『ヨコハマ物語』について

作者 大和和紀先生
大佛次郎記念館での展示会
ストーリーを振り返る!
万里子と卯野の出会い

甲斐竜助
天野森太郎

森太郎のことが忘れられずアメリカへ行こうとする万里子

万里子の結婚を祝福する森太郎

森太郎と卯野の帰国の理由
叶 柊一郎
万里子の兄である画家の叶 柊一郎と万里子の同級生青木ジョアンとの恋の物語がありました。
ジョアンの死後、芸者の邑崎倫子と再び恋に落ち、二人はフランスへ。
その際に叶屋商会は万里子に譲られ、万里子が指揮をとることに。
トビー・シモンズ
横浜の居留地で英語塾を開いていたアメリカ人夫婦の息子。
万里子と卯野はこの英語塾へ通っていました。
トビーは卯野のことが好きだったのですが、アメリカへ帰国することに。
そしてその後アメリカへ渡った卯野は弁護士になったトビーと再会!
大人になってて頼りがいがあってかっこよくなってましたね。
当時の卯野は森太郎と一緒に貧しい日本人の治療にあたっていました。
日本人への風当たりが強い中、トビーは愛する卯野のために尽力します。
いつの間にか二人は公認の中のようになってしまい、森太郎も卯野への気持ちをしまいこむことに(じれったい!)
でも結局トビーが卯野の気持ちに気づき、身を引くんですよね。
トビー、いい男だ!
トビーのことを想う幼馴染の女の子もいましたね。
諫早 希蝶
諫早組の組頭。森太郎によく似ている。
男子が育ちにくい諫早家のため、成人までは女として育てられており、家では女装で過ごしています。
女嫌いのため、叶屋を継いだ万里子に最初は冷たく当たるも万里子の力を認めると協力的になりました。
イサドラ・ダンドリッジ
イギリスの大商社の社長令嬢で竜助のことが好き。
そして万里子をライバル視。
色々引っ掻き回そうとするけれども結局二人の絆に負けて身を引きました。
感想
ヨコハマ物語の最後はどうなった?

まとめ
登場人物がとにかくみなさん魅力的!
それぞれが葛藤しながら自分の道を見つけていくので全員応援したくなっちゃう。
だから万里子と森太郎が結ばれなかったのを残念に思う反面、卯野と森太郎が結ばれて良かったななんて思ってしまうんですよね。
心情描写も細かいから、「森太郎、万里子から卯野に乗り換えるなんて!」なんて思いません。
本当に何度でも読みたい名作です!