長渕剛・歌止めちゃいました!

1980年、ザ・ベストテンに出演した長渕剛さんが、中継先から『順子』を歌い始めると
「ちょっと待って、これは失恋の歌なので手拍子は勘弁いただきたい」
と言いながら、ギターの演奏と歌をストップ。
そばに居た歌手仲間の桑名正博さんやアン・ルイスさんにツッコミを入れ、
生放送中なのに、最初からやり直してしまったのです。
最後までおとなしく聞いていた桑名さんたちは、曲が終わるや否や、
大拍手と声援を送りました。
歌姫・最初で最後の共演


山口百恵さんは1980年10月5日に引退。
松田聖子さんは1980年4月1日にデビュー。
その為ふたりの共演は
たったの1度だけ!
1980年9月、松田聖子さんが『蒼い珊瑚礁』で1位を獲得。
聖子さんがザ・ベストテンに登場した時、山口百恵さんも出演されていました。
時代を代表する2人の『歌姫』が共演した、
貴重な瞬間となったわけです。
松田聖子・駅のホームで熱唱
1981年の『ザ・ベストテン』で松田聖子さんは、
新幹線が停止中の『静岡駅』ホームにて
『チェリーブラッサム』を歌い、
発車寸前に新幹線に飛び乗って
東京方面へ向かいました。
聖子さんを一目見ようとファンが集まり、駅のホームは騒然。
田原俊彦・新幹線の車内で歌う

1983年のザ・ベストテンで、田原俊彦さんは岡山県から東京に向かう
新幹線の車内にて『ピエロ』を歌いました。
新幹線が名古屋駅で停車し、窓越しに歌う田原さんを近くのビルから撮影。
2分足らずの停車が終わり動き出した新幹線の中でも
田原さんは、しばらく歌っていました。
近年では、事故や警備上の問題から絶対にありえない撮影ですね。
松田聖子・男が乱入
1983年歌のトップテンにて、10曲連続『トップ1』を達成した松田聖子さん。
司会の堺正章さんと榊原郁恵さんと話をしている所に
突如、男が近付いてきたのです。
堺さんとスタッフが男を止めに入りました。
動揺することなく、その後、生歌を披露する聖子さん
にプロ根性を感じました。
男を見た瞬間、堺正章さんの表情が豹変。
一瞬の出来事でしたが、堺さんの表情にも驚きました。
中森明菜・悔し涙を流す

1983年1月13日、『セカンド・ラブ』が5週連続1位にランクインされた中森明菜さん。
同曲を作曲した『来生たかおさん』から祝福の電話をもらい、
「今日は風邪で喉を痛めていると聞きましたが?」
と心配されるのですが
「大丈夫です」
とコメントしました。
スタッフからは『口パク』の提案があったようなんですが、明菜さんは
「見ている人に失礼だから」
と拒否したそうです。
風邪の影響なのでしょうか、途中から声が出なくなってしまい
明菜さんは『悔し涙』を流していました。
苦情殺到・とんねるず

1985年10月15日『ザ・ベストテンin静岡』にて、第2位で登場したとんねるず。
客席を通ってステージに上がる演出だったのですが…
観客にもみくちゃにされ衣装がボロボロ。
激怒した石橋貴明さんの興奮が収まらず、観客に向かって
「てめぇら最低だぞ!!」
とステージから暴言を吐きまくり。
石橋さんの態度に
視聴者からクレームが殺到したそうですよ。
失恋?堀ちえみ突然泣き出す!

1985年『リボン』でザ・ベストテンに登場した堀ちえみさん。
歌の途中に泣き出してしまって、歌えなくなる一幕が…
リボンが失恋ソングだったため、
「ちえみちゃん、失恋したんじゃない?」
なんて、囁かれていました。
中森明菜・男が乱入
1988年3月28日、中森明菜さんは、日本テレビ系『歌のトップテン』に出演。
『AL MAUJ』をステージで歌っていると、
突然、男が乱入。
明菜さんに近付きノートを投げつけ
警備員に取り押さえられたのです。
明菜さんは、明らかに男に気付いていたんですけど、最後まで歌われていました。
歌詞を忘れた・南野陽子
1988年11月3日ザ・ベストテンにて、第3位にランクインされた南野陽子さん。
枯葉が敷き詰められたセットの中をロングドレスで歩きながら『秋からも、そばにいて』を歌っていました。
無事ステージにたどり着いたものの、
南野さんは歌詞を忘れて歌えなくなってしまったのです。
しばらくして復活した南野さん。
マイクを握る手を震わせながら歌っていました。
歌い終わったあと
「どうもすみませんでした」
と涙ぐみながら謝罪。
後日談として、南野さんは
『これで歌手生命が終わったと思った』
とコメントされたようです。
この時代のアイドルが『口パク』をしていない証拠ですね。