ゲーセンの花形「競馬ゲーム」
子どもの頃、たまにロードサイドにある大規模なゲームセンターに遊びに連れて行ってもらった記憶があります。
家族でファミレスに行った帰りとか。たぶん連れて行ってもらったのはClub SEGA。
そこで父親と一緒に遊んだメダルゲームが楽しくて楽しくて。駄菓子屋さんの前に置いてあったメダルゲームの概念が一気に変わったのもこのときです。

中学生になると週末は仲間と駅前の大きなゲーセンに行き、メダルコーナーでみんなのお金を合わせてメダルを購入(一気に買った方がお得)、分配して競馬ゲームに興じるようになるのでした。
もっともハマったのが「WORLD DERBY」(セガ)

WORLD DERBY(1988年)
競馬ゲームは馬の走り方が3種類で表現されていました。
①大画面上でCG(コンピュータグラフィック)
②中央のトラックでセパレートコース(それぞれのライン上)
③中央のトラックでフリートラックシステム(ラインの制約なし)
②と③は馬のフィギュアが走っていくのを周囲から応援するのですが、私がハマったのは③。
おそらくボード下にマグネットを入れて動かしているのですが、他のセパレートと比べると臨場感がまるで違いました。
88年の「WORLD DERBY」(セガ)はその最初のマシンで、当時のゲーセンはいつも中学生や高校生の人だかりが出来ていました(みんな制服、メダルのカツアゲ、トイレで喧嘩とかしょっちゅう…怖いけど行きたかった)。
主に80年代から90年代前半にかけて、各メーカーが出していた競馬ゲームをご紹介しましょう。
セガ
「WORLD DERBY」前後でセガが出していた競馬ゲームです。
GRAND DERBY

GRAND DERBY
SUPER DERBY Ⅱ
これは1985年の機種。親父と興じたのはまさにこれでした!
ROYAL ASCOT
1991年のROYAL ASCOT、これもよく遊びました!
シグマ
セガのフリートラックシステムを見て以降はすっかりやらなくなったシグマ製の競馬ゲーム。見てわかる通り、セパレートタイプだと臨場感が随分と違うんですよね。
いかにも機械で操作してます!って感じが・・・。

THE DERBY MARK Ⅳ
その他、1995年くらいからはコナミも競馬ゲームに参入してきましたね。
メダルゲームとしての先駆者はシグマ、セガやコナミが追随していったような歴史だと思います。
後年、ラスベガスに行ったときにはセガとコナミのメダルゲームが置いてあってびっくりしたのを憶えています。