幼いころ、なぜか家の本棚には童話集が揃っていませんでしたか?
親の代から持っていたり親戚から譲ってもらったり、セットで買い揃えてくれたりと。
だいたいは小学校の中学年くらいまでには全部読み終えて他の本を読み始めるようになると思うのですが、その童話は「アンデルセン」「イソップ」「グリム」いずれの童話集でしたか?
世界三大童話集といわれる3つの童話にはそれぞれ代表的な作品があります。皆さんの心に残っている作品もきっとありますよ。
童話…子供向けの民話、伝説、神話、寓話、創作物語
日本では江戸時代にも「童話」という言葉はあり、これは昔話の意で使われていました。
上記のような童話の概念としては、1918年創刊の鈴木三重吉主宰「赤い鳥」の頃からを使われ始め、競合誌に「童話」(1920年)も創刊されて一般に用いられるようになりました。
この頃も、当初は昔話の意味合いだったものから次第に創作童話が含まれるようになり、児童向け全般の文学に対して用いられるようになり、これが現在でも引き継がれています。
ただ子ども向け全般の用語としては「児童文学」という言葉のほうが広く、童話は児童文学の一ジャンルとしてメルヘン、ファンタジーなどを指すことが多いようです。
では、そんな童話のなかでも世界三大童話集とされる「アンデルセン童話」「イソップ童話」「グリム童話」にはどのような作品があったのかをみていきましょう。
3つの童話の特徴・評価
グリム童話、イソップ物語、アンデルセン物語の違いを教えてくだ... - Yahoo!知恵袋
アンデルセン童話
-赤い靴
-ある母親の物語
-絵のない絵本
-エンドウ豆の上に寝たお姫さま
-親指姫
-かたわもの
-最後の真珠
-小夜啼鳥
-しっかり者のスズの兵隊
-空とぶトランク
-旅の道連れ
-蝶
-父さんのすることはいつもよし
-とび出した五つのエンドウ豆
-人魚姫
-沼の王の娘
-野の白鳥
-裸の王様
-パンをふんだ娘
-火うち箱
-マッチ売りの少女
-みにくいアヒルの子
-もみの木
-雪だるま
-雪の女王
「親指姫」「人魚姫」「裸の王様」「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子など、前述の評価にもあるように、切ない物語が多い気がしますね。
イソップ童話
-アリとキリギリス
-蟻と蛹
-ありとはと
-田舎のネズミと町のネズミ
-犬と肉
-ウサギとカメ
-嘘をつく子供
-馬をうらやんだろば
-泉のほとりの牡鹿とライオン
-王様の耳はロバの耳
-雄鶏と宝石
-ガチョウと黄金の卵
-からすときつね
-カラスと水差し
-狩人と樵
-北風と太陽
-狐と鶴のご馳走
-虚飾で彩られたカラス
-金の斧
-金のライオンを見つけた男
-熊と旅人
-3本の棒
-獅子の分け前
-すっぱい葡萄
-ずるい狐
-ネズミの相談
-ねずみの恩がえし
-農夫とその子どもたち
-ハチとヘビ
-バッタを捕まえる少年とサソリ
-卑怯なコウモリ
-フクロウと鳥たち
-ライオンとキツネとシカ
-ろばを売りに行く親子
-若い泥棒とそのお母さん
-わしとからす
-エチオピア人を白く洗う
「アリとキリギリス」「王様の耳はロバの耳」「北風と太陽」「金の斧」など、前述の評価にもあるように教訓に繋がる内容の物語が多いようですね。
グリム童話
-かえるの王さま
-狼と七匹の子山羊
-兄と妹
-ラプンツェル
-ヘンゼルとグレーテル
-漁師とおかみ
-シンデレラ
-ホレおばさん
-赤ずきん
-ブレーメンの音楽隊
-ねずの木の話
-眠り姫
-つぐみの髭の王さま
-白雪姫
-ルンペルシュティルツヒェン
-千匹皮
-がちょう番の女
-星の銀貨
※非常に数が多い為、主な作品のみ
「ヘンゼルとグレーテル」「シンデレラ」「赤ずきん」「ブレーメンの音楽隊」「白雪姫」など多数。
ドイツの各地に昔から語り伝えられた民話を集めたもので世界で最も多くの言語に翻訳され、最も多くの人々に読まれ、最も多くの挿絵が描かれた文学とされています。
皆さんはどの物語、どの童話により親しんでいましたか?
幼いころにこれらを読んで本が好きになった人、あまり好きになれなかった人。
でも誰もが一度は通ったことのある「童話」。
皆さんはどの物語、どの童話により親しんでいましたか?^^