聴くだけで元気になる【KinKi Kids】の「夏の王様」

聴くだけで元気になる【KinKi Kids】の「夏の王様」

元気印のKinKi Kidsが2000年にリリースしたシングル「夏の王様」。この曲は聴くだけで明るくなり、心に元気を取り戻せる夏の名曲だと思います。暑い暑い夏に聴きたいですね!さっそく振り返ってみたいと思います。


KinKi Kidsとは

KinKi Kidsはジャニーズ事務所にとって初のデュオであり初の関西(近畿地方)出身のグループでした。
2人とも堂本ではありますが、縁戚関係はないそうです。

正式なグループ名が決まるまでは「ジャニーズ関西組」、「堂本ブラザーズ」、「W堂本」、「KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)」など、色々な呼ばれ方をしてきたのですが、1993年に「KinKi Kids」に決定されました。
ちなみにご本人達は「KinKi Kids」と決まった時には「俺ら終わったな」と落胆したそうですが、実際は破竹の勢いでしたよね!

個人的にもKinKi Kidsの楽曲は好きなものが多いのですが、今回はその中で夏の名曲「夏の王様」を振り返ってみたいと思います。

KinKi Kids 公式ホームページはこちら

KinKi Kids | Johnny's net

夏の名曲「夏の王様」

「夏の王様」は2000年6月にリリースされたKinKi Kidsの10枚目のシングルです。

タイアップは堂本剛さん主演のTBS系ドラマ『Summer Snow』の主題歌でした。

このシングルは堂本光一さん主演の日本テレビ系水曜ドラマ『天使が消えた街』のオープニングソングとなった「もう君以外愛せない」とカップリングになっていました。
また、これまでは8cmCDだったのですが、このシングルからマキシシングルとなり、この作品以降はアルバムも含めた楽曲は、全てセルフプロデュースとなりました。

オリコン週間ランキングで、初週36.5万枚を売り上げ、初登場1位を獲得しました。尚、CD累計売上は87.5万枚を記録しています。そしてこのシングルのヒットにより、オリコン集計におけるデビューからの全てのシングルの総売上枚数が1,000万枚を突破しました。

確かにこの頃のKinKi Kidsの勢いはハンパではなかった様に思います。出す曲出す曲全てヒットしていた記憶があります。売上枚数ではデビューシングルの「硝子の少年」から比べると大分下がっていますが、それでも素晴らしい作品だったと思います。

作曲に携わった人達

作詞:康珍化

康珍化(かんちんふぁ)さんは1979年にアン・ルイスの「シャンプー」で作詞家デビューしました。
作曲家の林哲司さんとのコンビで、数多くのヒット曲を世に送り出しています。

代表作に高橋真梨子さんの「桃色吐息」、中森明菜さんの「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」などがあります。

作曲:羽田一郎

羽田一郎さんは駒沢大学に進学し、軽音楽部ロック研究会に属して久保田利伸さんとアマチュアバンド「HOTTENTOTS」(ホッテントット)を結成しました。その後、久保田利伸さんのバックバンドである「MOTHER EARTH」にも参加しています。

作曲の代表作に高橋真梨子さんの「はがゆい唇」などがあります。

編曲:船山基紀

1974年から作曲家・編曲家として活動を開始した船山基紀さんは、中島みゆきさんの「アザミ嬢のララバイ」でデビューしました。
1977年には編曲を手掛けた沢田研二さんの「勝手にしやがれ」が第19回日本レコード大賞を受賞しました。

代表作にWinkの楽曲、C-C-Bの楽曲、中山美穂さんの「WAKU WAKUさせて」などがあります。

「夏の王様」を聴き直してみて

KinKi Kidsのシングル「夏の王様」がいかがだったでしょうか?
KinKi Kidsには名曲が多く、デビュー曲の「硝子の少年」をはじめ、「愛されるより 愛したい」、「ジェットコースター・ロマンス」、「全部だきしめて」、「フラワー」など、大ヒット曲ばかりですが、個人的には今回振り返ってみた「夏の王様」はTOP3に入るくらい好きな曲でした。

私が感じたことですが、この「夏の王様」と、これ以降に続くシングル「ボクの背中には羽根がある」と「情熱」で、KinKi Kidsの雰囲気が変わった様に思うんですよね。
単なるアイドルではなく、歌手としてアーティストとしてのオーラを放ち始めた様に思います。

KinKi Kidsはジャニーズの中でも永く愛され続けていると思います。それは間違いなく2人の豊かな人間性が成せるワザであり、魅力なんだと思います。

これからもKinKi Kidsのお2人には多方面での活躍をして頂きたいですね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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