「たかなシアター六番街」-黒い家-

「たかなシアター六番街」-黒い家-

たかなシアター六番街、今回は大竹しのぶさん迫真の演技がむしろトラウマになる映画「黒い家」を紹介します。


あけましておめでとうございます!今年もサブカル妖怪・たかなし亜妖をよろしくお願い致します。



年末はガキ使も観ず、紅白も観ず、小学生に戻ったかのようにゲームをやっていたら年が明けていました。



ニンテンドースイッチ恐るべし!マリオカートってなんであんなに人を白熱させるんでしょ。笑



今年も懐かしい映画や漫画、たくさん紹介していきますのでお楽しみに~!

くーろいトドだよトドクロちゃん♪ではなく……

たかなし亜妖が子供の頃から地味に好きなキャラ、のど黒飴のトドクロちゃんではなく……笑



今回は「黒い家」をご紹介致します。

黒い家

元々は小説が原作であり、1999年に日本で映画が公開されました。



99年と聞くと最近じゃん!?と思うかもしれませんが……皆さん、21年前ですよ!全然最近じゃないネ……………w



しかし有名な作品であることから、タイトルを聞けば多くの人がピンとくるでしょう。



観た事はなくとも名前は知っている、という人も多くいるはず。



先に伝えておきたいのですが、そんじょそこらのホラー映画よりよっぽど怖いです!



幽霊が出てくるとか心霊現象が起こるとか、そんな子供騙しのトリックは一切ありません。



じゃあなぜ怖いのか?



それは相手がこの世に存在する、「人間」だからです……。

初っ端から不穏な空気しかしない!?

主人公は若槻。保険会社に勤めるごくごく普通のサラリーマンです。



職場で煙草を吸えるシーンがばんばん出てくるのですが、時代を感じる。笑

会議中でも皆バコバコ吸っていて、ちょっとした懐かしさを覚えるかも?



ごくごく普通の若槻の元へ、ある一本の電話がかかってきます。



電話の相手は女性、どうやら彼の勤める会社の保険に加入しているようです。



喋り方が独特で、話を聞いているのかいないのか分からない、なんだか宙に浮いたような人物です。





「保険金というのは自殺した場合でも出るの?」





支払いできる場合とできない場合がある、加入から一年は免責となってしまう、と伝えてもグイグイ質問を重ねてくる女性。

口ぶりからいかにも「早く保険金が欲しい」ということがありありと分かります。



若槻は電話口の相手が今すぐ自殺するのではないかと判断。



自殺を食い止めるような言葉を次々と投げるのですが、向こうはあまり気にしてない素振り。若槻の名前だけを聞き出して、電話は切られてしまうのでした。



なんだかふわふわとした、言い方を変えれば「ヤバイ」喋り方、全身イエローコーデが奇妙さを増長させますね。笑





後日、菰田重徳という男性から連絡が入り、若槻は彼の家へ行くよう指示をされます。

菰田も、若槻を指名しているようでした。



しかし若槻は菰田重徳という存在を、見聞きしたことさえないのです。



自宅を訪ねると、そこには非常に古くて寂れた家。

重徳は明るい態度で若槻を招き入れるのですが、またこの人物も宙に浮いているような雰囲気……。



言葉を発しているのに全く掴みどころのない、視線や顔つきも定まらない感じです。



重徳は室内でやたらと「カズヤ」という名前を連呼します。「カズヤお客様が来ているのに失礼だろう!」と。



そこで若槻に、カズヤを呼んでくれと指示を出します。若槻って気が弱くて、断れない性格なんですよ……(見ててちと苛々するタイプ)



ふすまの向こうを開けるとホラ

カズヤは首吊り自殺をしているのでした。

指狩り族

現場を押さえてしまった若槻は、この一件に関わらざるを得なくなります。



社内会議では「若槻を呼び出して第一発見者にしたかっただけだろう」との推測。



しかし菰田重徳が札付きの顧客であることが発覚してしまいます……。

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