1970~80年代の刑事ドラマでは、やたらと車の爆発炎上シーンが多くありました。
また銃撃戦同様に激しいカーチェイスが毎週のように放送されていました。
因みに、ドラマ「西部警察」で破壊された車両は約4680台だと言われています。
1回につき平均約20台という計算💦
そんな刑事ドラマ等で、爆発炎上してしまうクルマ定番をまとめてみました。
①日産セド・グロ(230型系)
日産・セドリック(3代目)
さすがに、映画やドラマといえど、当時は新車の爆破は少なく、中古車が定番でした。
中でも最も多かったのが、日産のセドリック&グロリアだったそうです。
1971年販売が開始された3代目、日産セドリック。
トヨタ・クラウンの2ドアハードトップに対抗するため、本モデルよりハードトップの設定がなされました。
やはり国産では大型車のためセドリックもグロリアも爆破するにもインパクトがあったからなのではないでしょうか。
日産・グロリア(4代目)
因みに、このモデル以後、セドリックとグロリアは基本構造を統一した姉妹車(バッジエンジニアリング)となっています。
セドリック&グロリアも1975年にフルモデルチェンジしており、それに合わせ壊される世代も「330型」から「430型」にシフトしていったそうです。
子供頃、映画やドラマを見ていてクルマの爆破シーンになると、何故か古い車に乗り換えるなんて、よくありませんでしたか?
②日産セド・グロ(330型系)
日産・グロリア(5代目)
エンジンは排ガス対策の困難なSUツインキャブは廃止され、主力となる2,000ccはL20型シングルキャブ仕様のみ。
『西部警察』のみならず映画やドラマなどの、カーアクションシーンでよく用いられ、爆破・破壊された車の定番でした💦
当時のパトカーなんかもセド・グロなんかが、多かったと思います。
③日産セド・グロ(430型系)
日産・セドリック(5代目)
だいたい7~8年落ちの中古車が爆破シーンの定番車種でしたが、驚く事にそのサイクルも年々早くなったと言われています。
5代目 430型系セドリックや6代目 430型系グロリアがフルモデルチェンジで登場したのが1979年 からでした。
ドラマ等で430型セドリックが初めて爆破されたのは1983年頃からと言われていて初期のもので4年落ちですよね、下手したら2~3年落ちの430セドリックも勢いで爆破しちゃっていたかも知れませんね💦
勿体無い様な・・・。
④スカイライン3代目 (C10型)
日産・スカイライン(3代目)
1968年に登場した通称ハコスカ、日産との合併後初めて新規発売されたモデルです。
当時、破壊用のクルマは、解体寸前の中古車やタクシー上がりの価値がつきにくいクルマが主だったそうです。
しかし中には、現在では希少な車種のハコスカ=3代目・C10型も多く爆破されていました。逆に現在ならハコスカの爆破なんて無いと思います。だって中古価格でも1000万円しますよ!
ハコスカといえば、「西部警察」パートIII・第8話では五代刑事(石原良純さん)の初登場回シーンの愛車がハコスカ2000GTでした。
ボディサイドに「SUNDAY」と書かれていたことから、「SUNDAY号」とも呼ばれ、五代刑事の愛車として親しまれていましたが、ラストでは横転からの爆発炎上という流れで、破壊されてしまいました。
⑤スカイライン4代目 (C110型)
日産・スカイライン(4代目)