『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』とは?
Wikipedia - 聖飢魔Ⅱ
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『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』
そんな彼らが経典として発表したアニメ作品が『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』というコンテンツです。そのため、本編に登場する悪魔は全て聖飢魔Ⅱのメンバーで構成されており、声優もそれぞれ本人たちが務めています。
1992年1月にVHS版がリリースされ、2003年12月にはDVD版も発売されました。
あらすじ
悪魔によって、異常気象による災害が次々に発生。こういった事態を受け、人類は絶滅の危機を迎えていました。しかし、ローザという不思議な力をもつ女性が現れ、奇跡を起こすことで人類に降りかかる災害を退けてしまいます。こうしてローザは世界中の人々から救世主と呼ばれるようになりました。
悪魔のリーダーであるデーモンは一気に人類を滅亡させようと、最終兵器『バベルの塔』を発動させようとします。ローザやローラを信仰する人々も悪魔たちに対抗すべく『カインの塔』の建造を始め、その完成は目前のところまで迫っていました。
人類を滅ぼそうとする悪魔たち、人類に現れた救世主、両者の対決はどのような結末となるのでしょうか。
『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』の魅力!
使用されている楽曲の格好良さ
主題歌や挿入曲を紹介させていただきました。聖飢魔IIはヘビメタ系のロックバンドということもあり、曲風・歌詞が過激なところが特徴的です。そして、単純に格好良いですね。アニメうんぬん置いておいても、アーティストとして抜群のカリスマ性を誇っているのにも納得させられます。
人間を傷つけていない悪魔
アニメ本編では、直接的に悪魔たちが手を加えて死んでしまった人間はいないはずです。
発言そのものは過激なことばかりですが、むしろ意外と優しい存在といった印象をもつのではないでしょうか。物語が結末に向かうほどに、デーモン閣下や悪魔たちの純粋な気持ちが伝わってくるようです。凶悪で驚異的なものというより、仲間想いで、球環境のことを真摯に考えている素晴らしい連中という見方もできるでしょう。
純粋に自分たち人類の行動を振り返る機会にもなり、まさに聖飢魔Ⅱメンバーが言う経典という言葉にも説得力があります。
神様と悪魔との対立構造
自分勝手な行動ばかりする人類は、悪魔よりも下等な存在なのかもしれません。そういった客観的な視点こそ、このアニメそのものの存在意義といえるでしょう。
神様であるローザにも、意外と、自分の考え方に信念をもっていて他者からの言葉を受け入れようとしないところが見られます。神様というと、絶対的な正義という印象を持ってしまいますが、じつは、そういった価値観そのものも人類の勝手な決めつけや思い込みだということにも気づけます。
このアニメ本編を観ると、神様・悪魔のイメージが変わってしまいますね。
『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』本編動画
『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』まとめ
聖飢魔Ⅱのことは知らなくても、このOVA作品を観てしまうと、このバンドグループに好感を持ってしまいますね。
近年、デーモン閣下はワイドショーなどの番組にご意見番として出演されており、テレビ番組で拝見する機会も多くなってきました。こういったことも布教活動の一環なのかもしれないです。
1999年に世界征服を成し遂げたと公言している聖飢魔Ⅱ。これからも、まだまだ私たちを楽しませてくれそうです。この機会に、ぜひ『HUMANE SOCIETY~人類愛に満ちた社会~』をご覧になって、悪魔の考え方を勉強なさってみては如何でしょうか。