ドラマ「いちご白書」とは?
1993年1月から3月まで月曜ドラマインというテレビ朝日の月曜20時からのドラマ枠で放送されていたドラマです。主演は小田茜さん。準主役として当時スーパーモンキーズのメンバーだった安室奈美恵さんと辺見えみりさんが出演されています。3人の女の子を取り巻く日常を描いた作品ですよ。
ですが、このドラマ20時代に放送されていたとは思えないほど内容がHでした。それも時代を感じますね。今だったら深夜枠だろうなという内容のドラマです。
アメリカで同じ「いちご白書」というタイトルの映画がありましたがこちらは学生紛争をテーマにした作品で、ドラマの「いちご白書」とはまったく関係がありません。
ちなみに「いちご白書」をもう一度という楽曲もありますが、こちらは上記の映画のことを歌った楽曲です。
この映画では「いちご白書」というのは学生はいちごが好きだという暗い意味のないこと、という意味で付けたタイトルだそうです。ドラマの「いちご白書」はどういう意味で付けられたのか分かりません。
「いちご白書」はキャストが豪華!
「いちご白書」は当時国民的美少女コンテストを受賞して注目を集めていた小田茜さんが主演。さらに、安室奈美恵さん、辺見えみりさん、TOKIOとしてデビューする前の松岡昌宏さんが出演されています。さらにチョイ役で菅野美穂さん、金子賢さんも出演しているんですよ。
長塚京三さん、山本リンダさん、市毛良枝さんなど親役のベテラン勢も豪華ですよね。
ぜひもう一度見て見たいと思う人も多いかもしれませんが、残念ながらソフト化はされておらず、現在のところネット配信もしていません。再放送か配信をしてほしいですよね。
ですが、登場人物紹介を見ただけでもかなり過激なドラマというのが分かると思います。キャストが豪華だからこそ、現在再放送などは難しいのかもしれませんね。
安室奈美恵は昔は女優だったの?

安室奈美恵さんが女優として活動されていたことにびっくりする人も多いかもしれません。この作品が安室奈美恵さんにとってデビュー作でした。当時から現在のMAXのメンバーとともにSUPER MONKEY'Sというダンスグループを結成していました。ですから元々女優志望だったという訳ではなく、売り出しの一環としてたまたまドラマに出ていただけなのでしょう。
この後も1994年、1995年に数本のドラマに出演していますが、その後は2011年に「私が恋愛できない理由」に本人役で出演したのみでドラマには出ていません。1995年に安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sとしてリリースした「TRY ME 〜私を信じて〜」がヒットしたので歌手一本でやっていくことにしたのでしょうね。
先に女優として開花していたら今の安室奈美恵さんはいなかったかもしれないですよね。
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「いちご白書」のあらすじ
こちらは「いちご白書」のサブタイトルです。サブタイトルを見ただけで過激な内容というのが分かりますよね。もちろん実際そこまでHな内容ではなかったのですが、題材が題材だけに親とは見られないやつですね。なぜ20時代に放送していたのか、本当に謎です。
小田茜さん演じる橋本茜は母親が「小説家になる」と家を出ていってしまい父と姉と暮らしていあます。その父は茜の担任の先生と不倫、姉も不倫しているという家庭環境。
元カレの洋二(松岡昌宏さん)が忘れられないけれど、洋二は茜の友人の知子(辺見えみりさん)と浮気をしてしまいます。だから別の彼氏と付き合っていたけど結局元カレの元へ。
知子は母親と二人暮らし。彼氏の浮気が発覚し破局した時に洋二と関係を持ってしまうんですね。高校生なのになかなかすごいですよね。
結局は彼氏と仲直りし、洋二も茜と復縁します。
安室奈美恵さん演じる遠藤玲子は父親がラブホテルを経営しているお嬢様。3人の中で1人だけ彼氏がいません。
気になっている男の子がいたんですが、その子事故で亡くなってしまいます。
どれもヘビーな内容ですが玲子は特にかわいそうな感じですね。今までにない過激な内容なドラマで中高生の人気を集めたのでした。
主題歌は大黒摩季とT-BOLAN!
「いちご白書」はキャストだけでなく、主題歌も豪華です。オープニングとエンディングの歌が別々だったという時点で時代を感じますね。しかも両方大ヒット曲というのがすごいです。
オープニングは大黒摩季の「チョット」

オープニングは大黒摩季さん。ドラマが盛り上がってくると流れる「チョット待ってよ」のフレーズが耳に残ります。ドラマで衝撃的な展開になると流れるのでぴったりだったんですよね。
ちなみに「チョット」は大黒摩季さんの3枚目のシングルで「DA・KA・RA」でヒットした次にリリースされ、こちらもヒットしました。今でもライブでの定番曲だそうです。
エンディングはT-BOLANの「おさえきれないこの気持ち」

オープニングはアップテンポな局でしたが、エンディングはバラード。切ないシーンでかかるのでこの曲もドラマに合っていました。
こちらはT-BOLANの7枚目のシングルで初のオリコン1位を獲得した楽曲でもあります。
完全な余談ですがこのCD私持っていました。
「いちご白書」はキャストも主題歌もかなり豪華なドラマだったんですね。ですが内容が過激だったので大ヒット!という訳にはいきませんでしたが当時の中高生はみなこっそり見ていたのではないでしょうか。
ぜひもう一度見て見たいですよね。