渡辺篤史の建もの探訪とは?

清水国明さん 無人島のログハウス
建築作品として評価できる住宅を、俳優の渡辺篤史さんが訪問・紹介する番組。
ナレーションも渡辺さんが担当されています。
通常は東京都内もしくはその近郊に建てられた住宅を訪問するが、まれに特別企画として首都圏外の住宅を取り上げることもあります。
番組では、施主およびその同居家族、建物の完成年月、構造、敷地面積、建築面積、延床面積を紹介。番組の最後には物件の間取り図、建築費および坪単価を紹介するが、物件によっては費用が非公開となる場合もあります。
渡辺篤史の建もの探訪|テレビ朝日
訪問者・ナレーション

渡辺篤史(ワタナベ アツシ)
渡辺篤史さんの冠番組で1989年4月の放送から渡辺さんが訪問・紹介を行っています。
渡辺さん自身が建築に深い造詣を持つことから、施主・設計者の建築意図や設計思想にまで踏み込んだインタビューやコメントを行っていて、渡辺さんは先入観を持たないようにするため、事前に資料を見ることなく撮影に臨むそうです。
渡辺さんが絶妙な言い回しで「褒めて」くれるのも見どころの1つです。
裏話
「建もの探訪」は、どんな物件でも必ず渡辺さんが「いいですね~!」と褒めてくれるのがお約束。
以前、渡辺さんが別のトーク番組に出演された時に「建もの探訪」の話しになり、インタビューの方が意地悪な質問で、「褒める所が無かった時はどうするんですか?」聞かれていました。
渡辺さんは困った感じで、「良い日当たりですね~」とか「何とも落ち着きますね~」と言います。と暴露してくれました。
他にも、家主の部屋の紹介が終わった後、渡辺さんが「わかりました」と言うと「次の部屋へ行ってください」という合図だとか・・・
人気があるから長寿番組

1989年(平成元年)4月1日から放送されており、2008年11月30日に放送1000回を達成し、2009年4月5日に放送20周年を迎え、2019年2月2日に放送1500回、同年4月に30周年を迎えています。
ただ関東広域圏では放送時間が早いので見逃す事が多く、私は徹夜や朝帰りした時などやっていると、ついつい見てしまう感じですね。
始まった当初は朝7~9時台だったのに、現在、関東広域圏は土曜日の4:30 ~ 4:55です。
さすがに早すぎる・・・
そもそもは、旅番組?
当初は桜前線とともに沖縄県から北上していく形で日本各地の建築物を訪問する旅番組としてスタートしたが、時折住宅にスポットを当てて紹介する回が好評であったため、住宅専門の番組へ軌道修正したという経緯があるそうです。
テーマ曲
「between the word & the heart -言葉と心-」(小田和正) - アルバム『BETWEEN THE WORD & THE HEART』(1988年3月5日発売)収録曲。番組開始以来、オープニングとエンディングに使われ続けている。
「20年のアルバム」(2008年4月13日の放送から1年間設けられていた、過去の放送をプレイバックする短いコーナー)のテーマ曲は「あなたを見つめて」(小田和正)。
建もの探訪の謎

同じテレビ朝日系列で不定期放送されている『ダウンタウンがキャスターやりますスペシャル』で、松本人志さんが「建もの探訪の謎」というタイトルで「なんで建もの探訪のロケは毎回晴れなのか?」と発言。
これに対し関係者が「渡辺篤史さんが晴れ男だから」という回答をしています。
渡辺さんがロケの時は必ず晴れるのです!
漫画でも

あつし渡辺の探訪びより
漫画家の(故)風間やんわりさんが、この番組を題材にしたギャグ漫画『あつし渡辺の探訪びより』を執筆しています。
この作品は、「あつし渡辺」というキャラクターが一般的なお宅拝見番組では取り上げられないような住宅(暴力団事務所、欠陥住宅、ゴミ屋敷など)を訪問するというもので、単行本には風間さんと渡辺さんによる対談も収録されています。

ものまね
ものまね番組でもイジリー岡田さんや小堺一機さんが時々「渡辺篤史の建もの探訪」をパロったネタを披露されています。
やはり隠れマニアも多いのでしょうか・・・
私も、その一人ですが(笑)
海外放送
因みに、日本国外でも、東南アジアの有料テレビ局 Life Inspired で『House Paradise』(ハウス・パラダイス)と題して放送されているそうです。
音声は日本語のままで、英語・マレー語・中国語などの字幕やナレーションが付くとか。
書籍
最後に・・・

渡辺篤史の建もの探訪 ― ローコスト編 [DVD]
いかがだったでしょうか?
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
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