで人気が出た後、当時人気アイドルだった「キョンキョン」との熱愛が噂された郁弥さんですが、1990年5月7日に行われた結婚会見で「10年間待っててくれてありがとう、という気持ちで今は一杯です。」とまち子さんへの感謝の言葉を語られていました。
挙式は、6月29日に福岡県の「久留米水天宮」で挙げられましたが、この日は礼宮様(秋篠宮文仁親王)と紀子様の「結婚の儀」が行われた日です。郁弥さんによると、
「皇族の方が結婚するぐらい良い日でありますから、この日に挙げようと決めました。」という事です。
長い交際を実らせての幼なじみとの結婚ということで、ファンからも祝福の声が多かったように思います。
その後、高杢さん、武内さん、鶴久さんが次々と結婚されましたが、既にアイドル路線から脱却しファンが安定していた為、ファン離れといった現象はなかったですね。
1992年3月31日 第43回NHK紅白歌合戦出場を最後に解散
チェッカーズは、1992年10月9日の「ミュージックステーション」の番組内で解散を発表し、12月にラストツアーを行い、12月31日の「NHK紅白歌合戦」出場を最後に解散しました。
新しい風を吹き込んだデビューから、あっという間に時代を駆け抜けていったような…そんな気がしてきます。
解散理由は「メンバー同士の確執」など様々に取り上げられていますが、ラストツアー「FINAL」では、懐かしい「チェックの衣装」に身を包んで登場。
ツアー最終日 郁弥さんは40度の高熱で声もあまり出ないという状況の中、歌い「ステージでこのままブッ倒れたら気持ちいいだろうな」と。
会場まで来たけれど場内に入れなかったファンのために、会場の扉を開けて外にいるファンにも演奏を聞こえるようにしたという逸話もあり、最後までファンを大切にしている想いが伝わってきます。
チェッカーズ解散後の藤井フミヤ・尚之兄弟
藤井フミヤ&藤井尚之 F-BLOOD|オフィシャルサイト
兄・藤井郁弥さんは、チェッカーズ解散の翌1993年から「藤井郁弥」を「藤井フミヤ」に改めてソロ活動を開始。
ソロ初の「TRUE LOVE」が240万枚、1996年にリリースした「Another Orion」が120万枚を超えるセールスとなり「藤井フミヤ」としての地位を確立。
喜ばしいことですが、フミヤさん的には誤算だったようです。
藤井フミヤ、キャリア振り返る。チェッカーズ解散は「少し休もう」の気持ちだったが… | インタビュー | ニュース | テレビドガッチ
「TRUE LOVE」は当時、大人気だったドラマ「あすなろ白書」の主題歌でしたもんね!
ソロ活動は順調で、多くの楽曲を送り出しライブ活動も精力的に行われています。
藤井フミヤ 永ちゃんと並んで武道館通算公演回数1位に!
“憧れの先輩”が持つ偉大な記録に並ぶが「僕はバンド時代も含めてですからね」と謙遜し、ソロで102回を重ねた矢沢の偉大さを改めて噛み締めた。
https://www.oricon.co.jp/news/58363/full/藤井フミヤ、永ちゃんと並んで武道館通算公演回数1位に | ORICON NEWS
そしてフミヤさんの才能は、歌を歌う事だけにとどまりません。多彩な方です!
「嵐」「ISSA」「猿岩石」「V6」「MISIA」など、数多くのアーティストに楽曲提供。猿岩石さんのヒット曲「白い雲のように」は、フミヤさん作詞で作曲が尚之さんでした。
活動は音楽だけにとどまらず、「FUMIYART(フミヤート)」の名称で個展を開催、長野オリンピック冬季大会のカウントダウンTシャツのデザインを手がけるなど、アートの分野でも幅広く活躍。
